テラーノベル
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都内では珍しく大雪警報が出た日 空から予報通り雪が舞う
劇場から出た瞬間 朝からそのニュースばかりだったのに傘を忘れた自分に気づき軽くため息をはく
はら
はら
親友で同じグループの原が後ろから傘に入れてくれる が
俺は目の前で寒そうに震えてるのに目だけはキラキラしてる高校の制服を着た女の子に目が釘付けになった
白い長いマフラーを頭からかけ白い手袋の上から手をフーフーして温めてる 対照的にほっぺを赤くしていつから待ってたのだろう❓雪がマフラーに積もっている
一向に動く気配がない俺を見て原が俺の目線の先に気づいたようだ
はら
はら
はら
梓 さっき家に行くとLINEを送った俺の彼女
めめ
( ゚∀ ゚)ハッ!彼女の名前に現実に引き戻された気がした
そうだよ、俺には梓がいる 先日舞台の稽古で忙しくなるからとちょっと早めに付き合って一年祝いの温泉旅行に行ったばかりだ
はら
めめ
はら
はら
原が一人でその子に近づき強引に傘を渡して帰ってくる
〇〇
はら
〇〇
はら
はら
原の勢いに押され俺も一緒に走り出す
身体は今日の稽古で悲鳴をあげてるが何故か身体が軽くなったようにさえ感じた あっという間に駅であっという間に梓の家の最寄り駅についた
はら
足が勝手に彼女への家へと向かう
今日はシチュー作ってくれてるらしい お腹もペコペコだ
シチュー食べて暖かいお風呂に入ろう☺️
梓と一緒にお風呂入ってその後に抱き潰そうか(*^^*)
こんな寒い日は人肌で温まるに限る
彼女の照れた顔が(*/ω\*)
…
……
めめ
早歩きで歩いてた足が止まる
梓 立ち止まって考えてようやく顔が出てきた
めめ
めめ
Uターンして1秒でも早くさっきの場所へと戻る!電車を待つ時間はもちろん電車に乗ってる時間さえもどかしい💦
駅からもこれまで走ったことないような速度で走るから何度も傘をさした人にぶつかりそうになる
めめ
その子にが去った場所へと近づくとその子が待ってたらしくそこだけ雪が少なくい跡を見つけため息を吐いた
めめ
残念な気持ちと安堵の気持ち どっちが大きいのだろうか❓ 分からないけどそこに立ちつくし大きく息を吸う。あの子の香りがする訳でもないのだが😭
目を閉じるとその子の顔ばかり鮮明に浮かんでくる
手にスマホを持ってたことに気づき確認すると梓からの何度かの着信とLINE
梓
めめ
怒ってるらしい そりゃそうか(´Д`)ハァ…
でも1度気づいてしまった自分の心変わりに嘘はつけない
梓
めめ
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