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◯◯

なんか、雪降ってる

りん

見ればわかる

◯◯

てか、なんで降ってんの!
まだ3時じゃん!
5時からって聞いたのに

りん

◯◯、それ、昨日の

◯◯

え?

りん

今日のニュースで新しく
言ってた

◯◯

うそ、

バッ

◯◯

じゃじゃーん!

りん

え、うそ
◯◯が傘持ってる!

◯◯

いや持つよ笑

いつも傘忘れてビショビショで 帰るけども!? バカにしすぎだわ笑笑

傘のおかげで大胆に濡れることなく 走ってもないから いつもに比べたら まぁー、楽よ。笑

◯◯

さっむい…やっと着いたぁ…

……ない。ないぞ?鍵が

◯◯

どうしよ…

ここは住宅街のど真ん中。 おまけに田舎。 コンビニもカフェも、近くにはない。 かと言っておにぃに電話かけて 迷惑かけるのも気が引ける。

今…3時半…… たしか今日、優太にぃ5時に 帰ってくるとかなんとか 言ってたような… 1時間半ぐらいなら大丈夫かな。 ここ座っとこ。

3時45分… 4時10分… 4時40分… 5時15分…

時間が経つにつれて寒くなっていって もう辺りは真っ暗。 それに雨も横殴り。

完全にびしょ濡れで、寒くて寒くて 凍えそう。 体の震えなんて全然おさまんないし 視界がぼやけてきた。

今日5時には帰れそうって 言うてたやん優太にぃ… これ…怒られるな… なんて思いながら意識が 途切れかけた時、優太にぃの 声が聞こえた気がした。

優太

◯◯?!なにしてんの?
こんなとこで…
冷たっ…

◯◯

……っに…?ハァ

優太

◯◯?わかる?優太にぃの声が
聞こえたら
お手手ギュッってして?

ギュッってしたいのに、 力が入らなくてちょっとしか 動かせなかった。

優太

意識あるな…電話電話…

◯◯

……かえ…り…ハァッハァッ

優太

ん?どした?

◯◯

ゆた…に…ハァッか…えり…ハァッハァッ

優太

っ!…お前…
あ、もしもし紫耀?

電話しながら肩とか頭とか顔とかを 大きな手で撫で回してくれるの。 安心するなぁ… 眠くなっちゃう…

優太

◯◯!眠いかもだけど我慢して!
今から紫耀のところ行くから。
抱っこするよ?

◯◯

……やぁ…ハァッ

優太

よいしょっ

優太にぃが着てたコートで ぐるぐる巻きにして、 車に乗せてくれた。

◯◯

やら…やぁ…ヒック、ハァッ

優太

うんうん、◯◯、しーしとこっか
大丈夫だからな。

病院に到着したみたいで、 意識が朦朧とする中 まだ優太にぃに抱えられる感覚が

優太

着いたよ、抱っこするね?
◯◯まだねんねしないよ〜

◯◯

ん……ぁ…ハァッ

紫耀

◯◯!!

優太

紫耀、やばい。

紫耀

……まじかよ…
電気毛布あるから
服脱がせてそれでくるんで
持ってて。
すぐ苦しいのとってあげる
からね〜

優太

了解

歩きながら話してるのが聞こえる。

お医者さんだなぁ…

優太

◯◯、ここゴロンしよっか
嫌かもしれないけど、
濡れちゃってるお洋服
脱がせるね?ごめんね

◯◯

ハァッハァッ…だぁ…

紫耀

やばいな、体温は?

優太

まだ。毛布くるむよ〜

紫耀

計るわ。◯◯、ピッピするね〜

◯◯

ぁ…や……

紫耀

だーいじょぶ、いつもと一緒ね〜
◯◯、ちっくんさせてね。
お手手かりまーす。

◯◯

…っぁ…

紫耀

……ん、おっけ〜

ピピピピピッ

紫耀

体温計取るね。…33.1
ぎり…

優太

意識も…あるな。

◯◯

んっ…泣

優太

挿管…しなくて平気かな

紫耀

だな……よかったぁ…

◯◯

これっ……やぁっ…泣

紫耀

これまぁだ。

意識がはっきりしてきたと同時に 眠気に襲われた。

優太

眠いねぇ、ねんねしよっか(撫

◯◯

んん…

紫耀

疲れたね、頑張ったね(撫

優太にぃが頭なでてくれて、 紫耀にぃがトントンしてくれて。 安心したのか、疲れがドっと出てきて そのまま眠りについた。

目が覚めると、家とは違う 見慣れた景色が広がってて まだ病院なんだと知らされた。

◯◯

はぁ…

紫耀

◯◯ー起きるよー!って
起きてる。笑
おはよ(ポンポン

◯◯

はよぉ…

紫耀

お熱計りまっせー

◯◯

いや。

紫耀

◯◯に拒否権ありませーん
はい、首元開けるね〜

◯◯

っ…

紫耀

いつもと一緒。ピッピね。
痛くないからね(撫

優太

◯◯起きたー?あ、起きてる笑
なんて顔してんの笑笑

◯◯

……やなんだもん…( ー̀ н ー́ )

紫耀

はいはい笑

優太

元気そうだな。一安心。

ピピピピピピピッ

紫耀

昨日はどうなる事かと思ったよ
お嬢さん笑
いくつかな〜…ん。
大丈夫そうだね

◯◯

…ごめ…なさい……

優太

そうだな〜、なんで電話
かけてくれなかったの?

◯◯

迷惑…かけたくなくて…

紫耀

けど?

◯◯

けどそれがっ

紫耀

うん

◯◯

もっと迷惑かけちゃったっ…グスッ

優太

うん、昨日の○◯は判断
間違えちゃったな。
忘れちゃったら忘れたーって
一言言ってくれるだけでも
違うから。

◯◯

コクッ

紫耀

遠慮しなくていいんだからね?

◯◯

はい…

紫耀

ん、もうこの話おしまいね!
もうちょっとここでねんねして
帰ろうね(撫

優太

安静にしといてね?

◯◯

……はぁい…

昨日の私はほんとアホでした。 ごめんね。

King&Prince医療系妄想ストーリー

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