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テラーノベル(Teller Novel)

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俺がベットに座ると、ともやは俺を見ながらニヤニヤしていた。

あやと

なにニヤニヤしてんだよ

ともや

いや〜

ともや

明日が楽しみで

あやと

お前ら勝手に決めんなよ次々と

ともや

だってしたいじゃん?

ともや

ダブルデート!

あやと

俺は...

″二人がいい″って言いたかったけど恥ずかしくて言えなかった。

言いかけたまま俯く俺の前にともやが座る。

ともや

...嫌だった?

あやと

嫌ではない...

あやと

けど...

ともや

けど?

あやと

...なんでもない

そういったまま黙り込む俺をともやは押し倒した。

突然の出来事でパニクった俺は起き上がろうとするけど、ともやに手を押さえられて動けなくなる。

あやと

ちょっ...

あやと

急に何?

ともや

言えよ

ともや

嫌ではないけど、何?

あやと

...何でもないって

ともや

恋人に隠し事はなし

ともや

ちゃんと言って?

あやと

別に隠し事じゃないよ

あやと

言う必要性がないだけ!

ともや

俺が聞いてんだからあるだろ?

ともや

必要性

あやと

でも...

ともや

言わないと俺、何するかわかんないよ?

そう言ってともやは俺の耳に口を近づけ、ふーっとする。

あやと

あっ

ともや

ほら、言わないと...

ともや

も〜っとすごいこと...

ともや

するよ?

俺の目をじっと見てニヤッと笑ったともやは、再び俺の耳に口を近づけた。

そしてペロっと舐めた。

あやと

あっ

また変な声が出てしまう俺にかまうことなく、ともやは俺の耳を舐め続けた。

あやと

んっ...ちょっ...

あやと

ともや...やめっ...

ともや

やめて欲しいなら言おっか?

ともやが耳元で囁き、舐め続けるので、俺は耐えきれなくなった。

あやと

わかった...から...

あやと

言うって...

するとともやは動きをピタッととめ、俺の顔を見る。

ともや

...何?

あやと

2人きりが...

あやと

良かった...

あやと

ってだけ!

ともや

ん。

ともや

よく言えました

そう言ってともやは俺のでこにキスをした。

ともや

あやとちょっろ

あやと

はぁ!?

何がちょろいのか分からない俺は、頭の中がハテナになる。

そんな俺を見てともやはふふっっと笑った。

あやと

なんだよ!

ともや

...いや

ともや

なんとなく言うこと分かってたからさ

ともや

こんなんで言うとかちょろいな〜って

あやと

はぁ!?

あやと

なんだよそれ!

あやと

意味わかんない!

あやと

てかこんなことってなんだよ!

あやと

なんでそんな大したことないみたいな言い方してんだよ!

あやと

俺はちょろくな〜い!!

ともや

うん、そうだね

ともや

あやとにはまだ早かったね〜

そう言ってともやは俺の頭を撫でる。

あやと

...

あやと

うっせぇ!

あやと

早くどけ!バカ!

ともや

はいは〜い

ベットから降りたともやは、パジャマを取り出した。

ともや

っしゃ〜!

ともや

風呂でも入るか

あやと

また早いじゃん

ともや

お前耳洗いたいだろ?

あやと

いやそれは別にいいけど

ともや

...よくねーよ

ともや

ほら、いくよ!

そして俺たちは風呂に入った。

昨日みたいになにかしてくるかと警戒していたけど、チラチラこっちを見てきただけで何もしてこなかった。

部屋に戻ると、それぞれスマホをいじっていた。

俺が寝転がってスマホをいじっていると、カシャっという音がした。

あやと

ん?

あやと

今撮った?

ともや

撮ってないよ!

ともや

スクショスクショ!

あやと

あぁ...

あやと

スクショね

スクショだと思って再びスマホをいじっていると、次は連写の音が聞こえた。

あやと

撮ってんな?

ともや

いやスクショだって!

あやと

スクショに連写はねぇよ

ともや

あ...連打よ連打!

ともや

めっちゃ連打してたの!

そう言われて俺は起き上がってスクショのボタンを連打する。

あやと

おっ

あやと

これは頑張ったらいけそう!!

あやと

ってあほぉ〜!!

あやと

なわけないだろ!

ともや

あ〜...

ともや

バレちゃったか〜

あやと

何撮ってたの?

ともや

あやとの日常〜

あやと

なんだそれ

ともや

あっ

ともや

ちなみに昨日の寝顔も撮っといた

あやと

はぁ〜!?

あやと

いやいや消せよ!

あやと

何してんだよ!

ともや

やだ〜

あやと

俺もやだよ

ともや

あっ

ともや

俺の寝顔撮ってもいいから!

ともや

ね?

あやと

...わかった

ともやは嬉しそうに俺の隣に座る。

そして、「嬉し〜」と言いながらニコニコして俺の顔を見てきた。

俺はそんなともやを可愛いと思いながら、気づいたらキスをしていた。

あやと

可愛い

ともや

...

しばらくフリーズした後、ともやは抱きついてきた。

ともや

...なんで急にそういうことするの

あやと

あっ...ごめん

あやと

なんか気づいたらやってた

ともや

かっこいいのうざっ

そう言いながら俺の服をぎゅっとしてくる。

その行為にまた可愛いと思いながらともやの頭を撫でる。

ともや

あやと

あやと

ん?

ともや

好き

あやと

俺も好き

俺がそう言うと、ともやはガバッと体を引いた。

ともや

え?

ともや

今なんて?

あやと

は?

あやと

俺も好きって...

ともや

うわぁ〜!

そう言いながらともやは自分のベットに飛び込む。

あやと

なんだよ

ともや

あやとに好きって言われた〜!

あやと

そんなに喜ぶか?

ともや

うん!

ともや

だってまだ2回目だよ!

あやと

そうだっけ?

思い返してみれば、付き合い始めた頃はともやのことは友達として好きだったから言った事が無かった。

ちゃんと言ったのは初めて。

そう思うと、なんか恥ずかしくなった。

けど、俺は自分の気持ちをちゃんと伝える決意をしてともやの方へ行く。

あやと

ともや

ともや

ん?

あやと

今から言うことちゃんと聞けよ?

ともや

え?うん

不思議そうな顔をしてベットに座り込むともやをじっとみながら俺は言う。

あやと

ともや

あやと

俺、付き合いたての頃はともやのこと友達として好きだった。

あやと

でも今は恋愛的な意味で好き

あやと

てかむしろ大好き

あやと

ともやの甘えてくるところとか

あやと

無邪気に笑ったりはしゃいだりしてるの可愛いって思うし

あやと

急にかっこよくなる時のギャップ凄いし

あやと

気づいたらともやのこと考えてるし

あやと

...大好きだよ

あやと

ともや

今思ってることを全部伝え、恥ずかしくなった俺は自分のベットに戻ろうとベットから降りた。

すると、後ろから抱きしめられた。

ともや

ありがとう

ともや

俺今すっげぇ嬉しい

ともや

なんなら泣きそうだわ

ともや

俺も大好きだよ

ともや

あやと

あやと

泣くなよ?

ともや

...無理

そう言ってともやは泣き始めた。

そんなともやに俺は近づいてから言う。

あやと

立ったまま泣くな?

あやと

座ろっか

ともや

うん...

そして俺は自分のベットに座り、手を広げる。

あやと

おいで?

泣きながらゆっくり抱きついてくるともやを俺はぎゅっと抱きしめる。

あやと

お前よく泣くよな

ともや

...あやとのせいだもん

あやと

ふっ

あやと

なんで俺のせいなの〜

ともや

あやとが泣くなって言うから...

ともや

余計に泣きたくなっちゃったじゃん...

あやと

も〜

あやと

ほらっ

あやと

いっぱい泣け?

ともや

そういう優しい所も好きっ...

そう言って俺の服をぎゅっとするともやの頭を俺は撫でる。

しばらく撫でていると、ともやはすっと顔を上げた。

ともや

...もう大丈夫っ

あやと

ん、そっか

あやと

わかった

その後晩ご飯を食べ、部屋に戻り、ベットに寝転ぶ。

そのまま目を瞑って今日のことを考えていると、ともやの声が聞こえてきた。

ともや

眠いの?

あやと

ん?

目を開けて声のした方を見ると、ともやは俺のそばに座っていた。

ともや

もう寝る?

あやと

いやっ

あやと

ちょっと考え事してて

ともや

へぇ〜

ともや

何考えてたの?

あやと

ん〜...

あやと

ともやのこと

ともや

奇遇だねぇ〜

ともや

俺もあやとのこと考えてた

そう言ってニコニコ笑うともやの頭を俺は撫でる。

あやと

やっぱ可愛いな、ともやは

ともや

ん〜?

ともや

子ども扱いか〜?

あやと

いや?

あやと

お前子供じゃね〜だろ

あやと

変なことばっか考えやがって

ともや

しょうがないじゃん

ともや

あやと可愛いもん

ともやは俺の頬にキスをする。

あやと

ほんとそういう所な?

あやと

可愛いと思ったら急にそういうことする

ともや

俺の可愛さに惑わされるあやとが悪いんですよ〜?

あやと

惑わされてないですけど?

ともや

ふ〜ん

ともや

いつも俺の事可愛いって撫でてくるくせに?

あやと

まぁ、それは、そうね

あやと

うん、やってるけど?

あやと

てか自分で可愛いって言うな?

ともや

あやとが可愛いって言うから可愛いかな〜って

ともや

ね?

ともやはそう言って目をキラキラさせる。

あやと

はぁ...

あやと

可愛い...

ともや

ほらね?

ともや

可愛いでしょ?

あやと

見かけはな?

あやと

やることは全く可愛くないけどな?

ともや

よく分かっていらっしゃる

ともや

ということで、始めましょうか

あやと

は?何を?

俺のその問いかけを無視してともやは寝転ぶ俺の上に乗っかってくる。

あやと

ちょっ

あやと

ともやく〜ん

あやと

聞こえてますか〜?

ともや

始めますよ〜?

あやと

いやだから何を?

ともや

え?

ともや

″変なこと″

ともや

じゃん

【創作BL】俺の好きな人と俺を好きな人

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