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俺の隠し事

第3話 - 尾行

162

2025年06月20日

#からぴち

#もふくん

#ファンタジー？

ころぎしみれ

じゃぱぱ

…で、

じゃぱぱ

なんであんな怪我したの？（圧

じゃぱぱ

本当に車との接触事故なの？

もふ

いや、本当だよ！

もふ

相手の車の人はすぐ逃げたけど…

俺の今のこの状況

病院で治療してもらった後、本当に事故の傷なのか、問いつめられている

うり

いやいやいや、車との事故ならさ、

うり

その…腕にピンポイントで一個だけ傷があるとは思えないんだけど

ゆあんくん

むしろ、銃か何かで撃ったみたいな傷だったよ？

もふ

も～ほんとのほんと！

もふ

ぜっっったいに嘘じゃないから！

のあ

絶対ですね？

もふ

絶対！

えと

なら、いいけどさ…

もふ

（よし、乗り切った～！）

もふ

（正直この嘘で押し通せるか不安だったんだよ～）

もふ

（…メンバー達に嘘ついてるの、凄く申し訳ない…）

もふ

（皆、ごめん…）

もふ

（こうしないと、皆と楽しく過ごすなんて、出来ないんだよ…）

こうしないと、俺の立場がどうなるか分からない

皆なら、きっと俺の生まれがどうであろうと受け入れてくれる

そう思う反面、妖滅隊のように、俺を排斥するかもしれないと思って、

それが怖くて、言えずにいる

のあ

じゃ、ご飯にしますか！

じゃぱぱ

…だね！

からぴち達

いただきま～す！

なおきりの部屋

ｺﾝｺﾝｺﾝ

なおきり

…？

なおきり

は～い、ど～ぞ～

ｶﾁｬ

ヒロ

お邪魔しま～す

なおきり

ヒロ君？どうしたんですか？

ヒロ

…あのさ、なお兄に相談したいことがあるんだけど…

なおきり

相談？なんでしょう？

なおきり

僕で良ければ、聞きますよ

ヒロ

ありがと

ヒロ

…あのさ、もふくんのことなんだけど…

なおきり

もふくん…

なおきり

あの、事故だという怪我の事ですか？

ヒロ

大当たり

ヒロ

あれさ、やっぱり俺、事故で出来たなんて思えなくて…

ヒロ

あれ、どうしても、襲われて出来た傷なんじゃないかって、

ヒロ

そう、考えちゃうんだよね…

ヒロ

逆に、どうやってぶつかったら、

ヒロ

あんな、穴？みたいな傷が出来るんだって思って…

なおきり

まぁ、そうですよね…

なおきり

僕も夕飯食べながら、その事考えてましたよ

ヒロ

あ、やっぱり？

ヒロ

どうりで夕飯の間、なお兄の口数少ないと思った～

なおきり

そうですか？

なおきり

まぁ、それは置いといて…

なおきり

それで、考えたんですけど…

なおきり

もふくん、そもそも昼間図書館に行くと言って、

なおきり

どこで何をしているんでしょう？

ヒロ

…え？

ヒロ

それは、普通に図書館行ってるだけじゃないの？

なおきり

それも考えたんですけど…

なおきり

でも、撮影の時以外、昼間は午前中から出かけて、

なおきり

そしていつも晩ご飯直前に帰ってくる

なおきり

そんなに長時間図書館に入り浸ってるなんて、

なおきり

よく考えたらおかしいな、と…

ヒロ

言われてみれば確かに…

ヒロ

それに、そういう日の9割くらい、本借りてないもんね

なおきり

まぁ、ただ一日中図書館で勉強してる可能性も否めないですけど…

ヒロ

…尾行、してみる？

なおきり

いやいやいや、友達とはいえ、
人様の生活を詮索するのはちょっと…

なおきり

本当にただ一日中図書館にいたら、どうするつもりなんですか？

ヒロ

…ただの勘だけど、それはないと思うんだよね

ヒロ

あれが本当に事故なのか尋問した後、

ヒロ

もふくん、ちょっと…何というか、辛そうな顔？

ヒロ

何かを押し殺してるような感じの顔をしてた

なおきり

そうなんですか？

なおきり

そこまでは気づかなかったですね…

ヒロ

だから何か、言えずに隠してることがあるんじゃないかって…

なおきり

…詮索するのは良くないと思うのは変わりません

なおきり

でも、ちょっと興味が湧いてきましたね…！

なおきり

その辛そうな顔をする原因、僕たちで暴き出してやりましょう！

ヒロ

協力してくれるの!?

なおきり

はい！

なおきり

一人で悩んでないで、僕たちメンバーにも相談してほしいですし！

ヒロ

じゃ、早速明日、尾行してみよう！

なおきり

はい！

次の日

もふ

（今日も妖怪退治、行くか～…）

もふ

行ってきま～す！

じゃぱぱ

あ、もふくん！

もふ

ん？何？

じゃぱぱ

今日午後から撮影する予定だけど、もふくんも参加する？

もふ

（撮影、か…）

もふ

（まぁ、今日の退治はすぐ終わりそうだし…）

もふ

うん、参加する！

じゃぱぱ

OK！

じゃぱぱ

じゃ、いってらっしゃい！

もふ

ん、行ってきます！

なおきり

よし、もふくん行きましたね…（小声

ヒロ

ついて行ってみよう、なおきりさん（小声

なおきり

はい！（小声

ヒロ

…ん？

ヒロ

もふくん…学校に入って行ったぞ…

なおきり

ここ…廃校の小学校、みたいですね

ヒロ

入っちゃって大丈夫か…？

なおきり

ま、いいんじゃないですか？

なおきり

ここ、鍵開いてますし、心霊スポットになってるんで

なおきり

俺らの他にも、肝試しで入ってる人はたくさんいますからね

ヒロ

そ、そうなの…？

ヒロ

てか、なんでそんな情報知ってるの…？

なおきり

僕、ホラー大好きなんで！☆

ヒロ

あ、そうだった…

ヒロ

と、とにかく行こう！見失っちゃう！

なおきり

あ、はい！そうですね！

本日の妖怪の内容

この学校の階段で、異界に行けるらしいこの学校の七不思議の一つだ

…ただ、ここがまだ廃校じゃなかった頃は、この七不思議の力が及ぶ範囲（？）は校内だけだったらしい

それが廃校になったことで、七不思議が力を増し、れっきとした妖怪になって、

周囲の家の人が階段を登ったら、その人を異界に連れ去るようになったらしい（分かりにくかったら申し訳ありません）

もふ

…えっと、元々の七不思議だと、異界への行き方は…

もふ

屋上への階段で、4段目、2段目、6段目、2段目、10段目

もふ

…という順番で階段を上り下りする

ヒロ

（もふくん、何やってんだ？）

なおきり

（なんか階段を上り下りしてますけど…）

もふ

…で、10段目に上ったら、5段目に降りる…

もふ

…!?

ヒロ

（…え!?）

ヒロ

（ご、5段目に降りたら…1段目に瞬間移動した!?）

なおきり

（え、えちょ…どゆこと？）

なおきり

（なんかのマジックでしょうか？）

もふ

噂通りだけど、実際に移動したら驚くな…

ヒロ

（そんな噂あったのかよ!?）

なおきり

（そこまでは知らなかったですね…）

もふ

…で、1段目に瞬間移動したら、また10段目に登る…

もふ

ﾄｯ…（10段目に乗る

ﾌｯ…

ヒロ

…は!?

なおきり

え、え…えぇ!?

ヒロ

も、ももも、もふくんが…

消えた!?

ヒロ

え、えちょ…どゆこと？

なおきり

こっちが聞きたいですよ！

なおきり

も、もふくんが…消えたんですよ？

ヒロ

いや、さすがに…なんかのマジック、だよな？

ヒロ

どっかに隠れてるんじゃ…

なおきり

いや、さすがに無理があるでしょ

ヒロ

じゃ、じゃあどこに…

なおきり

この学校、心霊スポットですし、調べたら何か噂があるんじゃ…？

なおきり

ﾎﾟﾁﾎﾟﾁｯ（調べる

ヒロ

どう？何かあった？

なおきり

ありました！

なおきり

えっと…ｶｸｶｸｼｶｼﾞｶ（上の説明

ヒロ

じゃあ、もふくん、それをやって消えたってこと？

なおきり

信じられないですけど…そうかもです

なおきり

もふくんが向こうでどうなってるかも分かりませんし

なおきり

僕たちも、行ってみましょう！

ヒロ

うん！

一方その頃、もふくんは…

もふ

ここが…異界…

もふ

初めて来た…

？？？

お主、わらわの国に勝手にずかずかと入りおって…

？？？

一体何者じゃ？

もふ

誰だ!?

異界の妖怪

わらわはこの異界の主じゃ

異界の妖怪

お主こそ何者じゃ

異界の妖怪

わらわに招かれざる者が、なぜここにいる？

もふ

…俺はもふ

もふ

あんたがこの異界に連れ去った人を、助けにきた

もふ

それから、あんたが二度とこんな事しないように、倒しにきた

異界の妖怪

つまり、わらわの敵、という訳か…

異界の妖怪

わらわがここに招いた者は、皆わらわが喰った

異界の妖怪

最近は、わらわが力を増したゆえ、より多く喰ったからな

異界の妖怪

お主も無事で済むかは分からんぞ

異界の妖怪

それでも、わらわと戦うか？

もふ

ああ、戦う

異界の妖怪

…面白い

異界の妖怪

わらわも手加減はしないぞ！

異界の妖怪

ﾎﾞｰｰｰ（炎

もふ

バリア！

もふ

ｷﾝｯ!ｷｷﾝｯ!（バリア

もふ

（くそ…これじゃ近づけない…！）

異界の妖怪

威勢は良かったが、やはり弱いのう！

異界の妖怪

ﾎﾞﾎﾞｰｰｰ!（炎

もふ

ﾋﾟｼｯ（バリア

もふ

え…!?

もふ

（バリアに…ヒビが入った…!?）

異界の妖怪

これでとどめじゃ！

異界の妖怪

ﾎﾞﾎﾞﾎﾞｰｰｰ!!!

もふ

ﾋﾟｼｯﾋﾟｼｯ（バリア

もふ

ﾊﾟﾘｰﾝ!!（バリア

もふ

バリアが…割れた…

もふ

くそっ…これで人生終了か…

？？？

もふくん!?危ない！

もふ

え…っ？

もふ

その声…なお兄!?

なおきり

そうです！なおきりです！

ヒロ

俺もいるよ～

もふ

ヒロ君も!?

もふ

２人とも…なんでここに!?

もふ

危ないじゃん！

なおきり

それはこっちのセリフですよ！

なおきり

何か隠してることがあるんじゃと思って尾行してみたら！

ヒロ

単独でこんなところに行ってさ！

もふ

待って、俺尾行されてたの!?

もふ

全く気づかなかったんだけど！

異界の妖怪

またわらわの異界に、人間が土足でずかずかと入って…

異界の妖怪

わらわの邪魔をするでない！

異界の妖怪

お主らも○にたいようじゃな！

異界の妖怪

ならば、お望み通りにしてやるわ！

異界の妖怪

ﾎﾞｰｰｰ！（炎

ヒロ

わっ!?

もふ

２人とも！危ない！

もふ

ｷﾝｯ!（バリア

なおきり

な、何ですか、これ!?

もふ

話は後！２人とも下がってて！

異界の妖怪

先ほど○にかけたというのに、まだ降参しないつもりか？

もふ

そうだよ！

もふ

（う～ん…この火を消火できればいいんだけど…）

もふ

（でも、いつものビームはあまり効果無さそうだしな…）

もふ

（でも、俺が使える技って、ビームしかないんだよな…）

もふ

（なんか、こう…ブレスレットから水が出ればいいんだけどな…）

異界の妖怪

ほらほら、反撃はせんのか？

異界の妖怪

あ、お前、そんな事出来るくらい、妖気操れないのか？w

もふ

う、うるさい！

なおきり

ひ、火が強くなってますよ!?

ヒロ

水筒かなんか、水でも持ってくれば良かったかな…

もふ

（消火器みたいな感じで、水出したりとか、
出来ればいいのに…！）

もふ

ﾋﾞｼｬｰｰｰ（水

もふ

え…!?

異界の妖怪

なっ…!?

異界の妖怪

水!?なぜ!?

もふ

いやこっちが聞きたいわ！

もふ

とりあえずこれで…反撃だー!!

もふ

ﾋﾞｼｬｰｰｰ!!（水

異界の妖怪

ひ、火が…どんどん消えていく!?

もふ

形勢逆転だな、妖怪さん！

もふ

ﾋﾞｼｬｰｰｰ!!（水

異界の妖怪

み、水が足に…！

異界の妖怪

きゃああああぁぁぁっ！

ｼﾞｭｳｳｳｩｩｩ…（溶ける

もふ

…妖怪、溶けちゃった

なおきり

「溶けちゃった」じゃないですよ！

ヒロ

そうだよ！これ、どゆこと!?

ヒロ

なんで…なんで水ぶっかけられただけで、あの人溶けちゃったの!?

もふ

あ、あれね、人じゃないんだよ

なおきり

え…

なおきり

人じゃ、ない…？

もふ

まぁ、詳しく話す前に、一旦元の場所に戻ろっか

ヒロ

あ、うん…

ヒロ

…で、あれが人じゃないって、どういうこと？

ヒロ

確かに火をあんな風に操るのは、人が出来ることじゃないけど…

もふ

あれね、妖怪なんだよ

なおきり

妖怪…？

なおきり

あの、ろくろ首とかの!?

なおきり

実在するんですか!?

もふ

ろくろ首なんかより、もっと恐ろしくてタチ悪いけど、

もふ

一応実在するよ

ヒロ

じゃあ、もふくんがバリア張ってたり、水出したりしたのは…？

もふ

あ、あれね…

そこからもふくんが話し始めたのは、さっきこの目で見てなかったら、絶対信用出来なかったような話だった

もふくんは、妖怪と人間のハーフで、妖怪の力を生かして、人に迷惑かける妖怪を、倒していたというのだ

ヒロ

すげぇな、もふくん…

なおきり

じゃあ、昨日怪我してたのも、妖怪にやられたんですか…？

もふ

あれ、は…その、

？？？

いたぞ！噂の半妖怪だ！

もふ

ヒロ

今度は何!?

もふ

２人とも、隠れて！

なおきり

え？

もふ

早く!!

なおきり

あっはい！

ヒロ

わ、分かった！

妖滅隊の人

お前が最近噂になってる、結月さんの手を逃れた半妖怪か…

妖滅隊の人

人間もいたが…あいつはお前の味方か？

もふ

味方…だけど、２人とも俺が半妖怪だって知らない

もふ

俺の素姓を２人とも知らないで仲良くしてたんだから、

もふ

２人を妖怪の味方罪で処刑は、出来ないよな？

ヒロ

（なんだ…あいつ？）

ヒロ

（物騒な鎌持ってるけど…）

なおきり

（妖怪の味方罪って、なんですか!?）

なおきり

（もふくんの素姓を知ってて仲良くしてたら、処刑なんですか!?）

妖滅隊の人

まぁ、知らないで仲良くしてたなら、処刑は出来ない決まりだな

妖滅隊の人

ま、お前の親父は、知ってて味方してたらしいがな

もふ

な、なんで父さんのこと…!?

妖滅隊の人

その事も含めて、お前は最近俺らの間で噂になってるんだよ

妖滅隊の人

じゃ、半妖怪さん、早速○んでもらうぜ！

妖滅隊の人

ﾌﾞﾝｯ（鎌

もふ

っ!?

もふ

ｷﾝｯ!（バリア

妖滅隊の人

そんなんぶっ壊してやr…

妖滅隊の人

ﾊﾞｷｰﾝｯ!（鎌が吹っ飛ぶ

妖滅隊の人

なっ!?

妖滅隊の人

こいつ、バリア強すぎだろ！

妖滅隊の人

こんな強さじゃ、俺の鎌で壊せねぇ…！

もふ

じゃ、自分から逃げてくれたらお互い安心かもね

もふ

俺、人間は極力○したくないからさ

妖滅隊の人

くっそ…覚えてろよ！

妖滅隊の人

ﾀﾀﾀｯ（去る

もふ

ふぅ…

もふ

２人とも、出てきていいよ

ヒロ

ね、ねぇ…今の、何？

なおきり

あれ…は、多分人間ですよね…？

もふ

あれは人間だよ

もふ

妖滅隊っていう、妖怪滅ぼすぞーっていう組織の人

ヒロ

もしかして、もふくん半妖怪だから、狙われてるの？

もふ

そういうこと

もふ

昨日の怪我も、妖滅隊の人の仕業なんだよね

もふ

妖怪に味方する人間まで○すからさ～…

もふ

それもあって、皆に言いたくなかったんだよね、俺の素姓

なおきり

それで、隠してたんですか…

もふ

あと、皆が半妖怪の俺を、受け入れてくれるか分からなかったし…

ヒロ

…何言ってんだよ！

ヒロ

受け入れるに決まってるじゃん！

なおきり

そうですよ！

なおきり

僕達、カラフルピーチの仲間じゃないですか！

もふ

…そっか

もふ

ありがとう、なお兄、ヒロ君

ヒロ

お礼言われることじゃないよ～！

もふ

あ、そうだ、この事、皆には黙っててくれる？

なおきり

どうしてですか？

もふ

急に俺が半妖怪だって言っても、そう簡単に信じられないでしょ？

もふ

２人も、さっき異界でのことを見てなかったら、信じないと思うし

ヒロ

それは、そうだな…

もふ

せめて話すなら、やむなく力を使って、信憑性を増してからの方がいいからさ

なおきり

分かりました！

ヒロ

OK！

ヒロ

じゃ、帰ろっか！

もふ

だね！（同時

なおきり

ですね！（同時

ヒロ

もう夕方になっちゃってるし、帰ろ～！

主

これで第3話は終わりです

主

そして、繁忙期（？）を経て、私も復活しました！

主

もふくんの怪我が、本当に事故なのか疑うヒロ君となおきりさん

主

２人はもふくんの後をつけてみることにします

主

そして、そこでもふくんが半妖怪だということ、

主

そのせいで妖滅隊に追われていることを知ります

主

もふくんの不安と違い、２人はもふくんの素姓を、
受け入れてくれました

主

妖滅隊でもふくんは噂になってるようですが、
それがどのように影響するのか

主

次回をお楽しみに！

俺の隠し事

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続き楽しみに待ってます！

続き楽しみに待ってます頑張ってくださいなお兄とヒロくんにバレた次は誰だろ?

楽しみにしてます！

ころぎしみれ

プロフィール

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