ルザピ嫌われ

…また、僕の周りだけ避けられている

しかも今日は、まろさんもヒカックさんも居ない

誰にも頼られずに、僕1人で頑張らないと行けない

なんで殴られるって分かってるのに、ついて行くんだろう

行かなければ良いのに

僕を虐める理由とは……

今日はいつもより早く終わった

そういえば、おんりーも昔虐められてたって言ってた様な…

…気が重い

早退して帰ろ

…2時間程経った

おい水月っ！

お前、早退しやがってっ…

居るんだろ？出てこいや！

出てこないから窓割って入ろうぜ？

それ良い考えだな

…部屋の中には高い音が響いた

…なんで彼奴らが僕の家を……？

…僕が生きてる価値ってなんだっけ？

…僕が殴られてるのは、僕が要らないって意味だよね

もう僕なんていっそ死ねば…

…いつの間にかベランダの前まで来ていた

…此処は4階

…此処から落ちれば死ねるかも

死ぬ事は怖くなかった

僕はベランダから飛び降りた

でも、何か不思議な感じだった

落ちている感じがしなかった

…いつの間にか不思議な空間に来ていた

…僕の事を知っている様だった

僕の味方だ

一言だったが、僕の耳にしっかり響いた

気付いたら此処は…？

その時、鈍い音が耳に響いた

ドアを開ける音だった