仕事帰りで夜道を歩いていると
ブーブー♪
携帯のバイブ音が聞こえた
電話だった すぐにでると
ある一言を告げられた
“先程18時27分、頃○○さんが 息を引き取りました”
その瞬間、僕は全てを なくしたように感じた
何も考えられなかった
ただただ、この現実を 受け止めたくなかった
楽屋にいても何もやる気がしない
自分でも気づいている
メンバーと話してても みんなより反応が遅かったり ボーっとしてることが増えたり
でも、このことにずっと 気づいていた人がいた
この頃の俺は、 気づいていた人がいる ことを知らないまま
デビュー日を迎えた
そしてデビュー日
いよいよデビューが発表される
SixTONES vs SnowMan CDデビュー決定!!
キャー!きゃ〜!
デビューはできて嬉しい でも、、
1番伝えたかった人に 直接伝えられない……
こんなにも悲しくて辛かったことは 今まで一度もなかった
僕は溢れそうな涙を必死で抑えた
あぁ、、 僕のデビューは悲しい……
ライブが終わって
僕の1番近くにいた いや、僕の方からそっちへ 近づいているのかもしれない
SnowManメンバーの 目黒蓮という人が
蓮
ラウール
蓮
そう言ってきた だから僕は
ラウール
と言った
仕事が終わってめめと帰っていると
蓮
でも、俺には通用しない
ラウール
蓮
今のままでお前はやっていけないことぐらい
ラウール
蓮
蓮
ラウール
蓮
めめは鼻で笑った
僕が何があったか話そうと 口を開けたとき
蓮
そこまで知りたいとも思ってないし
予想ついてるから
蓮
最初は言わなくていい そう思ってた
でも、どうしてもこの人にだけは 知っててほしかった
ラウール
僕は全てを話した
蓮
まぁ、想定内だったけど
蓮
ラウール
ラウール
デビューのこと伝えられなくて、、
ここにいないことが辛くて悲しくて
ラウール
ラウール
蓮
それだと彼女ちゃんが悲しむよ?
ラウール
蓮
お前が勝手に彼女ちゃんはいなくなったと思ってるだけ。
蓮
彼女ちゃん可哀想だね
ラウール
蓮
蓮
蓮
でも、、、
蓮
蓮
蓮
蓮
ラウール
蓮
ラウール
蓮
そう言って、先にめめは 歩いていってしまった
すると、振り返りもせず
蓮
ラウール
僕はダッシュでめめのほうに走った
僕、このデビュー良かったよ!
今ならそう思える!
だってひとりじゃないってこと 教えてもらった
みんないる! だからこそ
楽しく嬉しいデビューだ!






