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教室は静まり返っていた
机の上に残る"濡れた足跡"
まるで誰かがそこに立っているみたいにだった
俺は息を飲む
ぷりっつ
ぷーのすけが低い声で言う
ぷりっつ
ちぐも小さく頷いた
ちぐさ
ちぐさ
背筋がぞくっとする
俺はけちゃの席を見つめた
まぜ太
返事はない
でも
次の瞬間
ギィ……
椅子がゆっくり動いた
三人同時に息を止める
そして
教室の奥
窓の近く
月の光が差し込む場所に
"人影が立っていた"
まぜ太
俺の喉が震える
その影は
ゆっくり顔を上げた
けちゃ
聞き慣れた声
そこにいたのは
けちゃだった
まぜ太
俺は思わず走る
でも
途中で足が止まった
何かがおかしい
けちゃは立っている
でも
動かない
ただ、ぼーっと俺を見ている
目が
どこか虚ろだった
けちゃ
もう一度呼ぶ
俺は震える声で言った
まぜ太
まぜ太
けちゃは何も答えない
その後ろから、ぷーのすけが近づく
ぷりっつ
少し怒った声
ぷりっつ
ぷりっつ
そこまで言って ぷーのすけが固まった
ぷりっつ
ちぐも気づく
ちぐさ
声が震える
けちゃの足元
床
そこに
"水が広がっていた"
まるで
全身びしょ濡れみたいに
水がぽたぽた落ちている
俺が一歩近づく
まぜ太
その瞬間
けちゃが少し笑った
でも
その笑顔は
どこかおかしかった
けちゃ
静かな声
けちゃ
けちゃ
背筋が凍る
まぜ太
けちゃはゆっくり言った
けちゃ
けちゃ
けちゃ
心臓が止まりそうになる
まぜ太
その時
廊下から声がした
あっと
ドアが開く
入ってきたのは
あっきぃ
あっきぃが言葉を止めた
教室を見る
そして
眉をひそめる
あっきぃ
あっとが聞く
あっと
俺は震える声で言った
まぜ太
振り返る
でも
そこには
"誰もいなかった"
まぜ太
さっきまで立っていた場所
そこには
誰もいない
ただ
床に
大量の水だけが残っていた
ぷーのすけが呟く
ぷりっつ
ちぐの声が震える
ちぐさ
ちぐさ
俺の頭が真っ白になる
その時
あっとのスマホが鳴った
ピコンッ
あっとが画面を見る
そして
顔色が変わった
あっと
低い声
あっと
嫌な予感がする
まぜ太
あっとはゆっくり言った
あっと
あっと
俺の心臓がドクンッと鳴る
次の言葉で 世界が止まった
あっと
あっと
あっと
けちゃの可能が高いって
俺の足元から力が抜けた
さっきまで
ここにいたのに
俺を呼んでいたのに
じゃあ
さっき見たのは
誰だったんだ
その時、教室の奥から また声がした
今度ははっきり
けちゃ
振り向く
誰もいない
でも
声だけが残る
寒いよ
暗いよ
助けて
その声は
確かに
けちゃだった
コメント
4件
うわぁ泣ける😭 最高!けちゃぁぁ😭
どうなっちゃうんだろ!! 続き楽しみですっ!!