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美味しい (
吸血鬼ってやっぱり不死身なの?
俺の腕の中で笑ってる男の体は 真っ赤に染まっている
それでも俺を心配させぬように 「大丈夫だから」 などとほざきやがる
俺はこの男ほど酷い傷は負っていないが 軽傷とは言えない状況
そんな中俺の腕の中で 真っ赤に染まっていた男の体は 徐々に修復し始めている
この光景を見るのが 初めてと言うわけではないが
俺よりも重症だった奴が 今じゃもう無傷と言えるほどまでの 体になっているのに苛立ちを覚える
陽夏
男は立ち上がって笑顔で俺に言う
奏多
陽夏
陽夏
陽夏
奏多
そう言って 陽夏が俺を抱えてくれる
奏多
陽夏
奏多
陽夏
奏多
陽夏に家まで連れてきてもらい 風呂場で血を洗い流す
奏多
陽夏
奏多
鏡に映る自分の体を見て 俺は不安になる
俺は怪我をしても綺麗に治らない あいつとは違うから
奏多
陽夏
奏多
陽夏
陽夏
奏多
陽夏の言葉が胸に刺さる
そんなこと俺が1番よくわかってる
陽夏
陽夏
奏多
奏多
陽夏
陽夏
奏多
陽夏
陽夏
奏多
陽夏
重い雰囲気を変えるためか 明るい口調で話し始める
陽夏は自分の鞄を漁り始める
陽夏
鞄から取り出したのは 血液の入った瓶
蓋を開けて一気にその血液を飲む
陽夏
陽夏
奏多
陽夏
奏多
陽夏
陽夏
奏多
奏多
陽夏
わざと大きいため息を残して 俺はキッチンに向かう
それと同時に 陽夏はテレビの電源を入れる
陽夏
奏多
陽夏
陽夏
奏多
陽夏
奏多
陽夏
奏多
奏多
食事の用意をして陽夏の隣に座る
陽夏
陽夏
奏多
陽夏
陽夏は俺の頬に手を添え 口付けをする
いつまでこの生活が続くのか 俺はそんなことを考えて
明日も生きていく。