僕はすぐに救急車を呼んだ
幸い救急車も10分経たないうちに 来てくれた
病院側も黄くんを探していたみたいだ
救急隊員
黄さんとお知り合いですか?
青
あっ、はい!!
桃
そうです!
救急隊員
どうぞこちらへ
桃くんと僕も救急車に乗って 病院へ向かう
病院へ着くなり黄くんは緊急手術室へ 運ばれて行った
道中、黄くんは息を荒らげながら 「苦しい」と涙を流していた
僕はどうすることもできなかった
青
…ッポロポロ
不安な気持ちで押しつぶされそうになる
桃
…青、、大丈夫だよきっと
桃
信じよう…
青
うん、、ポロポロ
僕達は静かに黄くんが帰ってきてくれることを祈って待った
~ 数年前 ~
青
しんぞうびょう?
黄
うん、
黄
僕、心臓が生まれた時から弱くて
黄
ちょっとのことでも呼吸困難とかになっちゃうんだ
青
そう、なんだ…
青
じゃぁ外に行ったりはできないの?
黄
うん
黄
長時間歩いたり走ったりすると苦しくなっちゃうの
黄
大声とかもだせないかな、
青
そっか…
黄
一緒に遊べなくてごめんね?
青
ううん!大丈夫ニコッ
青
黄くんとお喋りしてた方が楽しいし!
黄
ありがとぅニコッ
心臓病、、
黄くんはこうなること分かってて 僕を止めに来てくれたのかな…
僕が代ってあげられたら、、、
そんなことを考えていたら 手術室のランプが消えた
青
!!
桃
!!
青
先生!黄くんは…?
医師
なんとか一命は取り止めました
青
ッホ
桃
よかったな
青
うんポロポロ
医師
ですが━━━
青
えっ?………
桃
ッ………