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ん、

葛葉

、、ここは、

万事屋じゃ、ない、?

お妙

あら目が覚めた?

声のする方に視線を向けると そこにはお妙さんがいた

葛葉

お妙、さん、?
どうして、

お妙

まだ動いちゃダメよ
貴方の傷、銀さんより酷いんだから

私が起きあがろうとすると お妙さんは優しく私を寝かせた

葛葉

、あの、銀さん達は、?

お妙

みんな万事屋にいるわ

お妙さんは布を濡らし、 私の額に乗せた

お妙

あそこじゃうるさくて、葛葉ちゃんがゆっくり休めないだろうからって

お妙

銀さんがここまで運んできてくれたのよ

葛葉

!、銀さんが、

優しいな、あの人は、 帰ったらお礼言わないと、

私は自然と口角が上がっていた

お妙

!ふふっ、

葛葉

、?

お妙

いいえ、なんでもないわ

お妙

そういえば、貴方が起きる前に新ちゃんがおかゆを置いていったわ

お妙

今持ってくるから、ちょっと待っててちょうだい

そう言い、お妙さんは 部屋を後にした

葛葉

、、、

私、今回何もできなかった

みんなに守られて、足を引っ張って、

葛葉

私、

強くなりたい、強くなって みんなを守りたい、

でも、そんなのただの理想だ 私は何もできない、ただの一般人

私が項垂れていると、お妙さんがおかゆを手に戻ってきた

お妙

お待たせ、って
どうしたの?

葛葉

お妙さん、実は、

私は、先程まで考えていた事を お妙さんに相談した

お妙

なるほど、強くねぇ、

お妙さんは少し考えると、 顔を上げ

お妙

なら、私が稽古をつけましょう!

葛葉

お妙さんが、ですか?

お妙

えぇ、仕事の都合で
昼間にしか相手ができないけど

お妙

一応、子供の頃から剣術を習っていてね、新ちゃんより強いわよ

葛葉

お、お願いします、!

私はお妙さんに頭を下げた

お妙

ふふっ、でもまずは
傷を治さないとね

お妙

はい、あーん

お妙さんは、おかゆをレンゲで すくい、私の口へと運んだ

葛葉

あ、あーん、

私はおかゆを咀嚼し、飲み込んだ

暖かい、いつもの味だ

お妙

はい、あーん

葛葉

あ、あーん、

私がおかゆを食べていると

近藤勲(gorilla)

葛葉さーん!!
お妙さーん!!

近藤さんが、部屋の畳から 姿を現した

葛葉

こ、近藤さん、?

お妙

あらあらゴリ藤さん
もう少し静かに来てくださる?

お妙さんはどこか殺気を感じる 笑みを近藤さんへ向けた

近藤勲(gorilla)

す、すまんお妙さん!
葛葉さんが怪我をしたと聞いていてもたっても

そう言い、近藤さんは 畳の下から上がり、私の側に寄った

近藤勲(gorilla)

傷は大丈夫か?!
良ければ俺が看病し、

その瞬間、お妙さんの拳が 近藤さんの頬目掛けて飛ばされた

近藤さんは壁にめり込んだ

お妙

おいこらクソゴリラ
テメェ、誰の許可得て葛葉ちゃんに寄ってんだ

お妙

テメェのその汚ねぇ面を見て、葛葉ちゃんの傷口が開いたらどうすんだ

近藤勲(gorilla)

お、俺の顔面を見ただけで、傷口が開くんですか?!

お妙

あたりめぇだろうが
テメェのそのゴリラフェイスを見て、びっくりして傷口が開くわ

近藤勲(gorilla)

そ、そんなぁ!?

そんなこんなと言っていると、 部屋の前に、見慣れた3人がいた

志村新八

姉上ー!
葛葉ちゃんの様子を見に来ましたー!

坂田銀時

バーゲンダッシュ買ってきたぞー

神楽

あ!葛葉目を覚ましたアルカ!

葛葉

!みんな、

お妙

あら新ちゃん達、
ちょっと待っててね

お妙

粗大ゴミを片付けてくるから

お妙さんは近藤さんの首根っこを掴み、どこかへと引きずっていった

葛葉

大丈夫、なのかな、

神楽

大丈夫アル、それより、傷どうアルカ?

葛葉

痛みはないから、大丈夫だと思うよ

葛葉

まだちょっと動けないけど、

坂田銀時

あんの宇宙海賊団ってやつら、
暴れるだけ暴れやがって

葛葉

、あの、銀さん

坂田銀時

あ?

葛葉

私をここまで運んできてくれたのは、銀さんだってお妙さんから聞きました、

私は精一杯の頬笑みを銀さんに向け

葛葉

ありがとう、ございました

坂田銀時

!、良いツラじゃねぇか

銀さんは私の頭を撫で、そう呟く

志村新八

、ねぇ神楽ちゃん、

神楽

あの二人、結構良い雰囲気アル

葛葉

、?

なんか二人ともこそこそ話してる、

坂田銀時

、?

私は銀さんと顔を合わせて首を 傾げた

程なくして、傷が回復し 動いても問題がなくなると お妙さんとの稽古が始まった

お妙

じゃあ、一撃で良いから、その木刀を私に当ててみなさい

葛葉

、わかりました

私は木刀を構え、 そのまま真っ直ぐに駆け、 お妙さんに木刀を当てようとする

お妙

、、

葛葉

お妙さんはふっ、と 横に避け、横から私に竹刀を当てようとする

葛葉

っ、!

私は咄嗟に木刀を横へと回し、 迫り来るお妙さんの竹刀に構えた

お妙

甘い!!

葛葉

っぁ、!

私はお妙さんに足を取られ、 そのまま尻餅をついた

お妙

うん、悪くないわ
判断力は申し分ない

お妙

ただ、一つの事に気を取られすぎて、周りが見えなくなっているわ

お妙さんは私の手を取り、起き上がらせた

葛葉

、一つのことに、

お妙

まぁでも、最初にしては上出来だわ
この調子でどんどんやっていくわよ!

葛葉

、よろしくお願いします!

その後、私はお妙さんに 絞りに絞られた

葛葉

、ふぅ、

移ろいでいく夕焼けの空を見上げ 私は一息ついた

葛葉

、、どうしたら、

その時、足音が聞こえた

坂田銀時

よっ

葛葉

!銀さん、

坂田銀時

稽古の調子はどうだ?

葛葉

あはは、全然ですよ、

坂田銀時

そうか
まぁまだ初日だ
これからだろ

銀さんはそう言うと、私にお茶を差し出した

葛葉

、銀さんは

坂田銀時

あ?

葛葉

銀さんは、剣を振う時、何を考えていますか、?

これは、稽古を始めてから 疑問になっていた事だ

坂田銀時

、別になーんも考えてねぇよ

坂田銀時

ただ、俺が振いたいと思った所で振るっているだけだ

銀さんはそう言うと、 空を見上げ

坂田銀時

侍ってのはな、

坂田銀時

守るもんが軽ければ軽い程弱ぇ

坂田銀時

その逆で、守るモンや守りてェモンが重ければ重いほど
強くなっていくモンだ

坂田銀時

金だ名誉だと騒いでいる奴らは、ただその肩書きにしがみついていたい雑魚だ

坂田銀時

逆に、大義や仲間
自分が本気で守りてぇモンを持っている奴は、バカみてぇに強ぇ

だからな、と私の頭を撫で、 銀さんは続ける

坂田銀時

剣を振う時、何も考えなくていい

坂田銀時

ただ、そこに自分が本気で守りてぇモンを見極めろ

夏の終わりを感じさせる そよ風が二人の間に流れた

葛葉

私が、本気で守りたいもの、

私は自分の両手を見つめた

その時、

志村新八

銀さーん!葛葉ちゃーん!

新八君の呼ぶ声がした

坂田銀時

んじゃあ、腹も減ったことだし
帰るか

銀さんは腰を上げ、私の手を取り 歩き出す

葛葉

!、はい

私は守りたいものを考えながら、 新八君達のところへ向かった

翌日、私はまたお妙さんと 稽古をしていた

葛葉

はぁっ、はぁ、

お妙

お疲れ様
葛葉ちゃん

私が壁に寄り掛かっていると お妙さんが手拭いを差し出した

葛葉

あ、ありがとうございます、

私は手拭いで汗を拭いていると、

お妙

いきなりだけど、葛葉ちゃんって踊りとか習ってた?

葛葉

踊りですか、?
、そういえば、町内のお祭りで一度舞を舞ったことはありますけど、

数年前、私は一度夜に家を抜け出し、町内のお祭りへと向かった

その時、声をかけられ、 怒涛の勢いで舞を教えられ、 ぶっつけ本番で舞を一度舞ったのだ

お妙

なるほど、

お妙さんは納得したように頷き 続けた

お妙

貴方の剣捌きってまるで舞を踊っているように見えるのよね

葛葉

そ、それって良くないことですか、?!

お妙

いいえ、これは貴方だけの武器になるわ

お妙さんは、私の隣に腰掛け

お妙

上達すれば、それはとてつもなく強い武器なる

お妙

予測不可能で、その華麗の剣捌きで相手を戸惑らせることができるわ

葛葉

、、、

私だけの、

お妙

とりあえず、その技を重心に稽古をしていきましょう

葛葉

は、はい!

私達が稽古をしていると

近藤勲(gorilla)

あ!お妙さんに葛葉さん!

お妙

ケッ、うふふ
空気を読んでくださるかしらゴリ藤さん?

近藤勲(gorilla)

ゴリ藤?!

近藤さんが道場前に現れた

土方十四郎

おいごり、近藤さん

その後から、土方さんと沖田さんが追いかけてきた

近藤勲(gorilla)

今ゴリ藤って言おうとした?!

沖田総悟

ゴリ藤さん落ち着いてくだせェ
葛葉さんが戸惑っているじゃないですかィ

近藤勲(gorilla)

総悟まで?!

近藤さんがショックを受けていると、二人は私達に視線を向け

土方十四郎

んで、お妙さん達は何してんだ?

お妙

葛葉ちゃんに頼まれて、稽古をつけているんです

沖田総悟

へぇ、意外ですねェ

葛葉

あはは、このままお荷物になるのは嫌だったので、お妙さんにお願いして稽古を頼んだんです

土方十四郎

なるほどな、
なぁ、俺と手合わせしてもらっていいか?

葛葉

へ、へぇ、?!

お妙

あら!鬼の副長さん直々に手合わせなんて良い経験になるわね

葛葉

で、でも、

お妙

葛葉ちゃん

お妙さんは私の肩に手を置き

お妙

自分より遥かに強い人と戦ってみて、得られるものもあるんじゃないかしら

葛葉

!お妙さん、

お妙

しないで後悔するより、して後悔をした方が良いわ

私は木刀を持っている手に力を込めて

葛葉

、、わかりました

私は土方さんの方に向き直り

葛葉

手合わせ、よろしくお願いします!

土方十四郎

ふっ、最初ん時より良いツラ構えになったじゃねぇか

土方さんは木刀を手に取り、 上着を脱ぎ捨てた

土方十四郎

先手は譲ってやる
こい

葛葉

っ、いきます!

私は床を蹴り、土方さんへと 木刀を振り上げた

土方十四郎

ほう、パワーはそこそこだな

葛葉

っ、!!

土方さんは私の木刀を受け止め、 押し返される

土方十四郎

次はこっちからいくぞ!!

土方さんは横から木刀を振り、 私は土方さんの横からの木刀を 防ぐ

土方十四郎

なんだぁ?ここまでお終いか?

葛葉

くっ、、!

強いっ、流石真選組副長、!

どうしたらっ、!! 考えて、かんがえっ、!

「何も考えなくて良い」

葛葉

私は木刀から手を離し、土方さんの木刀が私に当たりそうな瞬間

土方十四郎

!なにっ、!?

沖田総悟

!!

お妙

、、、

私は勢い良く床を蹴り、迫り来る木刀の上を飛び、回避した

葛葉

、、っ!

私は着地した瞬間木刀を即座に手に取り、 土方さんの横腹目掛けて、 木刀を振う

土方十四郎

チッ!!

土方さんは後ろへと飛んだ

葛葉

ふぅー、

銀さん、私、わかった気がします あの時の貴方の言葉が、それがどれ程の重みがあるのかを

葛葉

、、、

私は木刀を構え、土方さんを見据えた

土方十四郎

沖田総悟

あの構えは、

沖田総悟

旦那そっくりじゃねぇかィ

今は、貴方の構え お借り申し上げます

私を愛してくれたのは、銀髪の侍でした

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