それから4ヶ月
メリーはいよいよ行動に出た
メリー 母
今日はお終いよ
メリー
…はい
既に、メリーの心はズタボロだった
ギィィ…
バタンッ!!
メリー
行った…
ガチャンッ!
メリー
ドアくらい…開けれる…
ギィィ…
メリー 母
はぁ、疲れたわ…
メリー
私も…疲れた…
メリー 母
!?
メリー 母
メ、メリー!?
ゴンッ!!!
鈍い鈍器の音は、廊下中に響き渡った
メリー 母
ァ゛ッ……!?
メリー 母
ガクガク…
メリー 母
ァ、アガ…!!?
この時、メリーは困惑していた
メリー
ふ、ふは…!
メリー
きゃははははは!!!!
初めて感じる愉悦に
ゴンッ!ゴンッ!ゴンッ!
メリー 母
ァ゛ッ………
ゴンッ!ゴンッ!ゴンッ!ゴンッ!ゴンッ!
グチャ
メリー
…ふぅ
メリー
振りすぎて腕疲れちゃった
メリー 父
なんの音だ!!!
メリー 父
な、メリー!?
メリー 父
ハッ…!!
メリー 父
██!!!
メリー 父
おい!目を覚ませ██!!
メリー
…静かにして
メリー 父
は?
メリー
静かにしないと…
メリー
お姉様が起きちゃうでしょ?
メリー 父
何、言って…
ジャラジャラ…
メリーが手に持っていたのは鞭
かつては時分に振り下ろされていた鞭であった
メリー 父
な、何をする気だ…!
メリー 父
やめろ、来るな!!
メリー
どうして、逃げるの?
バチンッ!!
メリー 父
あ゛ァ゛ッ!!
メリー 父
くそっ!クソっ!!!
ガシッ
メリー
捕まえた…♡♡
メリー
動かないでね♡♡
メリー 父
や、やめ…
ギュゥゥゥ…
メリー 父
グッ…ゔぁ゛ッ…!?
鞭は振り下ろすのではなく
首を絞めていた
メリー 父
カハッ…!
メリー 父
や、やめ…
グググググ…
メリー 父
ァ゛ッ!
メリー 父
クハッ…カハッ…
スンッ…
メリー
あれ?
メリー
お父様?
メリー
…動かなくなっちゃった♡
メリー
後は…お兄様…♡
メリー
(違う、何か違う…!)
メリー
(私は、お父様は殺してない!)
メリー
(この過去…何かおかしい…!)
余計な事は考えないのよ
メリー
(黙れ…!!)
メリー
(私に…!変な過去を…!)
メリー
見せんじゃねぇぇ!!!!
パリンッ!!!
あら、目が覚めちゃったかしら?
メリー
うるせぇ…
ふふっ…残念♡
もう少しだったのに
メリー
追憶なんて…クソ喰らえ
メリー
ん…
ニコライ・スーフ
!!!
ニコライ・スーフ
起きた!!!
ニコライ・スーフ
良かったぁ…
メリー
ニコライ…どうしたの?
メリー
何かあった?
ニコライ・スーフ
…?
ニコライ・スーフ
戻った…?
ニコライ・スーフ
いつものメリーに、もどった!
メリー
なんだか、長い夢を見てた気分
ニコライ・スーフ
急にナイフ持って殺しにくるからビックリしたよ
メリー
あはは!
███島メモ
記憶の恐怖 メモリーオブフィアー
取り憑いた人に過去の自分を憑依させることができる
偽りの記憶を見つけ出し目を覚ますことで
撃退可能