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読了しました。いやあ、冒頭から坂本がカップ麺を啜る手を止めるカット、好きです。日常の動作が「凍る」だけで、緊迫感が一気に伝わってくる。南雲の退行表現も、幼い喋り方とぼんやりした仕草に切なさが滲んでいて、読んでて胸が締め付けられました。 個人的に一番刺さったのは、坂本が自分の懸賞金を治療費に充てようと提案する場面。自己犠牲の重みと、それを引き裂く南雲の「しんじゃやだ」が響く。シンの葛藤もリアルで、この三角関係のバランスが絶妙だなと。続きが気になります。
南雲は単独で連戦を行なった。 南雲は実力はあるが数には負けた。 とある日、 坂本は南雲の行方不明の噂をシン越しに聞いた。
シン
坂本
シン
坂本はカップ麺を啜る動作が止まった。
坂本
シン
坂本
空気が凍る。
その頃
南雲は路地裏でぼんやりと自分の手のひらを見ていた。
南雲
南雲
南雲は脳がやられていた。
戦闘中に強打したのだった。
坂本
坂本の影がさした。
坂本
南雲
南雲はゆっくりと顔を上げた。
南雲
坂本
南雲は焦点を結んでおらず、どこか、
幼かった
南雲
坂本は南雲の目線に合わせてしゃがんだ。
坂本
南雲
坂本
南雲は困ったみたいにへにゃっとなって
南雲
南雲は んー、、 と拗ねる
坂本
坂本
南雲
ゆっくりだが立てた。
坂本
坂本は自分でも驚いたが、何もなかったかのように南雲を支えて歩いた。
数分後
南雲は坂本商店に一時避難した。
南雲
坂本は闇医者に南雲を診させた。
脳が半分壊死しているらしく、
復帰は難しい、と。
坂本
医者がびくり とはねた。
医者
シン
シン
医者
坂本
坂本
坂本
シン
その日から、坂本がどこかおかしかった。
数日後
シン
坂本
シンは坂本の肩を掴む
シン
シン
シンは眠っている南雲の方を見た。 少し恨めしかった。
坂本
坂本
シン
間が空いた
坂本
シン
坂本
シン
シン
坂本は低い声で
坂本
シン
坂本
坂本
シン
無理やり笑おうとする
坂本
坂本
坂本
凍った
その瞬間
ぱしんっ
シンが坂本を殴った
シン
シン
シン
シン
大事だ。
と言いかけて止まった。
坂本の目が、あまりにも悲しんでいたから。
南雲は、ひとりぼっちだった。 赤尾も死んで、坂本も結婚した。 いつも、見送る側だった。
坂本
坂本
南雲
坂本は固まった
南雲
南雲は動かしにくい体を必死に動かして手を伸ばしてきた。
泣いていた。幼い泣き方。ボロボロと涙が出るままに。
坂本
南雲
死んでほしくない。
それだけのねがい。
南雲は
優しすぎた。
坂本
シン
坂本は南雲が伸ばしてくれた手を掴んだ。
南雲
南雲はふにゃりとわらう。
シンは
南雲が死ねばいいのに
と思ってしまっていた。
でも
坂本の目を見て、その考えは消えた。
南雲のあの笑顔を見てその考えは消えた。
シン
シン
シン
自分でも馬鹿らしい発想だとはわかっていた。
が
坂本
シン
南雲
南雲の場違いな感想がまた、
愛おしかった
数ヶ月間坂本は隠れておいた。
死んだことにするために。
懸賞金はシンに入ってきており、南雲の治療費に回した。
南雲
南雲はくしゃり と病院のベッドの上で笑った。
南雲の言語能力も日に日に治ってきていた。
でも、
幼さは残るらしい。
でも 今は
それすら愛おしい。
レミ(作者)
レミ(作者)
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