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亜子。小学2年生
男子
亜子
男子
亜子
男子
あははははは~
亜子
わたしは小学生のころ、自分のしゃくれた顎をからかわれながら過ごした。
そのたびに落ち込んで、このままじゃだめだ。 もっと強くならなきゃ。と思い続けていた。
そう、わたしの最大のコンプレックスは......。 このしゃくれ顎だ。
亜子
高校入学式。 儚な気に桜が散りしきる中、わたしはあなた......。橋本聖亜に出会った。 風になびく長い髪。 丁寧に一歩を踏み出す細い足。 光輝くオーラをまとった天使のような横顔。
亜子
それはきっと、彼女といれば、自分自身を変えられると直感したから。 自信が持てるようになるって、そう思ったから。
亜子
その日から、あなたはわたしにとっての”希望”になった。
亜子
亜子
小町
礼紗
亜子
とはいいつつも、嬉しかった。 だけど、それを隠しながら平気な顔をした。
佐伯先輩
亜子
わたしはあまり乗り気でない雰囲気を出した。 褒められたのは嬉しかったけど、入るかどうかって聞かれたら、すぐには返事ができなかったから。
亜子
小町
亜子
亜子
きゃはははは......
亜子
窓から声のする中庭の方を見下ろしてみると、 七、八人の女子生徒達が集まって、楽しそうにはしゃいでいる。
亜子
流賀
亜子
流賀
亜子
流賀
亜子
流賀
亜子
流賀
亜子
流賀
亜子
流賀
亜子
流賀
亜子
なんだかすごく、心がウキウキした。 嬉しいな......しかし、そのとき......
ばたばたばた......
亜子
小町
彼女は菊田小町。 155cm 元気っこ。 成績優秀。
小町
礼紗
彼女は滝川礼紗。 167cm。 モデル体型。 男子に人気のある美女。 黒髪ロングのストレートヘア。
亜子
小町
礼紗
小町
小町
亜子
礼紗
小町
礼紗
わたしたちはいつも通りに 途中まで一緒に帰った。
小町と礼紗と三人でいると、家に帰ったときの辛い気持ちさえも忘れられる。
亜子
そう、わたしは家族とうまくいっていない。 毎日、父親と妹が怖くてたまらないのだ。
家についてみると、父親と妹がリビングでテレビを見ていた。
亜子
わたしの心はブルブルと震え出した。
亜子
父親 正彦
中西正彦(父) 43歳 185cm 一重、キツイ顔。 高校教員。
亜子
わたしは自分の部屋へ向かおうとした。しかし......。
父親 正彦
亜子
亜子
父親 正彦
亜子
父親 正彦
亜子
父親 正彦
亜子
父親 正彦
わたしは肩をガックリ落としながら、階段を上った。
忍
中西忍 中三。 低身長。 弓道部。 非常に気が強い。
亜子
忍
亜子
忍
亜子
もうこれ以上はしんどいと思ったから、 逃げようとした。しかし
忍
亜子
忍
亜子
亜子
涙が出てしまって、自分の部屋の机の上にあったボックスティッシュで 涙と鼻水を拭く。
辛くて仕方ない。 誰かに、助けて欲しい......。
亜子
わたしは亡くなった母の仏壇がある部屋へ向かった。
亜子
見てて!わたし、絶対強くなるから。 顎のコンプレックスも克服するから!