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コメント
4件
やったーー!!!! ついに!!やった!!!!! やっぱ桃青はこうですよ!!うん! 毎日通ってた桃くん最高すぎる! 式はいつでしょうか?
逆におまけ要らない人とかいるんですか...?おまけ何話でも欲しいです!ぜひ1話だけと言わず続きを.....沢山! 今回も最高でした!!!!! ありがとございます💓
ほんとにさいこーでした…!! ありがとうございます!!!! おまけ…是非欲しいです! 楽しみにしてますっ
青は、まるで深い海の底からゆっくりと浮かび上がってくような感覚の中で、
重たい瞼を少しずつ持ち上げた。
ぼんやりとした視界の向こうには白い天井が広がっていて、
鼻の奥には消毒液の匂いが微かに漂っており、
青は、自分が病院のベッドで寝かされているのだと、少しずつ理解していった。
まだ頭はぼんやりとしていて、体も思うように動かなかったが、
胸の奥では心臓がゆっくりと鼓動を刻んでいて、「自分はここにいる」と教えてくれているようだった。
そのとき。
青ッッ!!!
聞き覚えのある、ずっと会いたかった声が病室に響いた瞬間、
青の心臓は大きく跳ね上がり、反射的に声がした方へ視線を向ける。
そこには桃がいた。
ベッドのすぐ横に置かれた椅子から勢いよく立ち上がった拍子に椅子が大きな音を立てて倒れるほど慌てながら、
それでもそのことにはまるで気づいてない様子で、桃はただ青だけを見つめていた。
その顔を見た瞬間、青は息を呑んだ。
目は真っ赤に充血し、今にも涙が零れ落ちそうなくらい潤んでいて、
唇は強く噛み締められている。
髪もどこか整っていなくて、
いつも余裕そうに笑っている桃とはまるで別人のようだった。
その姿があまりにも痛々しくて、胸が締め付けられる。
桃は何も言わないまま青のもとへ駆け寄ると、次の瞬間には壊れ物を抱き締めるみたいに、
それでいて二度と離さないと言わんばかりの強さで青を抱き締めた。
桃
桃の腕は震えていた。
肩も震えて、呼吸も乱れていた。
抱き締める力は強いのに、その体は小刻みに震え続けていて、
まるで今まで必死に耐えていたものが限界を迎えたようだった。
桃の体温が伝わる。
胸に耳を寄せると、早く打つ鼓動が聞こえる。
腕から伝わる温もりも、少し震えた息遣いも、全部があまりにも現実で、
その瞬間になってようやく青は自分が本当に生きているのだと実感した。
神様との会話も。
真っ白な世界も。
『合格だ』と言われたことも。
全部、夢ではなかった。
自分は本当に、生きて帰って来られたのだ。
その実感が胸いっぱいに広がった瞬間、青の瞳から大粒の涙がぽろぽろと零れ落ちた。
青
震える声で名前を呼ぶ。
桃は何も答えない。
ただ、さらに抱き締める力を強めた。
その腕が苦しいくらい嬉しくて、青も震える手で桃の服をぎゅっと掴んだ。
青は何度も息を整えながら、小さく口を開いた。
青
桃の肩がぴくりと揺れる。
青
涙が止まらない。
青はもう、自分の感情を抑えることができなかった。
青
青
涙で声が震え、言葉が途切れそうになる。
それでも青は、全部伝えなければいけないと思った。
青
青
青
呼吸が乱れる。
息が苦しい。
桃は何も言わず、静かに青の言葉を聞いている。
だからこそ、青は止まれなかった。
青
青は唇を震わせながら、小さく息を吸う。
青
その一言を口にした途端、今まで堪えていた涙がまた溢れ出した。
青
青
青
青
青は嗚咽を漏らしながら首を横に振る。
青
青
青
青
そこまで言いかけた瞬間だった。
桃の手がそっと青の頬へ伸びる。
涙を優しく拭ったその手は少し冷たくて、でもどこまでも優しかった。
青が驚いて顔を上げた、その次の瞬間。
桃は青の話を遮るように、静かに唇を重ねた。
突然のことに、青の目は大きく見開かれる。
思考が真っ白になる。
何が起きたのか理解できないまま、青はただ瞬きを繰り返した。
やがてゆっくりと唇が離れる。
桃は涙で滲んだ目のまま青を見つめ、震える息を一つ吐いた。
桃
掠れた声だった。
桃
桃
青は何も言えない。
桃は自分の額を青の額にそっと寄せ、目を閉じる。
桃
その声は震えていた。
今にも泣き出してしまいそうなくらい弱々しかった。
青はただ黙って聞いている。
桃はゆっくりと青の手を握り、その温もりを確かめるように指を絡めた。
そして、小さく笑う。
その笑顔は安心したようでもあり、泣きそうでもあり、いろいろな感情が混ざっていた。
桃
その呼びかけは、とても優しかった。
桃
青の呼吸が止まる。
桃
桃
桃
桃の目から、一筋の涙が静かに頬を伝う。
桃
震える声で、それでもはっきりと言う。
桃
桃
その言葉を聞いた瞬間、青は堪えていた涙をまた溢れさせながら、
今度は自分から桃へ強く抱きついた。
青
もう二度と離れたくない。
もう二度と、この温もりを失いたくない。
そんな願いを込めるように、青は桃の背中へ腕を回した。
病室には、二人の静かな泣き声だけが響いていた。
青は桃の服をぎゅっと握りしめながら、自分でも驚くほど安心していて、
胸の奥にずっと張り付いていた重たい不安が少しずつ溶けていくのを感じていた。
桃もまた青の肩を抱き寄せたまま離そうとせず、まるで本当に青がここにいるのか確かめているみたいに、
何度も何度も、その温もりを確かめていた。
けれど。
その穏やかな時間は、病室の扉をノックする音によって終わりを告げた。
看護師
看護師が顔を覗かせる。
そして抱き合っている二人を見て、一瞬だけ目を丸くした。
青と桃は同時に固まる。
数秒の沈黙が流れた。
看護師
看護師が微妙そうな顔でそう言った瞬間、青の顔は一気に真っ赤になった。
桃も咳払いをしながら慌てて離れる。
桃
青
青が小声で呟く。
桃が睨むと、青は小さく笑った。
その何気ないやり取りでさえ、今は嬉しかった。
看護師はナースコールの確認をすると、「先生を呼びますね」と言い残して病室を出て行った。
それから数十秒後。
白衣を着た医師が病室へ入ってくる。
カルテを見ながら青の横へ来ると、目を覚ました青を見て、安心そうに頷いた。
医師
青は少し考える。
青
医師が笑う。
桃も呆れたような顔をした。
医師
医師はそう言いながら、簡単な検査を始めた。
目の動き。
手足の反応。
意識状態。
質問への受け答え。
一通り確認したあと、医師はカルテを閉じる。
医師
青はほっと息を吐いた。
医師
医師
その言葉に青の表情は明るくなる。
青
医師
医師
青
思わず漏れた声に、桃は少し笑った。
だが次の瞬間。
医師は何気ない様子で言った。
医師
青は首を傾げる。
青
医師
青は固まった。
青
医師
青の思考が停止する。
一週間。
今。一週間と言った。
青
青の声が裏返る。
青
医師
医師は頷いた。
青は呆然とする。
そんなに長く眠っていたのか。
自分の感覚では昨日の出来事みたいだったのに。
夢で桃と会って。
神様と会って。
それから目を覚ました。
本当にそのくらいの感覚だった。
青が呆然としていると、医師がふと桃を見る。
そして何気なく言った。
医師
桃が固まる。
嫌な予感がした。
青も感じた。
今の反応は絶対何かある。
医師は続けた。
医師
医師
医師
桃
医師
桃
医師
桃
医師
桃
病室に桃の声が響いた。
医師はきょとんとしている。
青は固まっている。
数秒後。
青はゆっくり桃を見る。
桃は思い切り視線を逸らした。
耳が赤い。
青
青が聞くが、桃は答えない。
青
桃はさらに視線を逸らす。
青
桃
沈黙が続く。
青
桃は観念したように大きくため息を吐いた。
桃
ぶっきらぼうな声だった。
桃
桃は不機嫌そうに言う。
桃
桃
桃
桃
言い終わったあと、桃はそっぽを向いた。
青は胸がいっぱいで何も言えなかった。
苦しいくらい。
嬉しかった。
一週間。
168時間。
その全部を桃は待っていてくれていた。
目を覚ますのかも分からないのに。
ずっと。
ずっと。
待っていてくれた。
青の目に再び涙が浮かぶ。
桃
桃が嫌そうな顔をする。
桃
青
桃
青
青は涙を拭きながら笑った。
その笑顔を見た瞬間、桃は一度だけ目を細めて。
本当に小さく。
安心したように笑った。
Fin.
これまで本当にたくさんの♡とコメントありがとうございました!! おまけ書こうか迷ってて、ぜひコメントでどっちがいいか教えてください…✨
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天野