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# 14 . 誘拐
今日はようやく三人が 紫先生に会える日
やっぱり一番 嬉しそうなのは橙くん
橙
橙くんは 補聴器をつけてない時の 僕を呼ぶ合図は 僕の白衣の裾を引っ張る
引っ張られたら 僕は後ろに振り返る
青
なるべく笑いながら
橙
青
橙
青
青
橙
青
ちっちゃくガッツポーズしてるの ちゃんと気づいてるよ
桃
桃くんが筆談用ノートに書いて 嬉しそうに持ってくる
橙
目を活き活きさせながら 筆談用ノートに書き込む
桃
桃くんもだいぶ嬉しそう
コンコン
ノックの音がする
桃
桃
青
この雰囲気なら紫先生と思うけど でも紫先生はノックなんてしない
橙
桃
桃くんは嬉しそうに頷く
橙
橙くんは小走りで 部屋のドアを開けようとする
でも僕は直感で 紫くんじゃない気がした
僕は走り出した橙くんを 止めようと手を伸ばすけど
青
僕の叫びは、手は 今の橙くんに遠く届かない
橙くんはドアを開けてしまった
そこから先は地獄だった
ガタイのいい男が三人入ってきて 一人が橙くんと桃くんを抱えて 一人が赤くんを抱えて もう一人は僕を銃で脅した
抵抗した結果僕は発砲されて 運良く避けたけど腕に掠った
桃くんはガタイのいい男と 発砲した銃の大きい音で パニックを起こしていた
赤くんは多分怖すぎて 体が硬直して動いてなかった
橙くんは何が起こったのか 理解できない表情をしていた
そして三人は 連れていかれてしまった
完全な僕の失態だ
黄
僕は四人がいる あの病室へ走った
無事でいることを願って
コメント
5件
続きが見たァァァい💧
んーー続きが早く読みたすぎる🥺🥺