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笑顔

2 - きっかけ

♥

122

2023年07月21日

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はい…一話目です

どうぞ

???

ほとけは、いい子だもんね?

💎(幼)

うん!ぼくいいこ!

???

じゃ…また待っててられるよね?

💎(幼)

…うんっ!!

???

ありがと~

???

ほんと、えらい子だね~

💎(幼)

ぼくえらい?

???

ん、えらいえらい!

???

じゃ、行ってくるね?

💎(幼)

うん!

💎

…っっ!!

思わず飛び起きる。 …最っ悪な夢。

💎

なんで、あんな夢…っ

幼少期の頃の夢なんて、いちばん見たくない。 __幸せな僕に、嫉妬しちゃうから。 …なんて、ね。

💎

…今日、収録か

準備しなくっちゃ。

どうやって撮るとか知らないので、その辺はご愛敬で

💗

みんな入ってる?

💙

おるでー!

💜

僕も!

りうらもー!

💛

俺も—

💎

僕も—!

💗

じゃ撮ろー

💜

今日の企画なんやったっけ

💎

えまって僕も忘れた

本当はメモまでしてあるけど。 …ここで初兎ちゃんのことイジったらまた何か言われそうだし。

何やってんのー…ほとけっち

💗

ダメだよー?いむ

💎

え僕だけ??

💙

企画忘れるとか一番ダメなやつやん、ほとけ

💎

ひっどー!最低!

💛

まぁまぁ、初兎も忘れてるんやし

💗

今日やる企画は、『秘密暴露しながら一発撮り』です!

💎

じゃ撮ろー

💜

______。

💗

___⁉

💎

___ww

💙

_____!!

_____?

💛

___。

💗

…じゃ次は、まろかぁ

💙

俺やとなんか悪いん!?

💎

秘密面白くなさそうだからじゃない?

それ言ったらないくんだって面白くなかったよ

💗

えひどくない⁉なんでこんなとばっちり…

💛

はいはい、まろの話聞こうやw

💙

…この前さ_____だったんよ

💜

…ぇ、やば…w

微かな初兎ちゃんの声が聞こえた。 僕も、口に出して言ってみた。 初兎ちゃんも小声だったのだから、僕もそうすればよかった。 __けれど、そうしなかった僕が悪いのかもしれない。

💎

…ヤバ…w

💙

___!!

💗

___ww

💛

______?

___!!

💗

じゃ、ここで終わりまーす!

💙

ばいば~い

次の日

僕は、何度も鳴り響く通知音で目が覚めた。 スマホを手に取ると、これまでになかった量のLINEが送られてきている。 しかも、全部メンバーから。

💎

…なんだろ……

そうつぶやいてから画面を開く。

💗

いむー!!起きてる?

💙

昨日撮った動画、炎上してるで!!

💜

いむくんLINE見てないんとちゃう?

どうしよう!?

💛

とりあえず動画消そうや!

💗

だね!

💙

俺消しとくわ

でも消したらやましいことがあるって言ってるようなもんじゃない?

💜

実際燃えてるんやから関係ないやろ!

💛

ほとけ大丈夫かな…?

💙

そこまで大きな騒ぎにはならんとええんやけど

💗

とりあえず様子を見よう

了解

💜

OK

💛

了解

💙

すぅっと血の気が引く音がした。 …炎、上…?

あわてて画面を閉じ、エゴサを開始した。

__けれど。

💎

……ぇっ…!

いふくんが動画を消してくれたにも拘わらず。

そこに羅列された言葉は、まるで凶器のようだった。

そこまで身構えていなかった僕の心に、次々と刺さっていく。

体が冷え込む。

💎

……~っっ!!

ポロッ、と一粒の涙が零れ落ちる。 一度落ちたものは止まらなくて、そのまま次々と溢れ出てしまう。

__人は、時に楽しそうに、 時につらそうに、 時にはとても嬉しそうに、 言葉の刃をふるう。

そして言葉をふるう彼彼女たちは皆、満たされていない。

だから易々と言葉を投げつけられる。

そのことを、今、身に染みて感じる。

僕は絶望的に知ってしまう。

そんな彼彼女らの格好の的になってしまったようだ、と。

💎

……はぁ…っ

僕はファンが多い方じゃない。

けれど、アンチは大量にいる。

嬉しそうに楽しそうに、まるでそれが生きがいだというみたいに、 僕のことを貶し、罵り、否定する人たちは…並みより多いと思う。

僕の声が嫌い、 うるさい所が嫌い、 空気読めないところが嫌い、 などなど。

💎

……っ

”ほとけ、ちょっと笑ってみて?” ”あら、笑えてるわね!じゃきっと大丈夫だね”

ふいに、世界一嫌いな声がする。

その声は、こうやって僕の心が脆くなった時に現れる。

その度、僕はどうにかして乗り越えてきたけれど。

__今回は、無理、かもしれない。

…以上です…

それでは…

主は💎くん病みを書くのがとてもつらいので、

テンションが低いそうです

この作品はいかがでしたか?

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