たんぽぽ
たんぽぽ
はぁ・・・
朝になった。
いつもの、私の部屋。
たんぽぽ
・・・だる
私は、学校をサボった。
すると、誰かからメッセージが来た。
よつばだった。
小6なのに、スマホを持ってるとは・・・ちょっと驚いた。
・・・なんだろう。
よつば
たんぽぽさん
たんぽぽ
・・・なに?
たんぽぽ
てか、たんぽぽさんって何
たんぽぽ
普通にたんぽぽでいいんだけど
よつば
あ、すみません
よつば
えと・・・じゃあ
よつば
たんぽぽ先輩!
たんぽぽ
・・・まぁいいや
たんぽぽ
で、なんの用?
よつば
・・・あ、えっとー
よつば
その・・・昨日はありがとうございました!
たんぽぽ
・・・昨日?
たんぽぽ
あぁ、別にいいよあんくらい
たんぽぽ
勝手に連れ出したのは私だし
よつば
あの・・・
よつば
今日、学校はお休みですか?
たんぽぽ
・・・何で?
よつば
学校・・・もう始まってる時間なので
たんぽぽ
なに、まさかアンタ学校?
よつば
あ、いえ・・・休みました
よつば
それで・・・えっと
よつば
勝手なこと言ってしまうのですが
よつば
私と、一緒に住みませんか?
たんぽぽ
・・・は?
たんぽぽ
一緒に住むって・・・
よつば
・・・いきなりごめんなさい
よつば
でも、私
よつば
親と一緒に居たくないから・・・
よつば
家出、ってやつです。
よつば
だから、たんぽぽ先輩がよければなんですけど・・・
たんぽぽ
・・・私も
たんぽぽ
別に親には好かれてない
たんぽぽ
学校の人達にも・・・
たんぽぽ
だから、家出ぐらいなら手伝ってあげる
たんぽぽ
私、家出常習犯だから、安心しな
たんぽぽ
・・・一緒に行こ
よつば
あ・・・ありがとうございます!
よつば
一緒に・・・行きましょうか!