コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
今日は朝から熱っぽくて、とても体がダルかった
周期的にも"そうかな?"とは思っていたけど...
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
今、この場に番が居ない事がこんなにも不安で仕方ないなんて
帰ってきたらすぐに愛してもらえるように、もう準備は済ませてあるのに
私の番はまだ帰って来ない
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
集めた番の匂いがする物に囲まれて、私はジクジクと体中を蝕む熱に涙を流して静かに耐えた
すっかり遅くなってしまった
今日に限って飛び入りの会議が2つも入るとは最悪だ
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
玄関から寝室まではそこそこ距離があるが、玄関の前に立っただけで中の匂いが漂っている
深く息を吐き、ガチャンッと玄関の鍵を開けた
瑠櫂に発情期が来ているのは今朝の匂いで分かっている
なんなら2日前くらいから匂いが濃くなっていた
正式に番となってから発情期を迎えるのは3度目になる
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
発情期を迎える度に瑠櫂の匂いは酷くなっている
落ち着いて着替えをする余裕は無く、廊下に鞄や靴下、ネクタイ、ジャケット...と歩いた道を示す様に脱ぎ捨てていった
匂いで...フェロモンで感じる
"俺の番が呼んでいる"
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
瑠櫂の匂いに近付く毎に、理性が削られていく感覚が腹立たしい
寝室の扉の前に立つと、瑠櫂の匂いの濃さに圧倒されてしまう
この匂いを自分1人だけのものにして本当に良かったと思う
他の奴が瑠櫂の匂いに反応しているなんて、考えただけでもイライラする
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
一応声を掛けたが返事は無い
仕方ないか、とドアノブに手を掛け扉を開けた
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
寝室の中はめちゃくちゃになっていた
どこから持って来たのか分からないが、服や鞄や靴まで集められている
普段読んでいる本や予備の眼鏡等も置いてあった
本物の俺の匂いに反応したのか、ベッドの上の服の山がモゾッと動いた
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
少しずつ服の山を崩していく
数年前に買ったYシャツを退けた時、瑠櫂のふわふわとした髪の毛が見えた
くしゃっと頭を撫でてやると、瑠櫂はゆっくりとこちらに顔を向ける
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
ふにゃりと表情を歪めて瑠櫂はガバッと勢い良く抱き付いてきた
泣きじゃくる瑠櫂の背中を撫でて宥めるが、項が近くてこっちも余裕が無くなってしまう
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
グリグリと肩に額を擦り付けられる
瑠櫂が頭を振る度に、匂いが広がって堪らなくなる
瑠櫂を自分から離して、涙でぐっちゃぐちゃの顔をその辺の俺の服で拭った
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
番に会えたからなのか、瑠櫂は取り乱さずに落ち着いている様に見える
帰ってくるのがもう少し遅かったら、もしかしたら爆発した瑠櫂に襲われていたかもしれない
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
自分の作った巣が上手く出来てないと思っているらしく、瑠櫂は申し訳なさそうに肩を落とした
そんな姿を、どうしようもなく可愛いと思ってしまう
こんな立派な巣作りする奴は中々居ないと思うが、瑠櫂にはそれが分からないらしい
瑠櫂の手を取って、その甲に軽いキスを落とす
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
瑠櫂の顔が真っ赤になるのと同時に、ぶわっとフェロモンも溢れ出る
ギュッと瑠櫂の手を握り、迫る様にして口付けた
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
そのまま瑠櫂をベッドへ押し倒し、舌を差し込んで深く唇を合わす
唾液と共に番のフェロモンが流れていく
そのおかげで、瑠櫂の目がどんどん蕩けていた
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
瑠櫂は言葉を濁して目を伏せる
繋がっている手をギュゥッと握り返された
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
あぁ、ダメだ
目の前のΩを...俺の番を...
俺の瑠櫂を、孕ませたくてしょうがない
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
瑠櫂にあてられて意図せずフェロモンが出てしまう
間近で浴びる番のフェロモンに、瑠櫂はブルルッと体を震わせた
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
1度欲を吐き出してしまったからなのか、瑠櫂はさっきまでと雰囲気が変わっていた
それが匂いで分かる
"早く中に挿れろ"と、半ば脅されている様な気分だ
瑠櫂は俺のシャツを着ていたらしく、サイズの合わない服の隙間からチラチラと白い肌が覗いている
下は何も履いていないようで、先程出した欲液がトロリと太ももを伝っていた
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
服を脱がそうとすると、瑠櫂は素早く抵抗した
脱がされないように服の襟をギュッと握っている
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
一瞬の隙を見て服を瑠櫂の顔が隠れるように頭まで引き上げる
瑠櫂はわたわたと暴れるが、慌てすぎて中々抜け出せないでいた
そんな瑠櫂を他所に、露わになったへそにチュッと触れる
すると、暴れていた瑠櫂はビクッと動きを止めた
ベロッと白い肌に舌を這わす
咄嗟に瑠櫂が足を閉じようと動かすが、間に俺が居る為失敗に終わる
甘い匂いに誘われる様に、少しずつ顔を下げていく
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
グイッと瑠櫂の両足を持ち上げ、よく見えるように開かせた
まだ触ってもいないのに、瑠櫂の中からドロドロと愛液が流れ出している
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
気の抜ける声を出す瑠櫂
見られている事に興奮しているのか、瑠櫂の入口は誘う様にヒクついている
その誘いに乗ってやろうと、顔を近付けてふっと息を吹きかけた
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
溢れる蜜をベロッと舌で掬い取る
急に舐められて驚いたのか、キューッと入口が閉じてしまった
それを解す様に、舌で愛撫を続ける
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
舐めて綺麗にしても、いくら飲み込んでも次から次へと瑠櫂の愛液は溢れ出してくる
少し緩んできた窄まりに、遠慮無く舌を捩じ込んだ
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
持ち上げられた足を踊らせながら、瑠櫂は舌の動きに合わせて声を上げる
一応、俺に足をぶつけないように配慮しているようだ
緊張と羞恥で硬くなっていた窄まりも、しばらく舐め解かしていたらふわふわと柔らかくなってきた
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
酷く甘えた声が聞こえ、1度顔を上げる
ヒクヒクと体を痙攣させながら、瑠櫂はいまだにシャツから抜け出せていなかった
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
グスッと鼻をすする音が聞こえる
俺の姿が見えなくて泣いているのかと思うと、ぞわぞわと優越感のような物が背中を駆け抜けた
仕方が無いので、服を脱ぐのを手伝ってやる
やっと顔を出した瑠櫂は、涙と鼻水でぐしょぐしょになっていた
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
顔を合わせた瞬間、瑠櫂は更に泣き出してしまった
両手を伸ばしてギューッと抱き着いてくる
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
うるうると潤む瞳で見上げてくる瑠櫂
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
限界だ
泣いて弱気に謝ってんのかと思ったら、盛大に煽ってきやがった
無意識にフェロモンを振り撒く瑠櫂に、俺の中のαが外に出たいと騒ぎ出す
瑠櫂の両手首を一纏めにしてベッドに押し付け、自分のズボンを寛げた
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
瑠櫂が言葉を言い終わる前に、自分の欲棒を最奥まで突き入れた
油断していた瑠櫂の中は、奥まで届いた瞬間に激しく締め付けてくる
挿れた瞬間に達してしまったのか、あまり量の無い瑠櫂の精液がパタパタと2人の間に飛び散った
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
「ごめんなさい」と謝っているが、その目にはとても謝罪の気持ちが篭っているとは思えない
酷い事をされて喜んでいる瞳だ
瑠櫂は「埋めてください」と敬語で言った
つまり、わざと煽るような事を言った
漂うフェロモンで、俺にも余裕が無いって分かっているんだろう
余裕の無いαをわざと煽るΩには、お仕置が必要だと俺は思う
達した余韻で体の力が抜けている瑠櫂の腰を固定し、ゆっくりと中に埋めたモノを引き抜いていく
抜ける一歩手前で動きを止め、先程と同じくらい強く中に押し戻す
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
再び瑠櫂の体にギューッと力が入るが、今度は我慢できたらしい
代わりに俺を咥えている方からトプッと愛液が零れ出した
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
耐えられないと言いながら、瑠櫂の中は"早く、早く"と誘っていた
再びゆっくりと腰を引いていく
今度は"離すもんか"と中がキュウキュウ締め付けている
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
ゆっくり引いた腰を、今度はゆっくりと進める
想像していたものと違う事が起きて、瑠櫂の中はふわふわのままヒクついていた
ゆっくりと奥まで侵入し、最奥の壁に先が到達する
周りの壁と違う動きをしている最奥に、擦り付ける様に腰を動かした
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
言葉にされると嬉しいのか、奥の壁がキュンキュンと疼いている
奥の壁とは、つまり子宮口を意味する
本来、この中に挿れたら痛みを伴う
だがΩの体、加えて発情期であり、しかも変態瑠櫂の体であれば嬉々として受け入れられるだろう
弱々しく頭を振って抵抗する瑠櫂だが、伝わる鼓動と溢れるフェロモンで全く嫌がっていない事が丸分かりだ
何度か子宮口に擦り付けていると、瑠櫂は深く呼吸をし始める
ゆるゆると体の力が抜けていき、頑なに閉じていた奥が少しずつ柔くなる
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
瑠櫂の顎を掴み、目を合わせる
完全に溶けきっている瑠櫂の瞳には、確かに俺が映っていた
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
ぐぶっと強引に壁を拓かせ、瑠櫂の奥の奥へ入り込んだ
それを待ち構えていた様に、瑠櫂の子宮口はキュキュゥッと先に食らい付いてくる
"早く出せ、早く欲しい"と瑠櫂の全身が叫んでいる様に感じるのは、きっと気のせいじゃない
ほとんど色の無い精子をトロトロと腹に垂らしながら、瑠櫂は浅く荒く息をしている
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
逃げようとする瑠櫂の腰を強く掴み、再度秘密の扉をこじ開けた
押し出される瑠櫂の喘ぎに気分が良くなる
やはり俺も余裕が無いようで、いつもより早く"出したい"と下腹部が疼く
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
鬼甫 龍愛(きはじめ りゅうあ)
兎叉巳 瑠櫂(うさみ るかい)
我慢などせず、全ての熱を瑠櫂の中へと注ぎ込む
αの本能で、体が勝手に孕ませようと瑠櫂の中にしがみついている
瑠櫂もまた、Ωの本能で俺の熱をゴクゴクと余すこと無く飲み込んだ
一段落といった感じで、瑠櫂はくったりと体の力を抜いて四肢を投げ出す
少ししてようやく収まった自身の熱を、あまり瑠櫂を刺激しないように引き抜いた
思うに、αはΩに敵わない
Ωが望めばいつでも与えてしまうから
主導権を握っているのはいつもΩの方
ただそこに"与えたい想い"がαにあるのも確かだ
運命の番だろうが何だろうが、俺は瑠櫂だから与える
いつかこの小さな体に、小さな命が宿れば良い
俺を見上げて微笑む瑠櫂を見て、俺は柄にも無くそんな事を考えた
ーENDー