太乱集🤕💙👓🍭

⚠️太乱 体調不良ネタ

バン！！(ドアを開ける音)

ボスッ(布団に飛び込む)

ズキッ

ほんのり、頭痛と倦怠感がする

でも、気のせいとしか思えないほど微かだ

乱歩はそのまま、眠りについた

何だか体が暑いような気がする

それに呼吸も……浅いような

時計︰7時

乱歩が立ち上がろうとする

バサリ(布団に倒れる音)

布団に倒れた時の振動が、頭に伝う

頭を抱えながら、乱れた息を整える

異常なほど高い体温

底知れぬ気だるさ

それに加え、目眩と頭痛────

『超推理』を使うまでもなく分かる

体調不良だ

乱歩は残りの錠剤をポケットに入れた

ガチャリ(ドアの開く音)

そうして高を括っていると、太宰が近づいてきた

ズキッ

カサリ(ポケットから錠剤の落ちる音)

ぐにゃり、と太宰の顔が歪む

グラッ…

パシッ！

倒れかけた乱歩の体は、太宰の包帯だらけの細腕に支えられていた

ふわり、と太宰の匂いが鼻をかすめる

太宰は、乱歩が周りに体調不良がバレたくないことを察したようだ

ふわっ

バサッ、ギュッ‪ෆ‪

首元と足元に来る太宰の腕

互いの心音が聞こえてしまいそうな距離

そして、向かい合う顔────

そう、僕は

お姫様抱っこをされていた

太宰は乱歩の唇に、自らの人差し指を当てて見せた

太宰が乱歩をおろし、ソファに座らせる

キュッ

その時、太宰の外套の裾が掴まれた

ギュッ‪ෆ‪

太宰は乱歩の華奢な体を抱き寄せた

きゅっ‪ෆ‪(乱歩が太宰を抱き返す)

その言葉を最後に、乱歩さんは眠りにつく

太宰はそっと耳元で囁いた