物語の主人公になんてなれない

拓実ｰsceneｰ

俺は、同じ委員会の 後輩に恋してる

そいつの名前は、 長原花蓮.

真面目そうに見えるけど、 天然で面白い人だ.

長原は、本の話になると すごく生き生きしてて､､ とても可愛い.

あ…見とれすぎた… やばい…聞いてない.

…って言うか、 長原眼鏡なしの方が 似合うんじゃないかと ふと思った.

やっぱり可愛い…

次の日

朝一で長原を見つけた.

…待って､､ コンタクトじゃん!!

やばい…可愛いすぎる.

……っやべぇ俺… そろそろ我慢できなくなりそう…

放課後

その日は日直だったため、 少し遅れて図書室に向かった.

図書室に着いた途端…

あ…また #青春 読んでるのか？

俺の声に驚いたように 振り返る長原…

あ……莉央奈いたの 気づかなかった.

……なんか様子がおかしい？

でもおかしいような…

俺が話しかけても、 何故か無視されている…

なんで！？

長原が走っていったため、 俺は急いで後を追った.

花蓮ｰsceneｰ

現在… 逃走中です!!

好きな人に 追われています…！

ダメだ…体力の限界だ…

荒ただしく、息をたてる 私と先輩…

一息ついたところで、

何？！ヤダって… 可愛いすぎるんですけど！

…先輩に 気づかれちゃうなんて.

期待しちゃうって…

途端、腕を掴まれた.

先輩…怒ってる.

なんでそう… かっこいいのかな…

え？何それ… もう意味わかんない…

……やっぱり 先輩困ってる.

私じゃ…やっぱり 駄目なのか…

え？…今名前で…

な、な、な、頭が混乱する…

ありえない!先輩が…？

すると、先輩の顔が近づき “キス”された.

私……信じていいのかな？

翌日

そうだ…私っ昨日… 先輩と付き合ったんだ…

んんんんー！ かっこいい…

恥ずかしいし…

えぇー…

名前となりますと…

あ…先輩怒っちゃった？

でも…顔笑ってないし…

恥ずかしいけど…！

げ！莉央奈先輩…

……それは

バサッ((本が落ちた音

あー、そう言えば、 ｢この物語の主人公に なんてなれない｣ って言ったような…

皆さんすみません.

この物語の主人公みたいに なれました！！

❦ℯꫛᎴ❧