自分が認められないこと…
それだけが理解できなかった。
自分は恵まれすぎていたのだと、
その夏…思い知ることになった。
RION
ベッドに倒れ、大きく息を吐いた。
暇つぶしにと始めた小説アプリ。
自分の作品があまり人気でないこと…
反応が薄いこと…
正直いって意味がわからない。
RION
RION
そんな文句をたれている中。
自分の作品にいいねが押される。
RION
しかしいいねの数はたったの5つ。
RION
他の作者の作品を見てみたが、
いいねの数が4桁や3桁が普通だった。
正直、俺にとって面白くない…
荒く言えばくだらない内容ばかり…
自分の作品が認めらないことに不満が積もっていく…。
RION
その時のTELLERはとてもじゃないが
本気で作品を書いてる人が少なかったと思う。
RION
すぐに飽きてしまい、アプリをやめることまで考えた。
そんな時だった。
RION
俺は1つの作品を見つけた。
流行りに乗っかった青春ストーリー。
正直、純愛には程遠いかすかな恋愛もの。
俺にとって、恋愛は恋愛で
青春は青春だった。
1つのものに全うし、
1つのものに全力を注ぐ。
それが普通だと思っていた。
RION
RION
RION
その時の俺は、自分の作品の方が面白いと思っていた。
だからいいねの数が異常に伸びていることに
やはり意味がわからなかった。
RION
RION
口は悪いが最初はそう思っていた。
俺が不満をつのらせた作品… それが
すごすごの『歌い手になりました』
だった。
学校で何度も作文の賞をとった。
自分の書いた小説をコンテストに出すこともあった。
校長先生にも褒められたくらいだ。
国語は随一だったはずだ…
それなのに………
RION
完璧だと思っていた俺の文は…
ここでは通用しない。
どんな読み手にも伝わるような…
そんな作品を書かなければならない…
その時初めて実感した。
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
RION
RION
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
RION
RION
クラスメイト
RION
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
RION
クラスメイト
クラスメイト
RION
RION
RION
自分が生んだたくさんの作品…
それをTELLERで投稿しても…
評価を得られることはなかった。
すごすごがどんどん人気になっている。
それが丁度その時だった。
だから…
彼女が話しかけてきてくれた時…
とても嬉しかった。
彼女が人気になる理由が…
よくわかった。
天真爛漫で…少し横柄で。
はたからみれば『ぶっとんでる』
それが第一印象。
いや、今も変わってないだろう。
はじめはライバル視…
というか…勝手に俺がそう思っていただけだったけど…
そんな人物が、
まさか俺の人生を大きく変えるなんて…
未だに納得がいかない笑
すごすご
はじめの頃は2人共…堅苦しくて、
でも…なんか、
お互いに意思をぶつけ合う度に…
お互い…好きになっていった。
RION
すごすご
すごすご
RION
コイツが自分の相棒だなんて…
やっぱり不安だな…笑
RION
赤ずきんと出会ったのは…
TELLERじゃなかった。
赤ずきん
彼女は優しくて…
自分にとって癒やしだった。
話しかけてくれると嬉しかった。
友達になれたのは…
お互いに大好きだったから。
きっとそれだけじゃないけど…
とにかく優しくて…
慰めたくなる存在だった。
俺達はどこか似ていて…
お互いを尊重し合える存在だった。
彼女ならきっと…
きっとTELLERを一緒に変えられる。
そう確信できた。。
その時のTELLERは…
とても荒れていた。
グループを組もうと思ったのはその時期。
やり取りや、やめる人が増え…
次第に二次制作…
不適切な作品が増えるようになる。
TELLERを変えたい。
そう思っている人だけを…
TELLERから集めた。
やろうと試みた人は4人しかいなかったけど、
だったら4人で変えてみせようと…
俺達は立ち上がった。
すごすご、赤ずきん、あり🐜の寝床…。
そして俺。
4人はとても仲良くなった。
お互いがお互いのことを
本当に本当に大好きだった。
RION
俺が言った言葉。
これからの4人を…照らしていく…
大切なグループ名。
赤ずきん
あり🐜の寝床
すごすご
RION
赤ずきん
RION
RION
すごすご
赤ずきん
あり🐜の寝床
すごすご
最初は『くれいじー4』とか…
『クレイジークレイジー』だとか…
無茶苦茶だった。
でもTELLERをやっている人を幸せにしたい。
その一心で…グループ名が一致した。
RION
RION
すごすご
あり🐜の寝床
あり🐜の寝床
赤ずきん
RION
RION
RION
RION
RION
すごすご
すごすご
RION
RION
RION
RION
あり🐜の寝床
RION
赤ずきん
赤ずきん
RION
あり🐜の寝床
すごすご
すごすご
そうして…最後までバカ丸出しで決まったグループ名。
それが『クレイジーはっぴー』
結成したのは…
平成最後の1月5日だった。
それから、TELLERを変えていく取り組みが
俺達の中で始まった。
道の途中…
なんどもバラバラになって…
解散の危機までに陥ったが…
やはりバカはバカらしく…
すぐに仲直りした。
何度も何度も…挫折した。
誰かが抜け、
グダグダで…うまく行かず…
でも俺達は…どうであろうと…
バカ丸出し…はっちゃけることにした。
できないことも挑戦した。
これからもきっと…
離れていても。
どのグループにも負けない絆で…
絶対にNo.1を取る。
TELLERをより良くしていく為に。
俺達は走り続ける……。
きっと自分達の人生を変えたのは…
外でもない…このクレはぴだから…。
1つだけ…俺達からみんなに質問があります。
『これからもクレはぴを応援してくれますか?』