次の日
莉音
あのっ校長先生!
莉音
今日、お墓行くんですよね?
雅(校長)
あぁ、莉音か、そういや昨日言ってたな
雅(校長)
お墓のことなんだが……結構遠いぞ?
莉音
いいんです!それでも行きます!
雅(校長)
そうか、
凛
あのっ校長先生!私も連れていってください
雅(校長)
だが、大勢で行ってしまったら騒がしいだろう
りく
ぼくは大丈夫だよ、校長先生と莉音と凛で行ってきなよ
里奈
そうだよぉ私たちは学校で待っとくね!
莉音
ありがとう二人とも
凛
それじゃあ行きましょう。校長先生
雅(校長)
そうね、夕方頃までには帰ってくるからね
里奈
はーい
りく
はーい
お墓
雅(校長)
着いたぞ
雅(校長)
大雅さんのお墓だ
莉音
わぁ、綺麗なお花が添えられていますね
凛
ほんとだ、家族とか近くにいるのかな……?
雅(校長)
そうですねぇ、近くに住んでいるらしいです
莉音
そうなんですね、僕たちも花を添えましょうか
凛
そうだね!
凛
行く途中で買ってきたお花を……
凛
ってあれ?!?!
莉音
どうしたの?
雅(校長)
どうしましたか?
凛
無くなってる……
莉音
え?
雅(校長)
いつ頃までありました?
凛
ついさっきまで手に持ってました……
莉音
じゃあ一体……どこへ?
珠子(大雅の母)
あら、貴方たちは?
莉音
え、あ、
雅(校長)
こんにちは。私たちは鈴鳴高校の人です。
凛
貴方は誰ですか?
珠子(大雅の母)
私は……大雅の母です。
莉音
……えっ
凛
え
雅(校長)
そう……だったんですね……
珠子(大雅の母)
はい、
莉音
あの!もし良ければですがお花を……下さりませんか?
珠子(大雅の母)
ええ、いいわよ。私もちょうどお花をいれに来たところなんです。
莉音
あの、この花は
珠子(大雅の母)
あ、これは大雅が好きなお花、たんぽぽだわ
凛
そうなんですね
莉音
……
雅(校長)
あの、その花、莉音に入れさせても良いでしょうか?
莉音
えっ?
莉音
僕にですか?!
珠子(大雅の母)
えぇ良いですよ
莉音
はい。ありがとうございます
凛
手を合わせよう?
莉音
うん。そうだね
雅(校長)
そうね
珠子(大雅の母)
そうですね
莉音
(大雅先生が幸せになれますように)
凛
(大雅先生が苦しい思いをしませんように)
雅(校長)
(大雅さんがあそこでも健康でいられますように)
珠子(大雅の母)
(大雅が楽しくいられますように)
莉音
終わりました
凛
わたしも
雅(校長)
それではもう夕方ですし帰りましょうか?
凛
はい
莉音
そうですね
珠子(大雅の母)
今日は来て下さりありがとうございました
莉音
もし良ければ
莉音
いつでも来ます
凛
校長先生の車でね!
雅(校長)
ちょっとー!良いけどね?w
珠子(大雅の母)
ふふっまた是非来てくださいね!久々に楽しかったです(´˘`*)
莉音
さようなら〜
雅(校長)
さようなら〜
凛
さようなら〜
珠子(大雅の母)
さようならm(_ _)m