コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
紫
黄
※6人兄弟設定
黄
紫
紫
黄
黄
紫
僕はピアノを習っているが
正直好きではない。
生前の母が習わせてくれたピアノ。
音楽を習わせるのが 母の夢だったらしく
そんな夢を無駄にしたくないと
親が亡くなったことを理由に 辞めさせたくないと
僕たちを必死に育てながら
それだけでも大変なのに
辞めさせずにいてくれた紫にい。
それをわかっているから
苦労している姿をずっと見てきたから
辞めたい、なんて言えずに
ズルズルとここまで来てしまった。
でも
正直限界で
ピアノの練習もできてないし
行くのもなんだか怖くて
辞め時だと身体が言っているのは 薄々わかっている。
でも...
でも...辞めたいなんて言う勇気は 僕にはない...、
黄
紫
黄
紫
黄
紫
紫
紫
紫
黄
本当に言っていいのだろうか。
紫にいはきっと傷つくだろう。
本当に...本当に良いのだろうか。
僕は...僕は...
黄
黄
黄
黄
紫
黄
紫
紫
紫
黄
紫
紫
紫
紫
紫
黄
紫
紫
紫
黄
紫
紫
紫
紫
紫
紫
黄
紫
紫
あれから、 僕はピアノはやめたものの、
ギターを習い始めた。
ギターは心から好きになれて、 辞めたいと思う日はなかった。
そして、僕は今、 音楽の専門学校に通っている。
これは紛れもなくあの時習っていた ピアノのおかげで、
習わせてくれた母と兄のおかげで、
音楽に触れる環境をつくってくれた 全ての人のおかげだ。
ピアノを習っていなかったら ギターもすぐに 辞めていたかもしれないし、
こんな未来は 待っていなかったことだろう。
産んでくれた母と 育ててくれた兄には感謝しかない。
紫
黄
...って、聞こえてないか、笑
『ピアノ』