酷く混乱していた。
だがふと思いとどまる。
焦るなんて馬鹿のする事だ。 ここは落ち着いて..冷静に。
....手が震える。頭が回らない。
先輩が..仮死状態なのに冷静になるなんて.... きっと俺には無理だ...
ピクラム
帝
....これはきっと幻聴だ。
ピクラムさんが先輩を置いてく訳ない...と思いたい。
もしも置いてくなんて言ったなら ピクラムさんの声の幻聴まで聞こえるようになったと言うこと。 (現実逃避)
俺も死ぬのか?
でもその方が良い気がして来た。 先輩が死んだら俺もソッチ側に行けるから。
帝
もう何も考えられない...
何もかも放り出して楽になりたい。
ピクラム
ピクラム
不思議そうに緑のピクトグラムが腕を組む。
俺だって聞きたいよ。何故笑ってるかなんて。
帝
ピクラム
ピクラム
先輩を指差しながら緑のピクトグラムが言う。
....その通りだった。
ピクラム
ピクラム
視界がぼやける。
泣くよな...そりゃ...嬉しいもん...
ドサッ
あれ?
俺...どうなった?
確か...視界がぼやけて...
...視界がぼやけたのは涙じゃなかった?
じゃあ俺.....
いや...
俺も気絶した?
次回 あ、ピラム死んだかも
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