カタカタとキーボードを叩く音が俺の部屋で唯鳴り続ける

もう何時間こうしているだろうか。 ちらりと時計を見る

ああ、もう2時間も…

うたに後ろから抱きしめられてるのか …

事の始まりはそう…丁度2時間前。

適当に独り言を呟き 俺は作業椅子に腰掛ける。

「独り言」とは言ってもこの部屋にいるのは俺だけではない。

「あー…なるほど。」と納得したようにうたが苦笑いを浮かべる

最近、よくうたが家に来る。 いや 家に来んのは昔からだし別にいいんだけど

最近は頻度がバグってる

etc…

今日も今さっき現れた。

もう慣れて無反応だからな俺も。

マジどっから湧いてんだこの眼鏡は。

で、コレだ！！

おかしいだろどう考えても！！

若干こいつに恐怖心を抱きながら俺はうたに話しかける

それに対して「なんですか」ってのも腹立つけどな

意を決して俺は大声でうたに怒鳴ってみる。

これで離れてくれればいいんだが……