この作品はいかがでしたか?
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今回は意味怖パロ(?)です。 ゆっくり見ていってください
あ、先に注意書き⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎
✘この小説(?)は 『MARIKINONLIN4(以下:MO4)』 の二次創作です。 ✘MO4は二次創作を まぁまぁ許可してた 気がします(許可してます確か) ✘本家様のご迷惑に なるようなことは御遠慮ください。 ✘腐向けコメや、 他の方のご迷惑になコメントは 申し訳ございませんが 御遠慮ください。 ✘何かあ問題があれば 消させて頂きます
今日はエイプリルフールだ。 特にすることのなかった我らは、
我、シグ、太陽の3人で集まり 酒を飲んでいた。
今日はエイプリルフールだから、 我らは1つのゲームを することにした。
嘘をつきながら喋る。そしてそれを皆で聞いて酒の肴にする。 それだけのくだらないゲームだ。 だがそのくだらなさがかった。
トップバッターは 言い出しっぺの我で、
jack
という話をした。
シグキン
太陽
jack
シグキン
こんな風に どんどん順番を回していく。
どいつがどんな嘘をついているかは、なかなか見抜けない。 見抜けないからこそ楽しいのだろう。
そうやって順繰りに嘘は進み、 最後の奴…マリキンに バトンが回った。
マリキンは 少し酒を飲み 申し訳なさそうに言った
マリキン
jack
マリキン
そう言って姿勢を正しマリキンは、 では、と呟いて話を始めた。
俺は、 朝起きて気づくと なにも無い白い部屋にいた。
なぜそこにいるのか、 どうやってきたのかは 全く覚えていなかった
ただ、目を覚ましたら そこにいた。
しばらく呆然としながら 状況を把握出来なかったんだが 急に天井の奥から 声が響いたんだ………
古いスピーカーだったんだろうな ノイズがかった変な声だった
その声はこう言った
スピーカーの声
スピーカーの声
スピーカーの声
で、そこで 初めて気づいたんだが… 俺の背中側にドアがあったんだ
横に赤いべったりした字で 『進め』書いてあった。
スピーカーの声
スピーカーの声
スピーカーの声
マリキン
馬鹿らしい話だ
だが、その状況を 馬鹿らしいなんて 思うことは出来なかった
それどころか 俺は、恐怖でガタガタ 震えていた。
それくらいあそこの雰囲気は異様で、有無を言わせないものがあった。
そして俺は考えた。
どこかの見知らぬ多数の命か、 すぐそばの見知らぬ1人の命か
1番近くのよく知る命か
マリキン
それは『みっつめ』の選択に なるんだろうか。
マリキン
マリキン
一つの命か多くの命か? そんなものは比べるまでもない。
寝袋の脇には、 大振りの鉈があった。 僕は静かに鉈を手に取ると、 ゆっくり振り上げ 動かない芋虫のような 寝袋に向かって、 鉈を振り下ろした。
『ぐちゃ』
鈍い音が、感覚が、伝わる。 次のドアが開いた気配はない。 もう一度鉈を振るう。
『ぐちゃ』
顔の見えない匿名性が、罪悪感を麻痺させる。 もう一度鉈を振り上げたところで、かちゃり、と音がしてドアが開いた。
右手のテレビの画面からは、色のない瞳をした餓鬼が、 ぎょろりとした眼でこちらを覗き返していた。
次の部屋に入ると、 右手には客船の模型、 左手には同じように寝袋があった。
床にはやはり紙がおちてて、 そこにはこうあった。
『3つ与えます。 ひとつ。右手の客船を壊すこと。 ふたつ。左手の寝袋を燃やすこと。 みっつ。あなたが死ぬこと。』
『ひとつめを選べば、 出口に近付きます。 あなたと左手の人は開放され、 その代わり客船の乗客は死にます。 ふたつめを選べば、 出口に近付きます。 その代わり左手の 人の道は終わりです』
『みっつめを選べば、 左手の人は開放され、おめでとう、 あなたの道は終わりです』
客船はただの模型だった。 普通に考えれば、これを壊したら人が死ぬなんてあり得ない。
けどその時、その紙に書いてあることは絶対に本当なんだと思った。
理由なんてないさ。 ただそう思ったんだ。
俺は寝袋の脇にあった 灯油を空になるまでふりかけて、 用意されてあった マッチを擦って灯油へ放った。 ぼっ、という音がして、 寝袋はたちまち炎に包まれた。
俺は客船の前に立ち、 模型をぼうっと眺めながら、鍵が開くのを待った。
マリキン
2分くらい経った時か
もう時間感覚なんかはなかったが、 人の死ぬ時間だからな たぶん2分くらいだろ。
かちゃ、という音がして、 次のドアが開いた。
左手の方がどうなっているのか、確認はしなかったし、したくなかった。
次の部屋に入ると、 今度は右手に地球儀があり、 左手にはまた寝袋があった。 俺は足早に紙切れを拾うと、そこにはこうあった。
『3つ与えます。 ひとつ。 右手の地球儀を壊すこと。 ふたつ。 左手の寝袋を撃ち抜くこと。 みっつ。 あなたが死ぬこと。 ひとつめを選べば、 出口に近付きます。 あなたと左手の人は開放され、 その代わり世界のどこかに 核が落ちます。 ふたつめを選べば、 出口に近付きます。 その代わり左手の人の 道は終わりです。 みっつめを選べば、 左手の人は開放され、おめでとう、 あなたの道は終わりです』
思考や感情は、 もはや完全に麻痺していた。
俺は半ば機械的に、 寝袋脇の拳銃を拾い撃鉄を起こすと、 すぐさま人差し指に力を込めた。
ぱん、と乾いた音がした。 ぱん、ぱん、ぱん、ぱん、ぱん。
リボルバー式の拳銃は、 6発で空になった。
初めて扱った拳銃は、 コンビニで買い物を するよりも手軽だったよ。
ドアに向かうと、 鍵は既に開いていた。 何発目で寝袋が死んだのかは知りたくもなかった。
最後の部屋は何もない部屋だった。 思わず俺は
マリキン
と声を洩らしたけど、 ここは出口なのかもしれないと 思うと少し安堵した。 やっと出られる。そう思ってな。
すると、 再び頭の上から声が聞こえた
スピーカーの声
俺は何も考えることなく、 黙って今来た道を指差した。 するとまた、頭の上から声がした。
スピーカーの声
スピーカーの声
俺はぼうっとその声を聞いて、 安心したような、 虚脱したような感じを受けた。
とにかく全身から 一気に力が抜けて、 フラフラになりながら 最後のドアを開けた。
光の降り注ぐ眩しい部屋、 目がくらみながら進むと、 足にコツンと何かが当たった。
三つの遺影があった。
jackと、シグキンと、 太陽の遺影が
マリキン
マリキンの話が終わった時、 我らは唾も飲み込めないくらい緊張していた。
こいつのこの話は何なんだろう。 得も言われぬ迫力は何なんだろう。 そこにいる誰もが、 ぬらりとした気味の悪い 感覚に囚われた。
太陽は、 ビールをグっと飲み干すと、 勢いをつけてこう言った。
太陽
太陽
そういうとマリキンは、 変に口角を釣り上げただけの 不気味な笑みを見せた。 その表情に、体の底から 身震いするような恐怖を覚えた。
そして、マリキンは 口を開いた。
マリキン
jack
マリキン
コメント
28件
マリキンの『もうついたぞ...ひとつ作り話をするってな』からこの話は実際に起きた話、それから考えるにマリキンはマリキンを除く3人を殺った・・・という解釈でよろしいですよね?
怖いすぎる( ゚д゚) でも冗談でよかった(*'▽'*)
マリ「なんてな、冗談だ」 太陽「めちゃくちゃ焦ったわ どうしてくれんだ」 ジャ「ほんと、チビりかけた」 シグ「………(本当に……冗談なのか?…何故か違和感を 持たなかったがここは…… どこなんだ?)」 ∑は周りを見渡し真実を知り 恐怖しましたり SANチェックです 1d100を振ってください。(うろ覚え)