哀歌
どうして、私から!!
パリンッ
夢主
!?
飾ってあった写真立てが、落ちて割れた。
マルコ
な、何が起こったんだよい!?
いきなり部屋のドアが開いた
マルコさんの息が上がっている
夢主
マルコ...さん、泣。
夢主
な、なんでもないんですっ。
きっと、割れてしまったことに対しての
悲しさと驚きが含まれた涙だろう
マルコ
何をしてるんだよい...。
苛立ちを含んだ声が、部屋に重く響いた
??
うわぁ゙ぁ゙!!
マルコ
!?...今度はなんなんだよい!!
急いでその場を離れていった。
マルコ
おい、大丈――
マルコ
なんだ、サッチだったのか。
サッチ
はぁ!?可愛い女の子じゃなくて悪かったな!!
そういう事では無いが。
サッチ
でも聞いてくれよ!
サッチ
俺やっちまったんだよ、!
マルコ
なんなんだよい。
サッチ
エースの誕生日ケーキって、今年は取り寄せって言ってたよな?
マルコ
そうだよい
サッチ
取り寄せ忘れちまったんだよ!!
どれだけドジなんだよい、、
マルコ
...昨日の宴の時に話してたろ!?
サッチ
エースに謝ってくる...なぁ、マルコ、、
マルコ
やだよい!!
すかさず断った
サッチ
まだ何も言ってねぇよ!!
マルコ
ろくな事がねぇよい!何も聞かねぇよ!
絶対に、一緒に謝らないといけなくなる
それだけは、勘弁だった
サッチ
は!?おい、マルコ!!
そんなサッチの言葉も聞かず、部屋を出た
夢主
どうしよう、割れちゃった、、
マルコさんが居なくなった部屋に
再び静寂が訪れる
哀歌
私が片付けておくから、様子を見てきてよ
夢主
で、でもっ、、
哀歌
大丈夫、丁寧に片付けておくから。
夢主
わ、分かったよ、、
なるべく優しくあしらった。
夢主は、急いで追いかけていった。