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いやぁ…私が見たいですよその光景…というか地獄絵図というより私に取っては天国です✨
成人男性二人(太宰中也)ダウンしてるのは完全に得でしかないですねぇ!? はい、つまり愛してます
ちーちゃん天才だよ❕! 僕も自傷書いてみようかな??
鬼灯
鬼灯
鬼灯
鬼灯
22才 同棲
時刻は午後十一時四十八分。
家のインターホンが鳴った。
中也
中也が不透明のビニール袋をリビングの机に置く。
太宰
中也
太宰
文句を垂れ流すと中也は「此れしかなかった。我慢しろ」っと
中也が洗面所で手を洗っているうちに私は二杯のコップに水をなみなみとそそいだ。
太宰
中也が瓶から薬を数錠取り出す。
中也
太宰
中也
中也
太宰
中也
中也はそう云って私の掌に20錠、黄色の薬を出した。私はそれを2錠ずつ飲み込み一時間ほどテレビを見て暇を潰した。
太宰
太宰
中也
太宰
中也
既に雲に乗った中也。私を置き去りにして…許せないっ。
と思った矢先吐き気が少ししてきた。此処までくれば楽園は目と鼻の先。
私は本でも読んで三十分ぐらい過ごした。
肩が凝ると思ってふと天井を見上げると目がチカチカした。
私は嬉しくなって立ち上がりその場でぴょんぴょんはねて、歩き回り走り回った。
太宰
中也
中也は既に副作用にやられはじめたよう。顔は真っ青でしんどそうに声をあげる。
太宰
ふわふわして、体の力が抜けて、体が軽くて、
ぼーっとするから厭なことも考えなくて済む。
毎日がこんなんだったらいいのになぁ。
過剰摂取する度違う世界に行けたようで楽になれるから、辞められない。
肝臓に悪いと判っていても、何時か突然死ぬかもしれなくても、死ねるなら本願だし、楽になれるなら善いじゃないか
誰かに迷惑を掛けるわけでも無いんだし、世の中の人も此れ位見逃してよ
中也
太宰
中也
中也はそう云って部屋に籠もった。
太宰
目を瞑ると沈むような感覚が心地善い。此の儘沈んで何もかも棄てて消えてしまいたい
こんな思考を持てたのもほんの三十分程度
2時間経てば私は楽園から地獄に叩き落された。
私が吐き気に襲われていると中也が部屋から出てきた。
中也
覚束ない足取りで私の側寄ってきた。
太宰
中也
太宰
中也は小さく頷いた。 正直私は今動いたら何かが戻って来そうな感じはする。
然し相棒の体調とは引き換えに出来ないので私は中也の杖となり厠まで連れて行った。
太宰
中也は数分吐き続けていた。
最初は胃に入っていた物も混じって居たが今は液体しか出ていない
人手不足で碌に食事を取っていないのだろう。
中也
中也
太宰
中也
きゅっと目を瞑る中也。病院に行くほどじゃないが相当しんどいようだ。
太宰
太宰
中也
私は中也を立ち上がらせる為にしゃがみ込むと何かが一気に逆流した。
私は咄嗟に口を抑えて塵箱を手に取った
太宰
トイレに成人男性二人がダウンしてるところなんて何処の女性が見たいのだろうか。
ある意味地獄絵図
中也は私に気付いて背をさすってくれた。
太宰
中也
太宰
その後余り鮮明に覚えては居ないが二人で布団に入り一夜を明かした。
中也
中也が髪を結い上げて私の視界に映り込んだ。
太宰
太宰
中也
狡い。私は脱力感がまだ残っている。
寝起きに力が入らなくなるような
太宰
中也
太宰
私は布団の端にしがみつき丸くなる。
中也は布団を剥がそうと必死になる。
此の日朝の乱闘は私が呆気なく負けてしまい、大人しく食卓に向かい膜を閉じる
鬼灯
鬼灯
鬼灯