幼なじみ。

深澤くんが真剣な顔で聞いてきた

深澤くんについて行くと 資料室らしき部屋に着いた

深澤くんの顔から笑みが消えた

翔太はわざわざ深澤くんに 連絡してたの？！

聞いた瞬間びっくりした

まさか深澤くんが…

顔を赤らめて笑う深澤くん

振るって言ってもどうやって… とりあえず自分は翔太が好きだということを初めに伝えようと思った

深澤の家

早速レポートに取り掛かった

みんな阿部ちゃんに手伝ってもらいながらレポートを進めた

携帯の画面を見ると 「翔太」の2文字

強がって お迎えいらないって言って 切ってしまった

みんな不安そうな顔をして レポートを書き始めた

多分1時間はとっくに過ぎた

深澤くんによると 途中で寝ちゃってたみたい

荷物をまとめてダッシュで玄関に 向かった

人通りの少ない住宅街を走る

暗くなり気温も低くなっている なんかだんだん不安になってきた

翔太にお迎えいらないって言ったこと を今になって後悔した

耐えきれなくて 結局翔太に電話した

頼む前に聞いてくれた

居場所を伝えた

翔太side

迎えはいらないと 言われ電話を切られた

どうせ後になって 電話で言ったこと後悔して 「迎えにきて」なんて 言ってくるだろうと思い 連絡しなかった

1時間半くらい経った

帰って来るのが遅く、連絡もしてこない

まさかまじで1人で帰ってる？

なんて思っていたら

〜〜♪

着信音がなった

画面を見れば ○○からだ

鼻で笑った

予想通り迎えに来てくれって言われた

すぐに準備してダッシュで ○○の所へ向かった

翔太side end

息が切れていた

「ん、」とか言いながら 腕を出してきた 手を繋ぎたいのかなと思い 翔太の手をゆっくり握ってみた

翔太はニッコリしながら 私の手を握り返してくれた

翔太の手はものすごく暖かかった