主
主
主
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主
主
主
主
主
主
地雷の方はここでまたね!!
START
俺の名前はうり
今年で17だ
昔からピアノを弾くことが好きで、今日は昔父から聞いた"秘密のピアノ"を探しに来た
父は厳しい人で、完璧主義者の様で、俺とは正反対だった
ピアノを始めたのは父の影響だった
父に何度も勉強を教わったが、全く上達しなかった
それは父の教え方が悪かったのではなく俺がやろうとしていなかったからだ
俺の立場で言えることでは無いが、父はプロ並みに教え方が上手い
だが、ピアノだけは真剣に取り組んだ
父のピアノは力強く、一つも隙がなく、美しく、儚かった
父の手が好きだった
父の手は鍵盤を叩くのではなく、鍵盤と会話する様だった
そんな父が先月亡くなった
元々持病があったし、体も弱かった
いつか来ると分かっていたけれど
いざその時となると涙は止まらなかった
父のあのピアノはもう聴けない、あの手はもう見えないそう思うと胸が苦しくなる
そこから俺はピアノに触れなくなった
でも今日の朝ふと思い出した
昔父から聞いた"秘密のピアノ"
森の奥の塔の中に一つのグランドピアノがあるそうだ
父はよくそこでピアノを弾いていたらしい
荒れた山道をひたすらに駆け上る
塔に着いたと同時何かが聴こえてくる
ピアノの音色だ
この音色聴いたことがある
父だ
父の音色だ
俺はその音色の元へ走って駆け寄る
見えた
そこには美しい青年が椅子に腰かけてピアノの音色を奏でていた
青年は俺の足音に気づき、音色は止まる
そして、ゆっくりと俺の方を見る
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顔立ちがとても良く、綺麗だった
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彼はそう微笑んで誘ってきた
その微笑みはとても優しそうだけれど、とても悲しそうだった
彼と一緒にピアノを弾くと思い出す
父とのピアノのレッスン
初めて会ったばかりの彼に俺は興味を湧かせていた
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すると、彼は小窓から指さした
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その日は彼と手を振って終わった
主
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コメント
2件
ばななさんの作品今までテラーで見た中で1番好きかもしれないまじで