君は一体いつから苦しんでいたの
どうして俺は
君の1番近くにいた筈なのに
俺は君のために
何も出来なかった…
ピ─────────ッ…
──────ねぇ…
──────ねぇってば…
瑞葉(ミズハ)
海斗(カイト)
海斗(カイト)
瑞葉(ミズハ)
海斗(カイト)
海斗(カイト)
海斗(カイト)
瑞葉(ミズハ)
瑞葉(ミズハ)
瑞葉(ミズハ)
瑞葉(ミズハ)
海斗(カイト)
海斗(カイト)
瑞葉(ミズハ)
瑞葉(ミズハ)
海斗(カイト)
瑞葉(ミズハ)
瑞葉(ミズハ)
海斗(カイト)
海斗(カイト)
瑞葉(ミズハ)
海斗(カイト)
瑞葉(ミズハ)
どうして、俺は
この時に気づいてやれなかったんだ
海斗(カイト)
海斗(カイト)
瑞葉(ミズハ)
海斗(カイト)
海斗(カイト)
海斗(カイト)
瑞葉(ミズハ)
海斗(カイト)
海斗(カイト)
瑞葉(ミズハ)
海斗(カイト)
海斗(カイト)
瑞葉(ミズハ)
3番線ホームに電車が通過します
黄色い線までお下がりください
海斗(カイト)
海斗(カイト)
海斗(カイト)
グイッ
俺はいつものように瑞葉の手を掴んで
引き寄せようとした
瑞葉(ミズハ)
パシッ
その手は何故か呆気なく振り払われた
海斗(カイト)
『ごめんね』
君の言葉を電車が掻き消す
その瞬間─────────
君が
俺の目の前から
消えた
俺は知らなかった
瑞葉が家で虐待を受けていたなんて
俺がもっと
もっと
もっと
もっと
近くにいて支えられていたら
と思うと今も涙が止まらない
せめて…
どうか君が
天国で幸せにしていますように。