テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

桃 青 集 .

一覧ページ

「桃 青 集 .」のメインビジュアル

桃 青 集 .

16 - 忘れたい記憶

♥

1,078

2020年10月11日

シェアするシェアする
報告する

忘れたい記憶/桃青

はじめまして、ニコッ

…~から引っ越してきました、

え、?

こういう時に、

夢なのかな、って

初めて、僕はそういう経験をした

ガタ ッ─

ぼくのとなりの席に座る彼は

昔、よく一緒遊んだ、僕の幼なじみ

何かをする時も

常に一緒に行動していた

お互いが居ないと

何も出来ないような

それほど、

大切でいなくてはならない存在だった

僕たちが小学生にあがったときに

君は遠くへ行ってしまった、

僕にはなにも言わず

消えていったんだ、

大好きだった君を

はじめて恨んだの

二人で笑いあってる写真

一緒に写ってる写真

ぜんぶ、全部

びりびりにしてやった、

君と僕の間に裂け目をいれてやった

君がいなくってからずっと泣いていた

涙がかれるまで

ひとり、孤独

僕は何も出来なくなった

何も考えられなくなった

学校でも『変なやつ』として扱われた

となりにいる君の表情を見る

どうして、そんなに堂々と出来るの、?

そっか、

君は僕がいなくても、大丈夫だったんだね、

僕がいなくても、楽しく過ごせてたのかな

だめ、

重く閉ざされてる扉が

開いてくる

決して、開けてはならない扉

だめ、、

だめ、っ!

あのさ、っきみの名前って、、

うっせぇ、んだよっ!

騒がしかったクラスが一斉に静まり返った

はなしかけて、くんなっ、

はっ、とクラスを見渡すと

注目を浴びていたことを知る、

おれ、なんか‥、した?

した、

たくさん、

このまま、会えなくなればいいって思ってた

君に会いたくなかった

忘れたら良かった

二度と、ぼくに話しかけてこないで、

え、ちょっ

『好き』が『嫌い』へと変わっていく

嫌い、

大っ嫌い、

今の僕は本当に醜い、

まるで、自分から命を授ける馬鹿なアヒルのように

ねえ、っ

あのさ、、俺のはなし聞いてっ、

あんだけ言ったのに、

まだ、ぼくに話しかけてくる

待てって、グイ

は、っ、?

ねえ、っ、なんで無視するの、?

っ、

あお、でしょ?

十年もたったのに

なんで、僕のこと覚えてるの、

青、だよね、っ?

なんで、っ

だれ、っおまえ、、

え、?

なんで‥、僕の名前知ってるわけ、?

あ、ぉ?

おれのこと、忘れちゃったの、?

あぁ、覚えてるよ、

鬱陶しいくらいに、

もう、関わりたくないから

わざと、初対面の人として演じる

何もぼくに話してくれなかった、

『裏切られた』

そう、僕の心に残ってる

ねぇ、っ

ほんとに、っ忘れちゃったの、?

これで、

諦めてくれる、

ねぇっ、青っ、、!

忘れちゃったなら、っ

思い出してよ、、

僕は君の腕の中に包まれていた

やだ、っ、、やめてよっ

もうひとつの扉も、

開いちゃうから、っ

だめ、

あかないでっ

やだ、

やだ、やだやだ、っ

ずっと、

ずっと、ずっと、、閉ざしてきたのに

なんで、っ開けようとするの

あぅ、っ

桃、ちゃぁ、っ‥//

へ、?

会いたかった、ぁッ‥ギュウ

あぁ、

開いちゃった

青、っ?

なんで、っ、

なんで、いなくなったちゃったの、っ

ねえ、っ

ずっとずっと、好きだったのに、っ、

青、、っギュウ

忘れてたの、嘘ついたの、?

やだ、っ、、また桃くんいなくなっちゃう、

桃くんを閉じ込めないとっ、

あ、お、、?

僕だけのものに、っしないと、

だめ、君を傷つけちゃう、、

だから、っ

だから、っ

好きっていう感情を押し殺して、

君は裏切り者、そう自分を洗脳していった、

だから、このまま会えない方が良かった

会いたくなかった、

その前に僕が完全に忘れてれば、

ずっと、ぉ、、僕のものっ‥//

痛かったよね、?

苦しかったよね、?

ごめんね、、?

でも、もう楽になったね

しあわせそうだね、?

えへ、ぼくもしあわせ

僕のこと覚えててくれて

ありがと、ね

❦ℯꫛᎴ❧

この作品はいかがでしたか?

1,078

コメント

13

ユーザー

青くんは、独占欲が強いのかな? それはそれで良き(( ブクマ失礼します!

ユーザー

ブクマ失礼します

ユーザー

え、すこです

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚