君のために　※重め

⚠️注意 ・らだは既に亡くなっている設定です ・少し恋に盲目的なとこがあるかもです ・キャラの人外化含みます ・暗めの話です

ざっくりとした設定、登場人物紹介

幼馴染のらだぺんが大きくなって同棲しながら二人で教師してた世界線。 らだは去年の春に交通事故で亡くなった。

ぺいんと（32歳）　職業:教師 中二の夏、幼馴染のらっだぁに好意を抱いていることに気づき、 らっだぁを避けるようになる。 避け始めた後からどんどんカッコよくなっていくらっだぁが遠い存在に思え引くに引けなくなってしまい、昔のように仲良く一緒に遊べないことに苦痛を感じていた。 中学の卒業式後らっだぁに告白され、恋人同士に。 ''らっだぁが亡くなるまでは''、幸せな日々を送っていた。

らっだぁ（享年31歳）　職業:教師 小学校低学年の頃から幼馴染のぺいんとに好意を抱いていた。 中二の夏頃からぺいんとに避けられ、自分に魅力がないからだと思い込み 自分磨きをしまくる。 自分磨きをどれほど頑張っても振り向いてくれないぺいんとにどんどん執着していき、関係が崩れても良いからと中学の卒業式後にぺいんとに告白した結果、恋人関係に。 ぺいんとの笑顔が大好きだった。

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ...ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ...

ｶﾞﾁｬｯ

信じられない、いや、信じたくなかった。 らっだぁが居なくなるなんて想像出来ない。 ただただ怖くて、熱を帯びたスマートフォンを握りしめて外に飛び出した。

視界の暗転———。

いつも通りの寝室の天井が視界に映る。

最近よく、昔（といっても去年のことだが）の夢を見る。 恋人が死んだ、あの日の夢。

俺は、らっだぁと何回か散歩に来た、家の近くの山に来ていた。 そんなに高い山でも無いので、簡単な散歩にぴったりの山だった。

懐かしい記憶が蘇る。 この山に初めて来たとき、青い小さな名も知らぬ花を、らっだぁは好きだと言っていた。

そこからの記憶はない。