一方その頃
ユリ
…?
ユリ
お兄ちゃん?
兄に首を絞められる
ユリ
っっ⁉︎
ユリ
おに…ちゃっ
ユリ
お兄ちゃん!
スイレン
っは!
スイレン
っあ…
スイレン
ごめん…ユリ…
ユリ
また、悪い夢?
スイレン
っあぁ…
スイレン
すまん、
ユリ
お兄ちゃん…前昼間に誰かが尋ねてきた時あったよね?
スイレン
…あぁ
ユリ
あの時の話私聞いちゃったんだ…
ユリ
お兄ちゃんがもともと、星の子殺しの暗黒竜の子だってこと、
スイレン
…
ユリ
ねぇ、お兄ちゃんこのことと悪い夢って絶対何か関係あるんでしょ⁉︎
ユリ
私、どんどんやつれていくお兄ちゃんみてると苦しくなっちゃう
ユリ
いい加減話してよ…
スイレン
っわかった。
スイレン
話そう
スイレン
俺は昔
スイレン
暗黒竜の子として星の子殺しをやっていた
スイレン
でも俺は臆病だったから星の子殺しなんて到底できなかった
スイレン
そうこうしていたら
スイレン
仲間からロクデナシとか暗黒竜の子の恥晒しだとか、
スイレン
まだ、それまでは許せたんだ
スイレン
その頃俺にはたった1人の親友と呼べる奴がいたんだ
スイレン
ジニアって名前のやつでな、
スイレン
いじめられてた俺をずっと庇っていてくれたんだ
ジニア
おい!やめろよ!
いじめっ子
やっべジニアだ逃げろ!
ジニア
おい、大丈夫か?
ジニア
まったく、しっかりしろよなぁ
スイレン
…すまん