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ふまじめな私が真面目な恋をした。 part13

今日は初めての2人っきりのデート 一度だけ、じゃぱのあ達と一緒に出掛けたときあったけど カップルじゃなかった。だから今日はめっちゃ緊張してます!

えと

ーハァ

真冬は口からでる白い息に頼る でもそれだけじゃこの赤みはごまかせない だからマフラーで顔を隠す 顔が赤いのバレたくないから…/// 温まるしちょうどいい

すると私の前に少し大きな影ができた

なおきり

顔が見えないでしょ笑

私のマフラーを下げて少し困り顔で彼は言う この前の告白の時恥ずかしいからって暗闇でやったくせに…///

えと

なおきりさんも人のこといえないでしょ…?!

なおきり

僕はいいんです!

えと

なにそれ笑

無理やり押し通したけど… それもまたなおきりさんの面白いとこ

なおきり

いこっかニコッ

えと

うんニコッ

文化祭の時とは別に遠慮なく繋げる この手は暖かくて大きくて安心感がある。 手と手を慎重に絡めてくるなおきりさんはなんだか愛おしい

今日は、夜の猫カフェに来た ここはこたつで温まりながら猫達と触れ合えることが出来る 寒がりな私にはちょうどいい

にゃぁー

こたつに入ってすぐに黒い猫がなおきりさんの 膝元に座った。手も体の下にしまいこんでとても安心しているみたい。 ちょっと羨ましいかも

なおきり

安心してるー可愛い♡

えと

だねー♡

黒猫に癒されていると もう一匹私の近くに寄ってきた。

ミャー

えと

まだ、小さいのかなぁ…可愛い♡

そっと頭を撫でようとしたら

ミャ?!

ミャー💦

えと

あ!逃げちゃった…

震えてどこかに逃げてしまった… 不真面目オーラが出てしちゃったからかな 元々動物に好かれる体質じゃないからなぁ

なおきり

元ヤン…ボソッ

えと

あ?

えと

(ギロッ

えと

うるさいなぁ!もともときつい顔なの!悪かったね!

思わずそっぽを向く。

すると、トサッと近くに座る音がした。なおきりさんだ さっきまで間隔があった肩同士が急に触れ合った

なおきり

ほらっ

えと

え…?

なおきりさんは私の手をとって、黒猫の頭にのけた もふもふで温かい。夢中になって撫でる

えと

触ったの初めて…

なおきり

ほんと?

えと

…うん

なおきり

じゃあ僕がえとさんの初めて奪っちゃったんですねニヤッ

それがまた別の意味に聞こえてブワッと顔が赤くなる

そんな楽しい時間もあっという間に過ぎて…

猫と遊びながら、自然に会話がはずんで楽しくて 思わず笑顔で

えと

こんな時間がずっと続けばいいのにねニコッ

なおきり

…うん、

なおきり

そうだねニコッ

なおきりさんは優しく微笑みながら「また来ようね」そうつぶやいた 少し曇りのある笑顔だった

えと

ねぇ、なんでっ

店員

お客様、間もなく終了五分前となります!

なおきり

分かりました!ありがとうございます!

えと

お会計いこっか

なおきり

僕払っとくんで、先出てて下さい!

えと

いいの?!ありがとう!

なおきり

いえいえニコッ

お店を出てもあの笑顔が頭のなかで引っかかる

なおきり

あーもうちょっと猫達と触れ合いたかったですねぇー

そういってなおきりさんは、さっきと同じ顔をした そうか、なおきりさんって猫めっちゃ好きなんだ だからあんな顔して

えと

今度はもうちょっと早くいこうね!

少し胸がホットした だからか、無性になおきりさんに甘えたくなってきた

えと

なおきりさん頭撫でて♡

なおきり

え…///なんですか?急に

えと

なおきりさんが猫の頭ばっかり撫でるからっ!

なおきり

もー///嫉妬ですかー?♡

そういって優しく頭を撫でてくれた

えと

嫉妬だよ~ッ♡

いつもより強く組んだなおきりさんの腕は 少しばかり細くなった…気がする なんでだろ

えと

(ま、いっか♪)

ふまじめな私が真面目な恋をした

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