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私達は事件が終わった後、アトラクションなどは楽しまず、すぐさまグランピングに戻った。

花園 優

エース・トラッポラ

デュース・スペード

グリム

沈黙が続く…

エース・トラッポラ

…はいは~い!!沈黙おしまい!

エース・トラッポラ

何かの事故だと思うからダイジョブだって〜!

花園 優

エース…

エースはお得意の陽キャ力で一気に皆の心が晴れた。

デュース・スペード

…そうだよな!エースの言う通りだ!

グリム

もう夜だし、メシも食ってねーから
今から夕飯作るんだゾ!!

グリム

ペッコペコだ〜!!

花園 優

ふふっ!そうだね(笑)

花園 優

ありがとうエース!

エース・トラッポラ

ん?何だよ?いきなり。

花園 優

何でも(笑)

エースや皆のお陰で、事件のことも もう気にならなくなった。

花園 優

あっ!デュース!それもうひっくり返さないと焦げちゃうよ!

デュース・スペード

あっ、本当だ。ありがとう!

グリム

肉がウマすぎるんだゾ〜!!

エース・トラッポラ

えっ…お前って肉食えたん?

グリム

当たりメーだろ!
グリム様を舐めんじゃねー!!

エース・トラッポラ

ふーん((棒)

花園 優

ねぇねぇ!こんなことってさ、二度と体験できないことだよね!(^_^)

デュース・スペード

そうだな!母さんと一緒に行きたいくらいだ(^_^)

エース・トラッポラ

ふっwww マザコン(笑)

デュース・スペード

なっ…!マザコンじゃない!!

エース・トラッポラ

まぁ遊園地の出来事も二度と体験出来んとだしな(笑)

花園 優

ちょっと!💧
思い出したらまた震えが…!

デュース・スペード

どうしてくれるんだエース…!

グリム

フン…オメーらビビリなんだゾ…!!

デュース・スペード

そういうグリムこそビビってるだろ!💧

花園 優

ホントだよ!(笑)
毛がジリジリ立ってるし!

グリム

うっ…うるせー!!これは風なんだゾ!

エース・トラッポラ

皆、ちょっと静かにして

デュース・スペード

エース!(笑)まさかお前もビビっt

エース・トラッポラ

ちょっ!マジで1回黙って!

花園 優

? 
どうしたの?

エースの様子がおかしい… 目つきも鋭くなっている。

エース・トラッポラ

なあ?今の聞こえた?

グリム

は?何も聞こえ…

グリム

!!

デュース・スペード

!!

花園 優

!!

私達は大きな窓から響くクレーンの音に驚いた。エースが聞こえていたのはこれだったのね。

花園 優

なっ…何、クレーンの音?こんな夜中に工事?

デュース・スペード

ちょっと、僕外に行ってくる。

エース・トラッポラ

おい待てよ!
一人だけじゃ危ないって!!

グリム

こういう時はオレ様達も行くんだゾ!

花園 優

そうだね!一緒に行こう!

エース・トラッポラ

ほんじゃあ!ライト部隊デュース前へ!

デュース・スペード

いや僕が前なのか!?💧

グリム

後ろはオレ様が守るんだゾ!

花園 優

ありがとう!グリム

私達は列になって外に出て行った。

エース・トラッポラ

外は…何かあるか?

花園 優

わっ!外にいっぱい人がいるよ!

デュース・スペード

あっ…ちょうどそこにシルバー先輩とリリア先輩もいるぞ!

グリム

聞き込み開始なんだゾ!

グリム

おーい!!リリアー!シルバー!

リリア・ヴァンルージュ

おおっ!グリムたちか。

リリア・ヴァンルージュ

お主ら聞いたじゃろ?クレーンの音。

エース・トラッポラ

聴きました!凄かったですよね。

花園 優

一体‥何があったんですか?

シルバー

俺も詳しくは分からない。ただ、近所の人によるとクレーンが突然あの家の前で倒れたらしいんだ。

デュース・スペード

そんな…中にいる人は大丈夫なんですか!?

シルバー

どうやら黒い髪の色をした女性が重症を負ったそうで、死人は居ないみたいだ。

花園 優

!!?

花園 優

(黒い髪の女性!?重症?!そもそもどうしてクレーンが家に?)

リリア・ヴァンルージュ

全く〜…年寄りを驚かせるでないわ!

エース・トラッポラ

え?年寄り?

リリア・ヴァンルージュ

ん?あ~あぁ…何でもない!

リリア・ヴァンルージュ

ちょっとしたジョークじゃよ!(笑)

グリム

はぁ~もうビックリしたんだゾ!!

デュース・スペード

帰って肉食べるか…

エース・トラッポラ

もう肉食べれる気がしねー…

花園 優

そうだね…

エドワード・プリングス

はあっ‥はあっ…

私達がグランピングに戻ろうとしたとき、エドワードさんがこちらに向かって走って来た。

花園 優

エドワードさん!!

シルバー

……

シルバー先輩はまた彼を睨んでいる。

エドワード・プリングス

今のクレーンの音何!?

シルバー

ただの事故なので大丈夫です。お帰りください。

リリア・ヴァンルージュ

?! シルバー…!!
いきなりどうしたんじゃ!!

私達には具体的に説明してたのに、 エドワードさんとなったらこれ…

そりゃ横にいるリリアさんも驚くわ…

エドワード・プリングス

え?何があったの?

エース・トラッポラ

ちょっと…歩きながら説明します!

デュース・スペード

僕たち、ちょうどグランピングに戻るところだったんです!

グリム

それじゃあ!リリア!シルバー!また明日なんだゾ〜!!

リリア・ヴァンルージュ

のう!また明日な!

グリムはリリア先輩とシルバー先輩に手を振りながら帰った。お二人も、グリムに手を振り返えしていた。

リリア・ヴァンルージュ

ったく…シルバー!!顔に出過ぎじゃぞ…ちと抑えるんじゃ。

シルバー

すみません…親父殿…

私は、後から来たエドワードさんに今回の事件の事について詳しく話した。

エドワード・プリングス

そんなことがあったんだね…

花園 優

そうなんですよ…家がクレーンの前で潰れてるとか…あまりにもミステリー過ぎてビビりましたよ!💧

エドワード・プリングス

大丈夫だよ!何かあったら優ちゃんのことは僕が守るから!!

花園 優

////…ありがとうございます。

デュース・スペード

頼もしいっす!!エドワード先輩!

エース・トラッポラ

あー…もうお前ら付き合っちゃえば?💧

グリム

そうなんだゾ!このバカップルめ!(笑)

花園 優

バ、バカップルですって!?///

グリム

プークスクスwww
照れてるんだゾー!!!

花園 優

もぉ〜///(●`ε´●)

エドワード・プリングス

あははっ!優ちゃん元気だね!

花園 優

あっ…あははっ!!照れますね〜///!

エドワード・プリングス

それじゃあ、僕はこれで!

デュース・スペード

はい!また明日!

エース・トラッポラ

さっさと飯食おうぜ〜♪

グリム

お肉富豪なんだゾ〜!

花園 優

エドワードさん、また明日合いましょ〜!

私とデュースは手を振るエドワードさんに手を振り返した。

グリムとエースはそのままグランピングに戻った。

私達は気を取り直して残っている夕食を食べ、ゆっくり休んでいる時だった。

花園 優

…はぁ~私達絶対呪われてるよ〜!

エース・トラッポラ

それな〜 イデア先輩のオバブロといい
今日の事件といい、散々だよな!

グリム

前言撤回!やっぱ『マジカルキャンプ』になんか行かなきゃよかったんだゾ〜

デュース・スペード

だな。
さっきのクレーン事件もそうだけど…

デュース・スペード

遊園地の事件もおかしかったよな。

花園 優

…遊園地

エース・トラッポラ

ん?どした?監督生

花園 優

いや、実はずっと思ってたことがあったんだけど黒髪の女性が亡くなったのって…"上からだ"って目撃した人は言っていたけど何処からなんだろう?と思って。

デュース・スペード

それは僕も同じだ。

花園 優

それに、次の標的が私になりそうな気がするのよね…気のせいなのはわかってるんだけど…

デュース・スペード

そんな!ただ単にどちらも"黒髪の女性"なだけだろ!

エース・トラッポラ

そうだよ!偶然だろ!?そんなの!

花園 優

…だといいんだけどね(笑)

ピンポーン

花園 優

…インターホンが鳴った?

デュース・スペード

今8時だぞ!?

グリム

一体何者なんだゾ‥?

エース・トラッポラ

よし!今からインターホン見んぞ…

エース・トラッポラ

よし…誰か絶対見るからな…

エース・トラッポラ

見るぞお…絶対に…

エース・トラッポラ

良いか…絶対321で見るかr

『はよ見ろ!!!』と、 なかなか確認してこないエースに私とグリムとデュースは怒鳴った。

???

誰かそこにいるのか?

エース・トラッポラ

あれ!?シルバー先輩?どうしました?

モニターに居るのは、さっき会ったシルバー先輩だった…

シルバー

監督生に用があるんだ。居るか?

花園 優

えっ‥私?
はい!今出ま〜す。

花園 優

あの…シルバー先輩、どうしたんですか?

シルバー

こんな夜中に突然呼び出してすまない。

シルバー

実はお前にこれを渡そうと思って…

花園 優

!?

花園 優

…これ、防犯ブザーですよね?💧

シルバー

あぁ、何かあったときにそれを鳴らしてくれ。

花園 優

え?わ、分かりました。💧

シルバー

それじゃあまた、おやすみ。

花園 優

え!?

私は驚いた。 何故ならシルバー先輩は私に防犯ブザーを渡した後、遠くにビューンと走って行ってしまったからだ。

花園 優

え、あぁ…ぁ…おやすみなさい💧

花園 優

(い…一体何なの…?

花園 優

防犯ブザーもらっちゃったんだけど…💧)

グランピングに戻った後

エース・トラッポラ

監督生ー!どうだった?

花園 優

…もらっちゃった。

デュース・スペード

え?

花園 優

…シルバー先輩から…防犯ブザー貰っちゃったんだけど…

花園 優

"何かあったらこれをすぐに鳴らせ"って…
これ…何に使えばいいの…💧

グリム

いやいや!いきなり何なんだゾ!?💧

デュース・スペード

普通に何かあったときのために持っておけば良いんじゃないのか?

デュース・スペード

最近物騒な事件が多いし、優は"黒髪の女性"だから、狙われても助けが求められるよう渡したとか!

エース・トラッポラ

いや、だとしてもおかしいだろ普通💧

グリム

ん?何がおかしいんだゾ?

エース・トラッポラ

だいたいさ~、何でこんな夜中に見ず知らずの人間に防犯ブザーなんか渡すわけ?

デュース・スペード

見ず知らずではないと思うが…💧

花園 優

まぁ、たしかにそうだよね💧
でもシルバー先輩の事だし…

エース・トラッポラ

だとしたらシルバー先輩気が良すぎだろ?

エース・トラッポラ

これじゃあ"次に狙われるのはお前だ"
って言われてるようなもんじゃん!

花園 優

!!!

デュース・スペード

???…"次に狙われるのはお前だ"?

グリム

つまりどうなるんだゾ??

エース・トラッポラ

…はぁ~もう…💧
だから!!

花園 優

あのね‥!エースが言いたいのは

花園 優

私は、クレーン事件についても遊園地の事件についても被害者は"黒い髪の女性"だから、次に狙われるのは私なんじゃないか。って、さっき言ったよね。

花園 優

でももう事件なんてやって来ないかもだし、エースが言った通り、被害者がどちらも"偶然黒髪の女性"ってだけかもしれないのに

花園 優

シルバー先輩は自分の事でもないのに
次の事件で私が狙われると知って、さっき私に"防犯ブザー"を渡してきたの。

花園 優

優しいなって思うけど、これって裏があるみたいでおかしくない?

デュース・スペード

裏…はっ!!まさか…

花園 優

そう。つまり簡単に言うと、遊園地やクレーンの事件の犯人は"シルバー先輩"なんじゃないか?ってエースは言いたいの。

花園 優

でも…私からすれば可能性は高くもなければ低くもないってところなんだよね〜💧

グリム

でもおかしいんだゾ!!

グリム

何で狙われるかもしれない優にわざわざ防犯ブザーなんか渡すんだゾ!?

エース・トラッポラ

この防犯ブザーよく見てよ!

グリム

ふなっ!?これ魔法なんだゾ?

デュース・スペード

…何か防犯ブザーから魔力が漂っているな…

エース・トラッポラ

そーでしょ?防犯ブザーなんかに普通魔力なんか入れないって!絶対なんか変な形にされててるって!例えば…それを鳴らせば何か呪いが発動するとかさ?

花園 優

呪い!?

花園 優

まあでもシルバー先輩ってちょっと怪しいよね…

花園 優

朝もそうだったけど、エドワードさんにやたらと冷たかったし…
防犯ブザーだって事件の様子を見たときに渡せばよかったのに…

エース・トラッポラ

まあ監督生の言ってることも一理あるけどさ。だいたいこの事件の犯人はリリア先輩もグルだと思うんだよね!!

グリム

リリアも?!

エース・トラッポラ

遊園地の事件で見ちゃったんだけど、あの事件にもシルバー先輩とリリア先輩 一緒に居ててさ、見たあとあの2人すぐ遊園地の出口に向かって行ったんだ!

エース・トラッポラ

しかも小走りしながら!

花園 優

エースも見てたのね…

デュース・スペード

…シルバー先輩が…そんな…

花園 優

だっ…大丈夫だよ!💧デュース💧

エース・トラッポラ

まあまだ確定ってところまでは行かないさ。

エース・トラッポラ

こんなミステリーな事件を起こせんのは、魔法士の誰かに違いないと思うぜ。

花園 優

そうだよね…。気をつけなきゃ。

グリム

今日はもう寝よーぜ…

グリム

何か怖くなってきちまったんだゾ…

デュース・スペード

皆!出来れば今日は室内で寝よう!

エース・トラッポラ

そーね。俺ソファで寝るわ

デュース・スペード

じゃあ僕はこの布団がある所で。

花園 優

ハンモックで寝たかったけど…仕方ないよね…

花園 優

私とグリムはベッドルー厶に行って寝てくるよ。みんなおやすみ。

グリム

オメーらおやすみなんだゾ!

エース・トラッポラ

おう!おやすみ〜!

デュース・スペード

おやすみ。

こうして私達は一晩寝ることにした。

エース・トラッポラ

さーってさっさと寝るか!

デュース・スペード

そうだな。

そしたら…

パッシャーン!!!

花園 優

ーーーー!!!!(悲鳴)

グリム

ふなぁっー!!!優に何するんだゾー!!!!

急にベッドルー厶から窓ガラスが割れる音と、グリムと私の叫び声がした。 その騒動にエースとデュースは背筋が凍るほど驚いていた。

エース・トラッポラ

…ん?!監督生にグリム!?

デュース・スペード

大丈夫か!?

花園 優

はぁ…はぁ…エース!デュース!…良かった…

グリム

ふなぁ…怖かったんだゾ…

私とグリムはベッドルームの扉を開けて、涙ぐみながらエースとデュースがいるソファと布団がある部屋に戻った。

エース・トラッポラ

今すげえ音がしたけど、何があったんだよ!?

花園 優

じっ…実は、寝ようとして、ベッドルームの電気消したら…急に窓ガラスが割れて…そこに知らない男の人が入ってきて…急に私の口を抑えたの…

デュース・スペード

嘘だろ?!確かに…窓ガラスが割れてるな!

グリム

それで‥オレ様が男の顔を…爪で引っ掻き回してやったんだゾ…

グリム

そしたらあっさりと窓から逃げちまった…

エース・トラッポラ

おぉ…おん…何かスゲェなグリム…💧

デュース・スペード

誰にやられたんだ?それ…

花園 優

分からないのよ!…暗くて…顔すらも…

花園 優

ただ…原型はわかったから…一応男性なのかなって💧

エース・トラッポラ

お前ら…一応なんともないんだな!?

花園 優

うん…口抑えられただけで…特になんともないよ…

グリム

窓は結構ベットとは距離が遠いし、
ケガなんて1ミリもしてねーんだゾ!

花園 優

…ねぇ、今日ここで寝ていいかな?

デュース・スペード

寧ろそうしてくれ!!
今警察を呼ぶ!!

花園 優

ありがとう。デュース…

エース・トラッポラ

あ~あ…俺らってマジ不幸…

花園 優

いやいや、グリムと私のほうが大概不幸食らってるよ…💧

デュース・スペード

通話終了

通話
09:02:04

デュースは警察に電話した。

そしたら、警察がうちのグランピングに事情調査しに来てくれた。

私達は、何とか事情を話して無事このグランピングで安眠することができた。 ベッドルームは使えなかったけど…

次の日の朝

警察

おはよう

私達は寝ぼけながら警察の挨拶の言葉に『おはようございます。』と返した。

警察

突然申し訳ないだが、君たちは今日から別の所に泊まりに行ってもらうよ。

エース・トラッポラ

???

デュース・スペード

???

花園 優

???

グリム

???…ゑ

突然、警察から別のグランピングへと 一時期移動を言い渡された。

警察

そこで今回は210号のグランピングに行ってもらうよ。

デュース・スペード

え…210号?

警察

そう、君たちは203号のグランピングだよね?

エース・トラッポラ

あっ!ホントだ。でっかい文字で203って書いてあるわ…

エースは庭にある看板を窓から見た。 どうやら看板の数字は裏表あるみたい。 というか、番号すらも今まで気付かかったなんて…よっぽどはしゃぎすぎたんだろう。

ここに来れたのも、案内人の人についていったおかげだし…

花園 優

210号ですか…分かりました。

警察

210号のグランピングは1番奥に在るところだから、まあ看板を見たら分かるだろうけど、その分遠いから君たちが狙われることは少ないと思ってね。

エース・トラッポラ

今ここで事件が起きてるから…行くしかないんだろうけど、でも向こうは大丈夫なんですか?

警察

向こうからも入居を許された…というか、寧ろ嬉しがっていたからそこら辺は大丈夫だよ。

警察

すまないね。

デュース・スペード

いえっ…!全然大丈夫です!💧

花園 優

ありがとうございます!

こうして私達は、全ての荷物をもって 別のグランピングに移動したが…

リリア・ヴァンルージュ

おおっ!お主ら!待っでおったぞ☆

シルバー

警察から話は聞いた。大変だっただろう。ゆっくりしていってくれ。

グリム

おっ…おう💧

『何でよりによってお前らとなんだよ!?』と、このとき私・エース・デュース・グリムは心の中で言っていただろう。しかも…

デュース・スペード

あっ!!

エース・トラッポラ

いや何だよ!?急にでっかい声出して!!

シルバー

? どうかしたか?

デュース・スペード

シ、シルバー先輩…その怪我どうしたんですか?

デュースはシルバー先輩の顔を指差した。 そう。シルバー先輩の綺麗な顔には大きな絆創膏が1つ2つ顔に貼られていたのだ。

この時…私達は背筋が凍りついた。 まさか…シルバー先輩の怪我は昨日グリムが引っ掻いた痕なんじゃ…いや、そうなのか?と私は頭を巡らせた。

リリア・ヴァンルージュ

あ~これか(笑)
昨日ワシとの鍛錬のときにつけた痕じゃよ!!

グリム

タンレン…?何か怪しいんだゾ…!!

リリア・ヴァンルージュ

何が怪しいんじゃ?別に何も怪しむこと無かろう(笑)

花園 優

み、皆こっち…

私は小声でエースとデュースとグリムに手招きをした。3人もそれを察してくれた。

花園 優

リ、リリア先輩…シルバー先輩…
ちょっと気晴らしに大広間に行ってきますね…

シルバー

……… 
分かった、くれぐれも気をつけてくれ。

リリア・ヴァンルージュ

そうじゃぞ。ここ最近物騒な事件が多いからのう。

エース・トラッポラ

あっ!はーい…(苦笑)

デュース・スペード

(ここにいる方が物騒だろ…)

グリム

(こんなとこ、いてられるかってんだ!!)

私達は玄関の扉を開けた後、2人に気づかれないよう抜き足差し足で2人のグランピング から遠のいた所で大広間… というのは嘘、その向かい側にある"フラワーガーデン"へと猛ダッシュした

花園 優

はぁ…はぁ…はぁ( ´Д`)=3💧

花園 優

ちょっ…ちょっと待って…皆早いって!💧

グリム

優がおせーんだゾ!!

エース・トラッポラ

監督生〜その持久力どうにかしたら?

花園 優

どうにかなんないよぉ!!

デュース・スペード

皆!ここがフラワーガーデンだぞ!

グリム

もうなのか?

エース・トラッポラ

意外と近かったんだな…

花園 優

わぁ…花がいっぱいで綺麗だね…!!

デュース・スペード

それで…どうするんだ?今日ここで野宿するか?

エース・トラッポラ

そうだね〜…流石にあの殺人犯が住んでいる所には住めねーわ…

グリム

警察に電話するか?

デュース・スペード

待て!まだ確定と決まったわけじゃないし…取り敢えず2日目はここで泊まろう!

エース・トラッポラ

せっかくグランピングがあんのにここで野宿するとか、最悪だわ〜

花園 優

しかもマジカルキャンプ最後だし…

花園 優

こんなので終わるとか泣くしかないでしょ(苦笑)

デュース・スペード

地上最悪のグランピングだな…

グリム

んじゃあ、何する?最初は食料の調達か?

エース・トラッポラ

おっ!グリム賢い!

グリム

グリム様だからな!!

花園 優

それじゃあ、あそこのスーパーで買い物しよっか。

私達はフラワーガーデンの出口を通り抜けて早速街に出た。そこで私達はお菓子や食パン、スライスチーズ・缶詰などを買って、またフラワーガーデンに戻った。気がつくと、空はオレンジ色に輝いてていた。夕日だ‥

エース・トラッポラ

ふぅ〜…一晩ここでねんねするか〜

デュース・スペード

だな…だんだん暗くなってきてる。

私達は早速お菓子やパンなどをガツガツ食べた。

グリム

買いすぎて日が暮れてきてるんだゾ!!
ガブガブガブ…

花園 優

わっ!!ちょっと、グリム食べ方汚いよ!!💧

グリム

うるせーんだぞ!!オレ様今ちょー腹減ってんだ!!

グリムはお菓子やツナ缶などを大量にムシャムシャと口につめた。そのおかげで、地面は食べクズがありすぎる。

デュース・スペード

ンフ!ほえほほえをほえはははえほう!

エース・トラッポラ

いや何言ってんのか分かんねーよ!💧
ちゃんと飲み込んでから喋れよ!!

デュース・スペード

ゴクッ…これを乗り越えたら帰ろう!

デュース・スペード

それまで、俺たちはここで暮らそう!

花園 優

そうだね!めっちゃ嫌だけど泊まるしかないよね!

エース・トラッポラ

それな!

グリム

こんなのお茶の子さいさいなんダゾ〜!!

???

あれ?君たち…どうしてここに?

エース・トラッポラ

???

デュース・スペード

???

グリム

???

花園 優

???

シルバー

親父殿…彼奴ら、帰りが遅くないですか?

リリア・ヴァンルージュ

日が暮れとるというのに、何やっとるんじゃ

シルバー

俺、ちょっと様子を見てきます。

リリア・ヴァンルージュ

ああ、頼んだぞ。ワシは警察を呼んでくる。

『優のときめく恋心』 中編終了

後編へと続く↓

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