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星野
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注意 ※VVT様のnmmn二次創作です ※ご本人様方とは一切関係ございません ※公の場での公開、共有等はおやめください 以上をご確認の上、大丈夫な方のみご覧ください
nk×sm 満員電車
星野
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nk
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お互いに予定が空いていて朝から遠出することにした。
しかし、どうやら通勤ラッシュに丸被りだったらしく、
人混みの中で逸れないように手を繋いで乗っていた。
nk
sm
こそこそと、車両の壁際でそんな会話を交わす。
正直、そこまで急いで行く場所でもなかったので後でも良かったかもしれない。
少し後悔しながらも、空いている手で近くの手すりを掴んでいた。
ぼんやりと、俺よりも身長の低い彼を見ていた。
昼に何を食べるかとか、本屋寄ったら何を買おうかとか、家帰ったら何しようかとか考えていた。
しかしその思考も、次の瞬間に遮断された。
sm
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駅に停まるためだろうか、電車がブレーキをかけた。
驚きのあまり手が滑って、手すりを離してしまった。
その拍子にバランスを崩してしまい、そのまま壁に手をついた。
腕からその衝撃が伝わってきて、力が抜けそうになる。
nk
下から声が聞こえた。
視線を辿っていくと、少し驚いたような顔をした彼がいた。
sm
nk
彼は少し含みのある笑顔を浮かべて言う。
nk
sm
言われて改めて、自分の置かれている状況に気がつく。
冷静を装おうとしても、耳に熱が集まってしまって無理だった。
nk
nk
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sm
今からでも逃げ出してしまいたい。
ドアは開いているのに、人が多すぎて逃げ出せない。
nk
sm
また新しく乗ってきたのだろう、人混みの密度が増して更に壁に追いやられる。
彼の顔が、自身の体に埋もれた。
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sm
nk
彼を押し潰さない様になんとか耐えていると、彼は俺の背中に腕を回した。
sm
nk
顔はあまり見えなかったが、声色からして煽ってきていることはわかった。
心臓の音が酷くうるさくて、聞こえていないか心配になる。
…というか、終点駅までこのままなのか?
そう考えると頭がおかしくなって爆発しそうになる。
nk
sm
nk
sm
馬鹿げたことを言われた衝撃で何も言い返せなかった。
…電車じゃなかったらこんな会話しなくて済んだのに。
と後悔するが、こいつのことだろう、家なら家で強制寝室連行だ。
どう考えても碌なことがない、と少し諦めた。
nk
sm
悶々としたまま、体が固まってしまった。
結局終点駅でその状態から解放されて、大量に密着した分離れて歩いていたが、
そのことが彼にバレて、その後ずっと腕に抱きつかれながら歩かされたという話はしないでおこう。
星野
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