璃空
ざわざわざわ、と一瞬で教室は どよめきに包まれる。
璃空
璃空
私はゆっくりとドアへと歩き出す
璃空
何も知らないピュアな笑顔で、
私は" 灰谷 蘭 "さんを出迎えた。
蘭
蘭
蘭
蘭
璃空
再び教室にはどよめきが走った。
なぜあんなでかい声で言ったのだろうか
璃空
璃空
蘭
璃空
いつも此奴のせいでストレスが溜まる...
璃空
追い払うように
私は満面の笑みで伝えた。
蘭
璃空
面倒くさ、
璃空
これが疲れんだよ...
お兄ちゃんは顔もいい上スタイルもいい
だからあんなにモテんのかなぁ
璃空
璃空
途端に離れていく周りの人々。
私には興味が無いのだと 思い知らされる時間だ。
きっと「役たたず」と、 陰で言われているのだろう
璃空
もしあんな奴と兄妹でなければ、
こんな使われ方しなかったのではないか
そんなありもしない願いを、
私は脳内に閉じ込めた。
璃空
璃空
璃空
ひとしきり深呼吸が終わったあと、
天を見上げる。
けれど目に映ったのは、
憎たらしい程青い空だった。
璃空
昔この場所で、男の子に出会った。
その子は銀髪の髪に
特徴的なピアスをつけていて
とても....
とても瞳が綺麗だった。
璃空
再度また天を見上げる。
視界に入ったのは、白い満月。
璃空
ふと、空に手を伸ばしてみる。
宙に浮いているそれを、 とても特別なものに思えたから。
カチャン )
気づけば私はフェンスに乗っていた。
吸い寄せられるように
私の手はそれを捕まえようとする。
気づけば、私のお尻は フェンスから外れていた。
璃空
「落ちるっ...」
私は咄嗟に目を瞑ったが
幾ら経ってもなんの痛みもない。
そんな時...
「 カランっ 」
ひとつの、鈴の音がした。
璃空
死んでもいいと思った。
消えたいと思った。
この機会に、...もう。
でも、
イザナ
璃空
鈴の音と共に、
私の世界は一瞬で色を取り戻した。
♡= 20
コメント
5件
まさかの蘭ちゃんですか!! え、すごい神ネタがいくつも入り組んでる✨✨これは神作決定間違いなしですね💕︎👏
1コメGET! 最初の人蘭だったんだ…笑 でも璃空ちゃん嫌がってた() 蘭あんなでかい声で「生き別れの兄妹」とか言ったらダメだぞ〜!!!璃空ちゃん傷付くぞー!?それでも兄妹って言えるんかy((((((←そんな文句言うな作者様に失礼だろ 璃空ちゃん最後死のうとしてた?! ダメだよ?!?!璃空ちゃんは僕のものだよ!!蘭の代わりになってあげr((((((殴 てか最後の人マイキーかと思ったwイザナだったw