居場所

最近人間関係に悩んでたり

なんでもかんでも"受験生だから"で決めつけてきて嫌気がさしてきて

毎晩泣いてるので

ちょっと暗めのお話を書きました

私の考えたお話たちが読んでくれている方々の居場所になれるように頑張ります

辛い時はいつでもお話見に来てくれたら嬉しいです

⚠この物語は青黄です

⚠地雷さん注意

紫くんだけ出てきません許してください

ちなみにすとぷりメンバーの名言もあるので探してみてください

感想も♡もたくさん待ってます！！！

𝗦𝗧𝗔𝗥𝗧

まだハロウィンすら来ていないのに12月並みの寒さが続いている

まあ恋人と呼べる人なんていないんだけどね笑

そんな事実を励ますように耳元では失恋ソングが流れる

その時肩をぽんぽんとされた

片耳のイヤホンを外してもっかい聞き直す

会釈をして帰ろうとしたら急に話しかけてきた

戸惑いながらもイヤホンを片っぽ渡す

絶対失恋した人だと思われてる

僕は何故か鼓動が早まる

そして彼は足早に遠くへ行ってしまった

本当は海で消えるつもりだった

けど何故か今日は行く気になれなかった

こんな僕にも友達はいる

けどきっとみんな僕から離れちゃうから

僕より大事な人ができるから

だから深く関わらないようにしてる

じゃないと離れていってしまったとき泣きたくなるほど寂しいだろうから

みんな楽しそうに友達と話してる

きっと悩み事も吹き飛ぶくらいに毎日が楽しいのだろう

「僕もあんなに笑えたらいいのに」

なんて言っても神様は意地悪だからきっと笑わせてくれない

こんな理不尽な世の中が憎くてたまらない

「いっその事自分の存在を無かったことにできたなら…」

そんなこと毎晩思ってる

急に大声で名前を呼ばれてびっくりした

言えるわけない

どうせみんな優しくしてるのもエゴだから

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

<授業始めるぞ~、席に着け~

<…！！

<…ぅと！！

<黄！！！

<どうしたー？具合でも悪いのか？

<なら良かった、じゃあ問4のー…

放課後

海を見ながらぼーっと考えていた

「消えたいなあ」

この世の中は僕みたいな人を簡単に死なせてはくれない

何故優しくて良い人ほど先に死んでしまうのか

それはきっと神様の悪戯で良い人を自分の近くに置いておきたいのだろう

あっさり見破られた

しばらくの沈黙が続いた

沈黙を破ったのは橙くんだった

その言葉でハッとした

やっぱり僕無理してたんだなあ

その言葉を聞いて真っ先に思い浮かんだのは赤だった

そしてその次が名前も何も知らない道で出会った人。

なんて勢いで飛び出してきちゃったけどどこに住んでるのかも全く分からない

きっと僕が人にこんなに執着するのは初めてだろう

桃くんはにやけて言った

言い返すことが出来なかった

橙くんの言ってたことは本当だった

桃くんの言うことはいつも難しい

だからぼくのこのモヤモヤがいい思い出になるか分からないけど

桃くんの言うことを信じてみるのもありだと思った。

辺りはもうこんなに真っ暗で

どれだけ探しても見つからなかった

行く道中も探してみたけどやっぱりいなかった

というか人気少なすぎて走って海に行った

海に行くと心が自然と落ち着く

海が僕のどす黒い心を浄化してくれてるみたいだ

周りの人達はみんな変わっていってる

なのに僕は変われなかった

どす黒い心が残ったまま

昨日出会った人はどこにいる？

いい加減出てきてよ

伝えたい人に伝えたいことが伝えられないのかなしいよ

やっぱり人間関係は難しい

<あれ？

どこかで聞いたことがあるような声がした

居た

すぐそばに居た

やっと名前を知れた

冗談っぽく言っているけど目は笑ってなかった

きっと悩み事なんてないんだろうな

良い人達に囲まれて育ってきたんだろうな

君には全部お見通しみたい

青さんの考えていることがよく分からなかった

気づいたら言葉が溢れていてもう手遅れだった

なんだか桃くんが言っていたことが少しわかった気がした

翌朝

自分が孤独だと思っても信じてくれる人はいる

本当に大切にしたい人だけを大切にすればいい

きっと無理に色んな人と関わる必要ないよね笑

向き合ってくれる人がいる限り終わらない。