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32 - 好き  番外編ななジェルの出会い2

♥

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2021年12月06日

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ジェル

ひとりが好きなん?

ななもり

え……

俺は凪那守君にそう聞いた。

ななもり

ちがくて…えっと……その……

いきなり聞かれたからか、すごく動揺している。

ななもり

あの……えっと……

話が一向に進む気配がない。

ジェル

……場所かえよっか。

ななもり

…え?

驚く凪那守君を無視してさっきまで話してた子たちに

ジェル

凪那守君がちょっと体調悪そうだから保健室いってくるって先生に行っといてー

とだけ言い残し凪那守君の手を引っ張って保健室……ではなく屋上に行った。

ななもり

ちょっと、まって‼

ななもり

授業…始まっちゃう……(・・;)

ジェル

いいの。

ジェル

ちょっとぐらいサボろ?

ジェル

それに俺、なーくんと話してみたい。

ななもり

な、なーくん?

ジェル

あー。凪那守君ってよぶの、長いから

ジェル

それで……

ジェル

さっきの質問答えてや(^▽^)

ななもり

………っ。

なんなんやろ…俺と二人になった途端…いや、屋上に来た途端?

おびえた目になっている

ななもり

………おれ……っ。

それでも話してはくれるっぽい。

ななもり

小学校のころ……いじめられてて………

ななもり

勉強が好きで……ずっと勉強ばっかしてたら……

ななもり

ノリが悪いって……いわれて……その……

ななもり

人と話すの…怖くって……

ななもり

中学生だし友達作らないとって思ったんだけど……うまくいかなくて……

ジェル

……そっか。

やっとわかった。

最初に話しかけた時ビクッとしてたこと。

ぎこちない話し方

怯えてる目。寂しそうな顔。

全部そういうことだったんだ……

ジェル

なんかごめんな。

ジェル

無理やり聞いちゃって。

ななもり

う、ううん……大丈夫……

どうしたらいいんやろ。

まだ俺のことも警戒してるよな……

ジェル

……なーくん、俺とパートナーになろうや。

ななもり

…え?

なぜだかそんな言葉が出た。

ジェル

俺、なーくんともっと仲良くなりたいし

ジェル

友達にもなりたい。

ななもり

ともだち……

ジェル

うん。それで俺と一緒にいろんな人と話そうや

ジェル

大丈夫やで。誰もなーくんのこと傷つけへん。

なーくんの目はきれいだ

いつも下を向いてたからよく見えてなかったけど

いまは少し涙も浮かんでいてキラキラして見えた。

ななもり

……俺でいいの…?

ななもり

ジェル君と一緒にいても迷惑にならない…?

ジェル

ならへんよ。全然

ジェル

だから、一緒にいよ?

そういった途端なーくんは泣き出した。

俺はなーくんの背中をずっとさすっていた。

……これからよろしくな。なーくん

あの日からなーくんはどんどん変わっていった。

最初は俺としか話せなかったけど

どんどんみんなと話すようになって

クラスの学級委員にも選ばれていたし

よく笑っていた。

勉強も教えてくれたり

優しいなーくんは人気者になっていた。

やっと本当のなーくんを知れた気がする。

そんなこんなであっという間に三年生。

なーくんのことを好きになった。

まぁその話は本編にて。

さらに三年後。

なーくんと付き合える日が来るなんて……ね。

ジェル

これからも俺のパートナーでいてな。

ジェル

なーくん(⌒∇⌒)

ゆずちゃん

ゆーちゃんの話がどんどん下手になってるね…笑

ゆずちゃん

……頑張ろう……(・・;)

ゆずちゃん

まぁ、よんでくれてありがとぉ

ゆずちゃん

これからも頑張ります…(;^ω^)

ゆずちゃん

おつゆずー(^^♪
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