司
あ、ッ…類が、悪いよなッ、?
司
そうだよなッ、俺は悪くない、悪くない…ッ、
何度言い聞かせてもダメだ。俺が悪いんだから。
司
…俺が類を狂わせたッ、、初めから大人しく類の元に行ってれば…、
司
類以外と話さなければ…ッ、
司
…ごめんなさいッ、類…ッごめんなさいッッ、
咲希
ガチャ ただいま!
司
あ、咲希、!
咲希
はい!これ頼まれてた物!
司
ありがとうっ!
咲希
お兄ちゃん…涙目だけどどうしたの、?
司
…、ッ
咲希
何かあったんなら…できる限りは力、貸す!
司
…ッ、あの、類のことッ考え、ちゃって、
咲希
うん、
司
類が狂った原因…ッ全部俺にあるなって…ッ
咲希
…、
司
もう関わっちゃいけないって思うけど…考えちゃいけないって思うけどッ、!
司
考えちゃうの。
司
…、
咲希
お兄ちゃん
咲希
これは、だれも悪くないんだよ、
司
…ぇ、?
咲希
お兄ちゃんを監禁したるいさんは、1人が嫌でもう方法がこれしか無かったの。
咲希
監禁されたお兄ちゃんはあいつを殺せ!とか、お前は一人で十分だ!とかっていう、辛い言葉、掛けなかったでしょ?優しく寄り添ってあげたでしょ?
司
…ぁ、ぁ、…ッ
咲希
大丈夫、大丈夫!ギュ
司
咲希…ッ、人殺しにそんな優しくしちゃ、ッ
咲希
人殺しでも関係ない、ちっちゃな頃から寄り添ってくれた大好きなお兄ちゃんに次寄り添ってあげるのは、アタシ。
司
ッ、、やさッしいなぁ、…ポロッポロ
咲希
、お兄ちゃんらしくないなー!
司
たまには、いいだろ、!ポロッポロ
咲希
あはは〜!
司
ふっ、ははは!
咲希
笑っちゃって〜!
司
なぬっ、!笑ってもー、いいだろー!
咲希
ソウダネー
司
棒読みすぎて信じられないぞッ!?
暖かい日常が好きだ。
やっぱり、
暴力を受けたりしない、優しい家にいるのが好きだ。
もうこれからは、絶対関わらない。類とは
オレを汚れてない愛で愛してくれるのは、咲希や冬弥。
司
ふふっははは!!
咲希
すごい笑うね〜!ッw
司
咲希も笑ってるぞ…w
もう、黒く濁った愛には触れない