白
おはよう、なの!赤!
黒
…
赤
…おはよう?ってか、アンタ誰だよ…
赤は、気がつくと見覚えの無い場所にいた。彼の眼の前には、白と黒がいる。
白
赤には下界の統治を任せるなの〜♪♪
黒
ん
赤
…下界?
そこまで考えて、赤は徐々に記憶を思い出していく。
外界とは、この空間ーー神界ーーとは別の次元に存在している世界の事だ。そこには、大地があり、空があり、太陽がある。 この黒一面の何も無い神界とは、大違いなほどーー美しく騒がしい場所だ。
赤
…あぁー、何で俺が?
白
赤がはじめに生まれたからなの〜!
黒
ん
赤
…マジですか、、
赤は、やっとすべての記憶を思い出した。
と、いうのも当たり前である。 赤は、つい先程、この神界にて、黒と白に生み出された存在であった。 そもそも、頭にある記憶は、白と黒に与えられたものなのだ。 自分の記憶として、思い出すのに時間が掛かるのも当たり前である。
赤
「俺たちの同族」を増やすって事ですね?
赤
でも、相手も居ないのにどうやって…?
白
大丈夫なの〜!
白
下界には、もう青がいるなの〜!
赤
…ちなみに、強制ですか?
白
断ったら、56すなの〜!
黒
56す
赤
めっちゃ物騒ですねっ!?
赤
わ、分かりましたよ……
白
行ってらっしゃいなの〜!
黒
いてら
次の瞬間、赤の足元にぽっかりと真っ白な穴が開いた。
赤
っぁ
赤の体が急速に、重量に捉えられて穴に落下した。
赤
くぁwせdrftgyふじこlp!!??