ガタリ、と物音がした。
夢主が、部屋に戻ってきたみたいだ。
どれくらい寝ていたんだろう。
分からないけれど、あまりたってはいないだろう。
夢主
哀歌
夢主
哀歌
ぶっきらぼうにしか答えられなかった。
夢主
夢主
それはきっと、私が居なかったから楽しかったのだ
そう、きっと。
夢主
先輩ナースが、部屋まで追ってきたことだろうか。
夢主
夢主
この優しさが、目障りに感じてしまう
鬱陶しいな。
哀歌
夢主
どうやら引く気がないらしい。
哀歌
夢主
哀歌
こらえていたものが、口から飛び出た
もう、止められなかった
夢主がいるから、こんな事になってるのに。
なにそれ。なんで気づかないわけ?
哀歌
もう、止まれそうにない。
何もかもを奪われてきたんだ。
そんな気持ち、分からないでしょ?
頭に血が上って、正常な判断が出来なくなる。
勢いに任せ、彼女の胸ぐらを掴んでしまった。
夢主
心配の言葉でさえも、私の耳に届くはずがない
届いたとしても、そのまま受け取れない
優しい言葉が、煽りの言葉に聞こえて仕方がない
違うはずなのに。
コメント
4件
続きが楽しみです! これからも頑張ってください(*•̀ㅂ•́)و✧ 応援しています!