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その日の夜
俺は学校に戻ってきていた
理由なんてない
ただ
なんとなく 落ち着かなかった
まぜ太
校舎の中は真っ暗だった
部活も終わってる時間
誰もいない
廊下に俺の足音だけが響く
コツ…
コツ…
教室の前で足を止めた
俺と
けちゃの教室
ドアを開ける
ガラッ
夕方とは違う暗い教室
窓から月の光だけが入っている
俺は自分の席に座った
前の席を見る
そこは
けちゃの席
昨日の言葉が頭に浮かぶ
まぜ太
胸が痛くなる
その時
ギッ…
小さな音がした
俺は顔を上げる
まぜ太
音は前からだった
けちゃの椅子
その椅子が
"少しだけ動いた"
まぜ太
誰もいないはずだ
風もない
なのに
ギッ…
また動いた
背筋がぞくっとする
まぜ太
返事はない
静かな教室
すると
その時
後ろから
声がした
???
心臓が止まりそうになる
ゆっくり振り返る
誰もいない
聞き間違い?
そう思った
でも
もう一度
今度は
耳元で
???
その声は
間違いなく
"けちゃの声だった"
俺は立ち上がる
まぜ太
教室を見回す
誰もいない
でも
確かに聞こえた
けちゃ
また声
今度は前から
けちゃの席
そこに
誰もいないはずなのに
椅子が
"ゆっくり揺れていた"
ギッ…
ギッ…
まるで
誰かが座ってるみたいに
背中が冷える
まぜ太
俺は机を掴んだ
まぜ太
その瞬間
教室のドアが開いた
ガラッ
???
入ってきたのは
ぷーのすけとちぐだった
ぷりっつ
ぷーのすけが驚く
ちぐも息を切らしていた
ちぐさ
俺は指をさした
まぜ太
二人が見る
けちゃの席
でも
椅子はもう
動いていなかった
ぷーのすけが首をかしげる
ぷりっつ
ちぐも静かに言う
ちぐさ
俺は言った
まぜ太
その瞬間
ぷーのすけの表情が変わる
ぷりっつ
ちぐも目を細める
ちぐさ
静かな声
ちぐさ
廊下の外で風が吹いた
その時
また聞こえた
今度は三人とも
けちゃ
教室のどこかから確かに
けちゃの声が聞こえた
ぷーのすけが小さく呟く
ぷりっつ
ちぐも震える声で言う
ちぐさ
俺はゆっくり前を見た
けちゃの席
その机の上に
いつの間にか
"濡れた足跡"が残っていた
まるで誰かが
今そこに立っているみたいに
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