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めぇめぇ@アカ消え
コメント
3件
これはこれは続きが気になって気になって……しょうがない()
私容赦ない … !?( うるあちゃんかわいすぎる(
四月中旬。
桜のシーズンが終わりを 迎えている頃。
新学期が始まって今日で 一週間になる。
入学して間もない一年生たちは、 少しずつ高校生活に慣れ始めて、
進級してクラス変えをした二・三年生 の生徒たちも、各々クラス内での 自分のポジションだったり、
所属するグループだったりが 決まっていることだろう。
一方、わたし── 月咲潤愛も今年で高校三年生。
高校生活最後の年なので本来は 色々と忙しいはずなんだけど……
実は新学期になってまだ一回も 学校に行っていない。
じゃあ学校に行かずに何を しているかというと──。
月咲 潤愛
時刻は朝の七時過ぎ。
わたしはいま日本でやたらと 流行っているシューティング系の バトルロワイヤルゲーム をやっていた。
始めたのは春休み頃からで、 ここ一週間は自室に引きこもって こればかりをプレイしている。
故に学校に行けていない。
月咲 志桜
不意に扉を開けて入ってきたのは、 わたしの妹── 月咲志桜だった。
今年で中学二年生になった志桜は 平均ちょい上の顔のわたしとは 違って、可愛らしく学校では モテモテらしい。
わたしに似なくて良かったね。
月咲 潤愛
月咲 志桜
月咲 潤愛
月咲 潤愛
わたしはたったいま非常に 大事な局面を迎えていた。
このバトルロワイヤルゲームを 初めて約一ヶ月。
目標だった20キルまで あともう一歩なんだ。
だから志桜には悪いけど、 いまは志桜の話を 聞いてる場合じゃ──。
月咲 志桜
ぶちっ、という音と共に テレビ画面が真っ暗になった。
……あれ? 一体何が起こったの?
月咲 志桜
そう話す志桜の手にはゲーム機の プラグが握られていた。
月咲 潤愛
月咲 志桜
月咲 潤愛
あぁ…、わたしの20キルが……。
月咲 志桜
月咲 潤愛
月咲 潤愛
そう得意げに答えると、 志桜がジト目を向けてくる。
月咲 志桜
月咲 志桜
月咲 潤愛
高校に入学して以来、
わたしは毎年単位を落とさない程度に しか授業を受けていない。
理由はまあ色々あるんだけど、 簡潔に説明すると 学校に行くのが面倒だから。
学校には行った方がいいという 一般論があるけれど、 わたしは全くそう思わない。
そもそも学校に行って授業を受けた ところで、将来役に立つことって ほぼないし。
微分積分とか古文とか社会に出て 使う時ってある?
ぶっちゃけ学者にでもならない限り、 ほとんどの人は使わないと思う。
つまり、学校の授業を受けてる時間は 九割くらい無駄ってこと。
まあ部活に入ってて、部活が 楽しいから学校に行くって いうのはわかる。
でもわたしは残念ながら部活にも 入ってないし、何なら友達もほとんど いないから友達と話すために 学校に行くとかもない。
そんなわたしが果たして 学校に行く意味ってある?
むしろ学校に行かないことが 正しいとまで言える。
そういうわけでわたしは必要最低限 しか学校に行かないし、登校しない 日は今みたいにゲームしたり、 漫画読んだりダラダラしながら 過ごしている。
月咲 志桜
月咲 志桜
月咲 志桜
月咲 潤愛
月咲 潤愛
月咲 潤愛
そう言うと、志桜は呆れたように ため息をつく。
月咲 志桜
月咲 志桜
月咲 潤愛
月咲 志桜
月咲 志桜
月咲 潤愛
月咲 潤愛
月咲 志桜
月咲 潤愛
月咲 志桜
月咲 潤愛
恐る恐る訊ねると、 志桜はこくりと頷いた。
月咲 志桜
月咲 志桜
そう言い残して、志桜は わたしの部屋から出て行った。
わたしは自分の部屋を ぐるりと見回す。
数十本のゲームソフトと 数十冊の漫画たち。
もし今日学校に行かなかったら これが全部捨てられるのか……。
月咲 潤愛
それから約一ヶ月ぶりに 制服に腕を通す。
新学期が始まって七日目。
わたしは初めて登校することにした。