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冴凛です続くかは分からない 凛がリスカしてる
海外。 兄ちゃんと夢見た同棲生活 もちろん楽しくないわけがない
でも、やっぱり試合でミスを連発したりスランプになったりすると 兄ちゃんで隙間を埋められなくなる
だから俺は今日もまた、自分で解決する
シュッ、シュッ
カミソリで腕を切る音が微かに聞こえる それがもう心地いいレベルまできてる
凛
そうは思うも辞められない この時間が一番生きてる感じがする それと同時に今日もミスをした自分への罰を与えられる
凛
赤く鮮やかな血が腕を伝う それを見ることももう慣れてきた
凛
どれだけ暑い日だって俺は長袖を着る
.......
こんなに醜いものが、兄ちゃんに知られたら溜まったもんじゃない
だけど
やっぱり人が一番恐れているものは、いつか必ずしもやってくる
ある日皿洗いをしていると その時は急にやってきた
冴
冴
凛
そう答えたはずなのに
冴
兄ちゃんは善意で俺の袖をめくった
凛
俺が兄ちゃんを止めようとすることには、 もう見られていた
凛
兄ちゃんは目を見開いて俺の傷を見つめてる
冴
凛
俺は言葉に詰まって声が出せない 頭の中には嘘くさい言い訳しか出てこなくて 息苦しい
冴
その声が、心臓を貫く。暖かく、優しく、でも――怖い。 俺の中の恐怖と嫌悪感がぶつかり合って、胸が押しつぶされそうになる
凛
凛
冴
兄ちゃんは少しよろけただけでなんともなかった でも俺の方は冷や汗をかいて血の気が引いた
凛
それしか頭にない 俺に優しい兄ちゃん。俺だけの兄ちゃんを
俺は突き放した
凛
俺は後ずさりするも兄ちゃんは俺を見ている その視線が逆に痛い
冴
凛
俺は気づいたら足が洗面台へ走りカミソリを手に取っていた
こんなの...こんなの....こんなの!!
凛
手首にカミソリを当てた瞬間、 目の前の世界が赤く滲む。
少し遅れて足音が段々と近くなる
冴
兄ちゃんは叫んで哀しそうな目で俺を見る
息を荒らげて焦ってるみたい
凛
兄ちゃんはだんだん近くなってくる 俺の腕は新しく傷がいくつもついてて血が流れている
冴
兄ちゃんは俺からカミソリを奪い取ろうとしてくる
凛
凛
その時、振りほどいた腕に持ってたカミソリが勢い余って兄ちゃんの頬にかすれる
兄ちゃんの頬はパックリ切れる 傷は浅いものの綺麗で鮮やかな血が流れる
───やってしまった
凛
頭が回らない。理屈も言い訳も全部、消えた。 今、俺にできることは――自分を責めることだけ。
罪悪感が全身を覆い、震えが止まらない。 目の前の冴の顔、血、怒り、恐怖、痛み――全部を一度に受け止められず、声が出ない。
冴
兄ちゃんの声で俺はハッと我に返る
カミソリは床に落ちてて俺の腕からは相変わらず血が流れてる
凛
冴
兄ちゃんはそういいながら俺を抱きしめてくる
凛
俺は半泣きで謝る そしたら兄ちゃんはもっと強く抱きしめてくれた
冴
冴
凛
俺はそこで全部崩れた 弱さも、恐怖も、全部全部兄ちゃんに見せた
冴
冴
兄ちゃんは俺を怒らなかった それどころか褒めてくれた
凛
冴
冴
兄ちゃんはそう言って俺の頭を撫でて腕の手当をしてくれた
俺が落ち着いてきたころ、兄ちゃんが口を開く
冴
凛
冴
冴
冴
─────ああ、兄ちゃんはやっぱり優しい
俺の、大好きな兄ちゃんだ