ん、
葛葉
万事屋じゃ、ない、?
お妙
声のする方に視線を向けると そこにはお妙さんがいた
葛葉
どうして、
お妙
貴方の傷、銀さんより酷いんだから
私が起きあがろうとすると お妙さんは優しく私を寝かせた
葛葉
お妙
お妙さんは布を濡らし、 私の額に乗せた
お妙
お妙
葛葉
優しいな、あの人は、 帰ったらお礼言わないと、
私は自然と口角が上がっていた
お妙
葛葉
お妙
お妙
お妙
そう言い、お妙さんは 部屋を後にした
葛葉
私、今回何もできなかった
みんなに守られて、足を引っ張って、
葛葉
強くなりたい、強くなって みんなを守りたい、
でも、そんなのただの理想だ 私は何もできない、ただの一般人
私が項垂れていると、お妙さんがおかゆを手に戻ってきた
お妙
どうしたの?
葛葉
私は、先程まで考えていた事を お妙さんに相談した
お妙
お妙さんは少し考えると、 顔を上げ
お妙
葛葉
お妙
昼間にしか相手ができないけど
お妙
葛葉
私はお妙さんに頭を下げた
お妙
傷を治さないとね
お妙
お妙さんは、おかゆをレンゲで すくい、私の口へと運んだ
葛葉
私はおかゆを咀嚼し、飲み込んだ
暖かい、いつもの味だ
お妙
葛葉
私がおかゆを食べていると
近藤勲(gorilla)
お妙さーん!!
近藤さんが、部屋の畳から 姿を現した
葛葉
お妙
もう少し静かに来てくださる?
お妙さんはどこか殺気を感じる 笑みを近藤さんへ向けた
近藤勲(gorilla)
葛葉さんが怪我をしたと聞いていてもたっても
そう言い、近藤さんは 畳の下から上がり、私の側に寄った
近藤勲(gorilla)
良ければ俺が看病し、
その瞬間、お妙さんの拳が 近藤さんの頬目掛けて飛ばされた
近藤さんは壁にめり込んだ
お妙
テメェ、誰の許可得て葛葉ちゃんに寄ってんだ
お妙
近藤勲(gorilla)
お妙
テメェのそのゴリラフェイスを見て、びっくりして傷口が開くわ
近藤勲(gorilla)
そんなこんなと言っていると、 部屋の前に、見慣れた3人がいた
志村新八
葛葉ちゃんの様子を見に来ましたー!
坂田銀時
神楽
葛葉
お妙
ちょっと待っててね
お妙
お妙さんは近藤さんの首根っこを掴み、どこかへと引きずっていった
葛葉
神楽
葛葉
葛葉
坂田銀時
暴れるだけ暴れやがって
葛葉
坂田銀時
葛葉
私は精一杯の頬笑みを銀さんに向け
葛葉
坂田銀時
銀さんは私の頭を撫で、そう呟く
志村新八
神楽
葛葉
なんか二人ともこそこそ話してる、
坂田銀時
私は銀さんと顔を合わせて首を 傾げた
程なくして、傷が回復し 動いても問題がなくなると お妙さんとの稽古が始まった
お妙
葛葉
私は木刀を構え、 そのまま真っ直ぐに駆け、 お妙さんに木刀を当てようとする
お妙
葛葉
お妙さんはふっ、と 横に避け、横から私に竹刀を当てようとする
葛葉
私は咄嗟に木刀を横へと回し、 迫り来るお妙さんの竹刀に構えた
お妙
葛葉
私はお妙さんに足を取られ、 そのまま尻餅をついた
お妙
判断力は申し分ない
お妙
お妙さんは私の手を取り、起き上がらせた
葛葉
お妙
この調子でどんどんやっていくわよ!
葛葉
その後、私はお妙さんに 絞りに絞られた
葛葉
移ろいでいく夕焼けの空を見上げ 私は一息ついた
葛葉
その時、足音が聞こえた
坂田銀時
葛葉
坂田銀時
葛葉
坂田銀時
まぁまだ初日だ
これからだろ
銀さんはそう言うと、私にお茶を差し出した
葛葉
坂田銀時
葛葉
これは、稽古を始めてから 疑問になっていた事だ
坂田銀時
坂田銀時
銀さんはそう言うと、 空を見上げ
坂田銀時
坂田銀時
坂田銀時
強くなっていくモンだ
坂田銀時
坂田銀時
自分が本気で守りてぇモンを持っている奴は、バカみてぇに強ぇ
だからな、と私の頭を撫で、 銀さんは続ける
坂田銀時
坂田銀時
夏の終わりを感じさせる そよ風が二人の間に流れた
葛葉
私は自分の両手を見つめた
その時、
志村新八
新八君の呼ぶ声がした
坂田銀時
帰るか
銀さんは腰を上げ、私の手を取り 歩き出す
葛葉
私は守りたいものを考えながら、 新八君達のところへ向かった
翌日、私はまたお妙さんと 稽古をしていた
葛葉
お妙
葛葉ちゃん
私が壁に寄り掛かっていると お妙さんが手拭いを差し出した
葛葉
私は手拭いで汗を拭いていると、
お妙
葛葉
、そういえば、町内のお祭りで一度舞を舞ったことはありますけど、
数年前、私は一度夜に家を抜け出し、町内のお祭りへと向かった
その時、声をかけられ、 怒涛の勢いで舞を教えられ、 ぶっつけ本番で舞を一度舞ったのだ
お妙
お妙さんは納得したように頷き 続けた
お妙
葛葉
お妙
お妙さんは、私の隣に腰掛け
お妙
お妙
葛葉
私だけの、
お妙
葛葉
私達が稽古をしていると
近藤勲(gorilla)
お妙
空気を読んでくださるかしらゴリ藤さん?
近藤勲(gorilla)
近藤さんが道場前に現れた
土方十四郎
その後から、土方さんと沖田さんが追いかけてきた
近藤勲(gorilla)
沖田総悟
葛葉さんが戸惑っているじゃないですかィ
近藤勲(gorilla)
近藤さんがショックを受けていると、二人は私達に視線を向け
土方十四郎
お妙
沖田総悟
葛葉
土方十四郎
なぁ、俺と手合わせしてもらっていいか?
葛葉
お妙
葛葉
お妙
お妙さんは私の肩に手を置き
お妙
葛葉
お妙
私は木刀を持っている手に力を込めて
葛葉
私は土方さんの方に向き直り
葛葉
土方十四郎
土方さんは木刀を手に取り、 上着を脱ぎ捨てた
土方十四郎
こい
葛葉
私は床を蹴り、土方さんへと 木刀を振り上げた
土方十四郎
葛葉
土方さんは私の木刀を受け止め、 押し返される
土方十四郎
土方さんは横から木刀を振り、 私は土方さんの横からの木刀を 防ぐ
土方十四郎
葛葉
強いっ、流石真選組副長、!
どうしたらっ、!! 考えて、かんがえっ、!
「何も考えなくて良い」
葛葉
私は木刀から手を離し、土方さんの木刀が私に当たりそうな瞬間
土方十四郎
沖田総悟
お妙
私は勢い良く床を蹴り、迫り来る木刀の上を飛び、回避した
葛葉
私は着地した瞬間木刀を即座に手に取り、 土方さんの横腹目掛けて、 木刀を振う
土方十四郎
土方さんは後ろへと飛んだ
葛葉
銀さん、私、わかった気がします あの時の貴方の言葉が、それがどれ程の重みがあるのかを
葛葉
私は木刀を構え、土方さんを見据えた
土方十四郎
沖田総悟
沖田総悟
今は、貴方の構え お借り申し上げます






