作者
作者
そしてしばらくの月日が経った
烏野は県大会で白鳥沢に勝利し、春高への切符を手に入れた。
来週に僕は宮城県内の有望な1年生を集めた1年生合宿に出向く。
そして影山は19歳以下の日本代表が集められるユース合宿に行く。
やっぱり影山は僕らとは違う次元の技術力を持ってるんだなと思った。
武田先生の話が終わったあと、影山は「ほらな」とでも言いたげななんとも腹立つ顔をされた。
そして、僕は今。 影山を遊びに誘っている。
今さっき、メールを送ったばかりだ。
強化合宿の前にサポーターとかテーピングとか買うついででダメ元で誘っただけだから。
まぁ影山のことだから自主トレがあるとかで断れることはだいたい想像ついている。
ただ、ほんのちょっとくらいは期待してもいいかな。なんて
月島蛍
布団の中でうずくまっていたが、返信が来て飛び起きる
月島蛍
月島蛍
影山飛雄 分かった。一緒に行こう。
月島蛍
断ると思っていた僕は動揺した。
影山飛雄 いつ、どこで待ち合わせするんだ?
たんたんと当日のことに関する質問が送られてくる
月島蛍
単純に嬉しかった。
山口も日向もいない、2人っきりの遊び。
僕は舞い上がる感情を抑えるので精一杯だった。
そして、当日
遊び当日もやっぱり舞い上がる感情を抑えるので精一杯だった。
なんだかデートみたいと思いつつ、影山の隣を歩く
月島蛍
影山飛雄
月島蛍
影山飛雄
月島蛍
影山飛雄
月島蛍
影山飛雄
月島蛍
ラーメン屋
ラーメン屋に着いて、僕は並のチャーハン、影山は味たま付き味噌ラーメンの大盛りを頼んだ。
ラーメンとチャーハンが来て、僕らは1口ずつ分け合うことにした
月島蛍
影山飛雄
影山飛雄
そう言われて僕は麺を1口啜る
月島蛍
影山飛雄
影山が嬉しそうな表情と声色で言う
さすがバレーバカ。 単純。
影山飛雄
月島蛍
影山飛雄
月島蛍
影山飛雄
月島蛍
影山飛雄
月島蛍
月島蛍
影山飛雄
月島蛍
少し喧嘩になったけど、こういう瞬間が楽しかった
あぁ、本当に居心地がいい
ずっと続けばいいのに
昼ごはんを食べ終わったあと、僕らは並んで歩いて帰った
影山飛雄
月島蛍
影山飛雄
月島蛍
急に影山からありがとうという言葉が出てきて心臓が跳ね上がる
よかった。 影山も楽しめたようで。
月島蛍
そう言って、影山の方を見た
寒さにめっぽう強いはずの影山が耳まで赤くなっていた
月島蛍
影山飛雄
その姿は都合よく解釈していいのか
影山も僕と同じ気持ちだって
月島蛍
腕で顔を隠す影山を下から覗いてからかった。
動揺を隠すためからかうしかできなかった。
でも単純に嬉しかった。
さらに目があった影山はさらに顔が赤くなった
月島蛍
影山飛雄
その姿に笑うと影山が背中を叩いてきた。
月島蛍
急にものすごい力で背中を押された
あまりの強さに僕は尻もちをつく
月島蛍
月島蛍
目の前に影山がいなかった
目の前にいるのは、車だった
ひび割れたガラスに、ベコベコなボンネット
そしてその下には 血溜まりがあった。
月島蛍
明らかに事故を起こしたような車とその下に血溜まり。 そして目の前に居るはずの影山がいないと言う事実。
月島蛍
心臓が速くなるのが自分で瞬時に分かった。呼吸が荒くなった。
必死に吸って吐くを繰り返した。 でも肺が締め付けられたように苦しい。
ふと、車の下の血溜まりのすぐそばの車体の下から飛び出ていた手を見た。
人差し指と中指にテーピングがあった。爪が綺麗に手入れされていた。
間違いない。
それは影山の手だった。
月島蛍
通行人A
通行人A
月島蛍
あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙
コメント
2件
飛雄ちゃん!?!?!?!?え!??!!!??!?!!