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#無気力組
第二話
3━3教室
チャイムが鳴った。
担任の指示で皆が廊下に出て行く。
蔓 日々希
校長の話は思っているより短いんだろうけど、長く感じるから好かない。
自分も重い腰を上げると教室を出た。
3年棟廊下
担任
担任
クラスメイト数名)はーい
担任の言葉に何人かの返事が聞こえた後、列は動き出す。
自分の前を歩く女子が自分より背が高い所為で、視界不良。
朝食に出される牛乳を毎日飲んでも尚、伸びない身長。
蔓 日々希
今更考える事でも無い事を考えながら、始業式が行われる体育館へと歩いていく。
少し話をしていると背の高い方の人が先生を連れて戻って来た。
後から要約された始業式の話を聞いて、ホームルームにも参加する事が出来た。
だけど、あの二人の名前は聞きそびれた。
次の日にでも会えたら良い。
白井 薫
白井 薫
体育館前の廊下
)ザワザワ
中で何かあったのか、体育館の前に近い廊下で列が止まる。
蔓 日々希
不意だったもので、前を歩いていた女子の背中に自分の顔がぶつかる。
蔓 日々希
軽く謝ると、列の横から頭を覗かせる。
蔓 日々希
)急に倒れて……
)今日、医務室の先生は出張で
蔓 日々希
蔓 日々希
話しているであろう場所が体育館内と言うこともあって聞き取りづらいが、誰かが倒れたらしい。
少し考える素振りを見せた後、列から出て行く。
担任
蔓 日々希
担任の呼び止めにひっそり毒を吐いて、早歩きで人の列をかき分けていく。
廊下は走ってはいけないと言うルールは守る自分、偉いだろう。
百日 恵
百日 恵
蔓 日々希
百日 恵
蔓 日々希
直ぐに恵が後ろから追って来る。
列を作って待機している生徒はこちらに驚きの視線を向けながら、体育館に入るのを見送っていた。
体育館内
蔓 日々希
体育館の床は音がよく響く。
足音も声も、自分でも少しうるさいと感じる程。そこにいた教師は驚いて肩を上げた。
教師
蔓 日々希
教師の話を聞かない問題児として扱われたら、反抗期と言い訳すれば良い。
蔓 日々希
一時的に体操マットの上に寝かされた生徒に近寄り、かがむと額に手を当てる。
百日 恵
蔓 日々希
蔓 日々希
百日 恵
百日 恵
恵がひょい、と女子を持ち上げると体育館から出て行く。
教師
蔓 日々希
話を遮るように言葉をつらつら並べれば、先生は流される儘にこちらの指示に従ってくれた。
ここまで来ると怒られない方がおかしいと言う気持ちになって来る。
まぁ良いや、と自分も恵の後を追って医務室に向かった。
医務室
目を開けると、真っ先に見えたのは白い天井だった。
白井 薫
天井の鉄骨にボールが挟まっているような体育館にいた筈なのに、此処はと混乱する。
……医務室だ。
)カーテンが開く音
???
ベッドを隠すカーテンが開いて、女生徒二人がこちらを覗く。
白井 薫
???
百日 恵
白井 薫
話が流れていく。どれくらい寝ていたのか、まだ頭が覚醒していないらしい。
こちらが状況を理解出来ないまま、背の高い方は医務室から出ると先生を呼びに行ってしまった。
白井 薫
???
白井 薫
お茶と一口チョコレートを渡されるがままに受け取る。
買ってから時間が経っているのか少し温い。
???
???
白井 薫
白井 薫
???
???
そう言うとパソコンの画面をこちらに向けてくれたので覗き込む。
白井 薫
この人は先輩だろうか、淡々と言葉を紡いでは行動に移している。
???
白井 薫
???
白井 薫
???
白井 薫
白井 薫