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チョーク

1 - チョーク

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2018年12月09日

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明莉

ねぇひなー

なーにー?

あかり、どったのー?

明莉

いやさ、今日私のクラス、3限目音楽室だったから移動してたんだけど、

明莉

その時に私の事後ろから呼んだ?

えー?

私教室にいたよ?

だから私じゃないー

明莉

や、やっぱりそうなの?

私みたいな声がしたの?

明莉

ううん

明莉

誰もいなかったの。

は?

明莉

だから、呼ばれて振り返ったのに、誰もいなかったの!

え、なにそれ?

誰かの嫌がらせなんじゃないの?

明莉

わかんない…

明莉

でも、みんな知らないって言うの。

なんて言われた?

明莉

えっと…

明莉

後ろから小さな声で、桜木って呼ばれたの。

え、名前じゃないの?

明莉

うん、苗字の方で呼ばれた

ふーん…

明莉

ふーんってなに!

明莉

こわくない!?

いや、怖いけどさ…

別に実害は無いんでしょー?

明莉

ま、まぁ…

ならいいじゃん。

明莉

そ、そうだよね…気のせいかもだし。

その日の夜

明莉

ねぇ!どうしよう!

なにー?

明莉

今、勉強しようと思って、勉強机座ろうとしたんだけど…

けど?

明莉

え?けど何?

明莉

チョーク…

チョーク?

明莉

チョークが私の机の上に置いてあるの

え?それだけw

明莉

それだけってなに!

明莉

誰もこのチョークのことを知らないの!

とか言っときながら、明莉が知らない間に持って帰っちゃってたんじゃない?w

明莉

私、今日はチョークに触ってないもん…

明莉

ねぇ雛…怖いよ

大丈夫だって!

明莉

今日だけで奇妙なことが2回もおきてるのに…

明莉

怖くないわけないでしょ?

単なる偶然でしょ?大丈夫!

明莉

ほんと?

うん!まぁ、もし怖くなったらまた連絡して?

明莉

うん、ありがとう雛。

翌日

明莉

どうしよう雛

またチョークとか、話しかけられた話ー?

明莉

昨日よりハッキリと声が聞こえたの…

明莉

それにね…

明莉

チョーク、短くなってた

え?

明莉

もしかして、私の寿命なのかな?

ちょっと明莉、考えすぎだって…

明莉

だって、あのチョークは昨日捨てたはずなの!

え…マジ?

明莉

ほんと!

うそ、信じられない…

明莉

チョーク、3分の2くらいになってたの

え…怖っ

明莉

どうしよう!私死ぬの?!

きっと大丈夫だから!

そうだ!

明日の放課後、帰ってから遊ばない?

気が紛れるかも!

明莉

……うん、そうだね

翌日

明莉

雛、助けて!

どうしたの?

明莉

家帰ってチョークを確認したら、もう少ししか無いの!

明莉

それにさっきから、耳元でずっとなにかが呟かれてる気がして…怖いの!

落ち着いて明莉!

とりあえずうちにおいで!

落ち着いて話をしよう?

明莉

うん、うん…

明莉

あっ…

明莉

どうしよう…!落としたチョークを野良猫がくわえてっちゃった!

えっ…!?

明莉

あれが私の寿命なら、取り返さなきゃ!!

明莉!先にうちきなって!

あかり?

スマホみてないの?

あかり!!!?

あ…う、そ

粉々になって…なくなっちゃったんだ…

それと同時に寿命も来たんだね…

あれ?今誰か私の事呼んだ…?あれ?私、チョークなんて持って帰ってきてたっけ……

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