さよなら

俺、寝てたんだっけ

しゅうとはいいな

明るくて、優しくていつもみんなの中心みたいな人

俺も、少しはあぁなれたらな

1時間目

2時間目

3時間目

しゅうとは頭もいい、、

しゅうとはどうして、そんな人間に生まれてこれたんだろう、いいな、、

俺もそう生まれたかった

4時間目

昼休み

ガチャガチャ

ガチャガチャ

カッカッカッ(足音)

秋の口をしゅうとが塞ぐ

ガリッ(秋がしゅうとの手を噛む)

ゴンッ

1人か

寂しいな

時間が進みました

あんな、真っ直ぐに言われて

あー本当、

この部屋を見るだけで、気持ちが悪い

なんで？

どうして

こんな世界なら生きない方が幸せだ

あぁ、もう本当最悪

もうそれなら早く死にたい

なんでもいい、死にたい

死にたい

死にたい

雪と同じ所へ行きたいんだ、

死ぬ、死ぬ、死ぬ、

お母さん、、

お母さんはいつも笑ってくれた。

死ぬ最後まで、、

本当お母さんは嘘ばっかり、

俺も上手く隠せるかな、

怖いよ、

不安だよ、

お母さん、、

昔、お母さんが何をされても

笑っていたのが凄い不思議だった

お母さんが死んだ日

お母さんが書いていた日記を見た。

お母さんはずっと俺たちのために

笑っていたんだと

気づいた。、、

お母さんは沢山の人が、

笑顔でいられたらいいなって

思っていたのかな、

あの日記にまだ分からない所がある。

教えてよお母さん、

先輩が去る

ガタ

バイバイこの世界

春の手を握る

ギュッ

春を引き寄せる

辞めてよ

俺を止めんなよっ！

パチンっ

ぎゅっと手を力強く握る

ギュッ

深く抱きしめる